代表取締役・酒井美里ブログ
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2013/02/01
「体系的に検索を学ぶ」講座 全 アウトライン
photo credit: autan via photopin cc
体系的に検索を学ぶ講座 (仮称) 。
構想は早くからあったのですが、
やっと、連続講座でお伝えできるまでになりました。
経験的に「こうかも」 って思っていても、
理論で説明できない事、 たくさんありましたからねぇ。。(過去形)
この記事では、
・ 初~中級 (3日間) と
・ 中~上級 (3日間)
合計6日分の アウトライン を公開します。
ですが。
アウトラインのくせに、 気が遠くなるほど長いです。
※ Wordで文字数カウントしたら、2000文字を超えてた。(焦)
気合いを入れてお進みください!(笑)
アウトラインは、記事の続きから。
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初~中級コース (3日分)
「具体的な技術テーマ/対象物」が中心のコース
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1日目 データベース理論と検索の基本形
● データベースの効果的な扱い方
検索行動の3つのパターン (一本釣り/わなかご/流し網)
生物種としての「ヒト」の探索行動 (ヒト基本OS)
特許データベースの基本構造
検索行動のパターンと「特許情報検索」
人間の脳は特許情報検索が苦手?
● 「検索がうまい」という状態のこと
ツールの選択と知識
検索語の選択。ボキャブラリやセンス
検索結果の読解・抽出
● 「分類」の概念と設計コンセプト
「特許分類」の基本
日本で使われている特許分類
特許分類表の見方 (ドットによる階層構造)
特許分類が作られた本当の理由
● 「キーワード検索」と「分類検索」
キーワード検索の基本特性
キーワードの長さ /漏れと絞り込み
近接演算について
分類検索の基本特性
階層構造の理解
● 検索方針の基本型1 「試し検索」編(出願前調査、簡易な情報収集)
試し検索 と 本検索。その違い。
技術内容を要約すること
キーワードの数・要約の長さの最適化
要約から検索キーワードを抽出する。対象概念を確認する。
同義語・類義語を使う理由 ~ ボウリング理論
試し検索の結果を確認する
2日目 特許調査の基本的な手法と精度上げ
● 日本特許の分類 ~ 基礎知識
FI記号
Fターム
● 検索方針の基本型2 「本検索」編(出願前調査、簡易な情報収集)
試し検索の結果から FI記号特定
試し検索の結果が合わない
なぜ、分類特定に「IPDLの分類キーワード検索」を使わないか
FI記号から、Fターム特定
Fタームの種類と使い方を見きわめる
FI記号か、Fタームか。いずれかを選ぶ
● 特許調査の種類と、それぞれの手順概要
・パターン1 / 一本釣り
簡易検索
精度を上げたい、網羅的に検索したい時
・パターン2 / 小さな網で魚とり
出願前調査
簡易な情報収集
・パターン3/地引き網を流す
全体的注意事項
無効材料調査
侵害予防調査(パテントクリアランス)
大規模な収集調査/用途探索
● 検索データの生成/データベース仕様と注意点
IPDLの例。公報テキスト検索
公報データ + 整理標準化データ の構成
バックログデータとその扱い
更新情報を把握する
3日目 100回検索して、100回うまく行く手順を身に付ける
● 精度上げの方法1 - 調査着手前に精度を上げる
・「3つのパターン」と精度上げ
その1/一本釣り
その2/小さな網
その3/地引き網
情報の可視化
明細書構造からの推定
過去情報の蓄積
非特許情報からの類推
自社が「侵害対象製品」になる得る状況の推定
● 精度上げの方法2 - 繰り返しで精度を上げる
未知語を探す / 未知分類を探す
未知の観点に気付く
● 調査の目的とやめどき、調査戦略、出口戦略
→ これだけは、講座当日に・・・
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中~上級コース (3日分)
「抽象概念・目に見えないもの」が中心のコース
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1日目 データベースとFI、Fターム
●検索エンジンと人間との役割分担
検索エンジンの得意は 「具体的」「絞り込み」「質問文に忠実」
逆に、できないことは「抽象的」「適当にいい感じ」
抽象的な検索→人間が「具体的」な質問文(検索式)に落とし込む
検索結果の8割以上は、調査前に決まる。
●特許分類の扱い方
Fm、Fs、ハイブリッド (初~中級編と重複)
「分類解説書」を読み解き、調査に応用する
分野別検索手法の紹介
分類更新のスケジュールと調査上での注意点
●FI記号、Fターム、キーワードによる検索結果のすみわけ
Fタームテーマを基準に考えると・・・?
FI記号の検索期待値
Fタームの検索期待値
日本語キーワードの検索期待値
ポートフォリオ型検索 ~ 期待値の組合せと最適化。
●各種特許調査の位置づけ、特徴の比較
全体マッピング(すみわけ)
侵害予防調査の特徴
無効材料調査の特徴
出願前調査~情報収集調査~侵害予防調査ラインの比較
2日目 侵害予防調査を中心に
●前回の復習 (FI、Fターム)
●侵害予防調査と検索式のポートフォリオ設計
侵害予防調査と保険の類似性
「侵害」が起こる状況
「調査なんかしない方がいい・・・?」
使用するデータベースについて
調査設計の基礎情報収集
技術内容(現在地)とマッピング
過去の技術開発&販売状況
将来の事業計画
競合他社・供給元
調査の外枠を決める
登録か/公開を含めるか
ヒアリングについて
基礎情報を検索式に変換する
ポートフォリオ設計と調査の外枠(費用・日程・・・など)
侵害予防調査のパターン
TIPs~既知特許が入らない場合の考え方とロングテール、最適化
●検索式の構築について
状況を「細分化」する ← 検索システムに認識させる
検索式「べからず」集
ポートフォリオではない/穴があいている
無駄に広く・薄い
検索式設計の具体例
●特許分類の利用方法
侵害予防調査に使いやすいもの
「保険」として扱うもの
海外出願人が目立つケースの処理
●検索条件の評価と見直し
「外枠」に迷うとき
優先順位づけ
●公報査読のTIPs
粗抽出~査読する際の工夫、TIPs
技術者と査読作業を分担する際の注意点
出口戦略を考える
●その他 TIPs
→ これは講座当日に
3日目 無効材料系調査 を中心に
● 無効材料「系」調査とは
無効材料系調査の用途
「何をやってもいい」調査
●無効材料系調査の準備
準備で8割決まる ~ 調査対象の特定がポイント
包袋の入手+周辺状況の確認
包袋読解の具体例
●早い段階で「出口の方向」を確認する
●検索手法の解説
特許庁内の代表的な検索手法
検索パターンの代表例
●文献調査について
●「何をやってもいい」系の実例
→ 実例は当日発表で。
●用途探索系調査のヒント
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このあと、レジュメ (各テーマの内容詳細) を順次公開します。
※ 「これ以上、更に長いのかよ?」 って言われそう。(汗)
□初級~中級 シリーズ 内容公開 一覧はこちら□
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