代表取締役・酒井美里ブログ
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2013/03/13
[つぶやき]侵害予防調査って肩身が狭いかも。
photo credit: Yoichi_ via photopin cc
今日は内勤 in 長野。
来週の講座準備で、テキスト仕上げてます。
侵害予防調査編。
なんか、侵害予防調査って・・・
あ、呼び方は 「実施前調査」とか「パテントクリアランス」
「FTO (Free to Operate)」 とか、色々あります。全部同じカテゴリー。
侵害予防調査って、時々
「かわいそう?っていうか、肩身が狭い感じー?」
って思うんですよね。。
続きは記事の後半に。
なぜって、目的と効果のセット、なんですけど。
他の調査は、
● 技術動向調査 → 研究開発活動に生かす。指針にする。
● 出願前調査 → より良い明細書に反映する
● 外国出願前調査 → 外国出願する価値があるか見極める
● 無効材料調査 → 邪魔な特許を無効化する
前向きですし、
調査目的と、期待される効果は、それなりに明確だと思うのです。
これに対して
● 侵害予防調査 → 特許侵害を未然に予防する ???
えっと。
なんだかスッキリしない感じ? (←私の感覚的に、です)
もっと掘り下げると、
● 侵害予防調査 → より侵害リスクが少ない事を確認した上で、
無事に商品を販売し、利潤を上げる。
って事だとは思うんですけどね。
そうなんですけど・・・
前半の例と比較したら、
● 無効材料調査 → 邪魔な特許を無効化する
こっちは、調査目的と得られる効果のセットが明確。
● 侵害予防調査 → → → 商品販売・利潤を上げる
これ、調査目的と効果のセットが、明確とはいえないですよね?
簡単に言ったら
「侵害予防調査をしたからって、製品が売れるかどうかは別だし。」
・・・身も蓋もないけれど、そういう事ですよね?
では、調査をしなかったら・・・?
侵害訴訟が起こって、負けて、利益がパーになる可能性もあるし、
何事も起こらない可能性も、もちろん両者の中間もある。
いつも思うのですけど、
侵害予防調査って、保険にすごく似てるな~、って。
医療保険をかけたから、といって、
病気になる、ともいえないし、ならない、とも言えませんよね。
侵害予防調査をしたから、といって、
製品は売れるかもしれないし、売れないかもしれない。
訴訟のような事態も、起こるかもしれないし、起こらないかもしれない。
※ヒット商品になれば、警告状が届く確率は上がると思いますけれど・・・(^^;
なんだかね~
直接的な効果が見えにくくて、
「他の調査と比べたら、なんか、かわいそうな感じ。」
って思うわけですよ。。。
最近、医療保険とか自動車保険って、
「リスクに応じた、コンパクトな保険を!」
ってCM、よく見かけます。
侵害予防調査も、
同じような感じが求められているのかな、と。
絨毯爆撃的に調査して、
コストは高くつくけど、何となく安心というタイプではなくて、
リスクの高い範囲、低めの範囲を見積もって、
資源を適正配分するタイプの調査設計、というのでしょうか。
資源配分タイプの侵害予防調査、
気になる方は、こちらからお問い合せください。
代行検索も、「検索式作成だけ」とか「ヒアリング~基本設計だけ」もお受けしてます。
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お問い合せはメール info@1smartworks.com に、お願いいたします。
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