代表取締役・酒井美里ブログ
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2013/02/22
検索パターン6~[初~中級]具体的テーマを検索/講座全貌19
photo credit: L. Marie via photopin cc
体系的検索コース の レジュメです。
調査ポイントの各論つづき。
「網羅・徹底系」 のうち、この記事は侵害予防調査です。
前回のレジュメでも触れましたが、
「網羅・徹底系」 は、中~上級コースでの扱いがメインです。
こちらの 初~中級では、
「他の調査種別と比べると、こんな特徴がありますよ~」
という感じ。 ポイントの比較説明を中心に扱います。
では、続きからどうぞ~。
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侵害予防調査(パテントクリアランス)
◆目的 / 他社の権利を踏まないため
調査前に大切なのは 「ヒアリング」
現在・過去・未来 と確認する。 (←順番は入れ替わってもいい)
・現在地 = 技術的ポイント
・過去 = これまでの経緯
・未来 = 量産・販売予定や事業計画
◆ 過去の経緯
→その製品を何年前から販売しているか?
一定期間販売していて特に問題がなかった、とすれば?
◆ 今後の計画
→事業計画的に何年くらい販売していきたいか?
例1 と 例2 を、比較してみる。
例1) 接着剤 (産業用・民生用)
photo credit: ryan_fung via photopin cc
長期間、主力製品として販売していきたい製品。
理論的には、無限に売れる。(5年間で累計3億個出荷!とか)
→長く売れるほど、何かの形で叩かれるリスクもある。
→侵害予防調査は手厚くできるのが理想。(但し現実とのマッチングを。)
→ 販売後に登録となる特許が出てくる可能性もあり。ウオッチング大切。
例2)携帯電話の向けのデバイス部材
photo credit: jurvetson via photopin cc
たくさんの機種があり、半年くらいでモデルチェンジする。
→販売数量に上限あり・販売期間が短い。
(該当機種の販売予定が半年で、生産予定数量が50万台、とか)
→巨大な調査範囲は組まないケースも多い。
(過去に販売・調査の実績がなければ別!)
◆リスクの可視化とポートフォリオ
→どんな状況で自社製品が権利を侵害している、と言われるか。
状況は1つではないはず。
可能性の高い順に、複数のリスクを予測する。
[重要]
ヒトもデータベースも「適切な答え」を得るには
具体的な可視化が大切。
→無効材料調査との違い
「ここを調べる」 と決めたら、全部見ること。
ショートカット、ヘリでの着地は「ない」。
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網羅・徹底系の調査は、
「調査テーマの把握」「テーマの可視化」 で、
答えが決まるイメージを持ってます。
検索式は、
たぶん「可視化したイメージ通り」にしか作れないので・・・。
データベースに向かう前に、
結果の8割は方向付けられている、って気がします。
もうちょっと続きます。
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