photo credit: Double--M via photopin cc
ええっと、%タイトル%通りです。
今週の講習会で、
「ある技術テーマについて、調査をしたいです。
日本特許の調査はほぼ終わっていて、IPCもほぼわかっています。
このIPC、そのまま中国特許調査に使えますか?」
というご質問を頂きました。
技術部門に所属されている方、だったと思います。
「各国特許庁の分類付与状況と運用」
・・・な〜んてお話をしては、かえって遠回りかも?と思い、
咄嗟に口から出てしまった説明は。
「あの・・・昆虫図鑑、ってありますよね?」
知財研修っぽくない展開にお付き合い頂ける方は、
「記事の続き」からどうぞ。
※虫が苦手な方はバックオーライ!でお願いします。
国際特許分類表、って、世界共通の分類ですが、
あれって「図鑑」みたいなものです。
判断する人次第、ってところがあるんですね。
目の前に、虫が1匹いて
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同じ図鑑を持っていて、
photo credit: Double--M via photopin cc
両者の条件は同じです。
でも、
虫に詳しくて、マメな人が見ると
「・・・ノコギリクワガタ、オスですね!(キリッ)」
※先ほどの画像とはたぶん一致してません。見逃してください。
そうでもない人が見ると
「ん〜?キバが2本あるから、なんかクワガタ虫?」(←あ、アバウト〜)
「えっとえっと、色が似てるからミヤマクワガタ?」(←残念。違います。)
・・・っと、判断が分かれる可能性、大いにあります。
日本の特許庁と中国の特許庁も、
そんな感じになってる、と思ってください。
※ 私の説明もアバウトなり。あははは〜
同じ「IPC」って分類を採用してはいますが、
多くの技術分野で、
日本の特許庁は、ちょっと細かめ = 「ノコギリクワガタ」って判定する人。
※FIとの対応関係もばっさり端折って説明。ご容赦を〜。
中国特許庁は、一般的に粗め、です。 =「なんか、クワガタ虫?」的な感じ。
検索する場面でいうと、
日本的感覚を持ち込んで
「ノコギリクワガタに分類されてるものーー?」って検索しても、
いまいちヒットしなくて、
「クワガタ虫全般〜?」って調べたらたくさんいた!なんで−−−?
って状況が生まれがちです。
ですので、最初はちょっと手間ですが、
「日中では傾向が違うかも?」というつもりで、
中国で実際に使われているIPCを観察されて、
傾向を掴まれると、いいと思いますよ♪
以上ですっ。
お粗末様でしたーー★
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