代表取締役・酒井美里ブログ
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2013/10/07
[分析] 特許のマクロ分析は「比べてみる」と面白い。
Tom Buch Graphic Arts / Source : Pinterest
こんにちは、酒井です。
頻繁にマクロ分析をなさっている方には
「・・・何を今さら。」 な話だと思いますが、
特許情報のマクロ分析 って、
(ここでは 「1件毎ではなく、数量で捉える」的な意味です)
非特許情報と一緒にすると、面白いのですねぇ!
とても単純な例で、ひとつ紹介させて頂きます。
まずこちら。
二輪車の売上・上位4社による、
2008年特許出願件数の比較です。
件数の多い方から、
ホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキ、 とあって、
「あぁ、そうなんだな」 って感じなんですけど・・・。
以前(10年以上前かな)、
この手の件数比較を作っていた時は、
自分で作っていて、なんだか退屈でございました。。。(爆弾発言?)
なぜ退屈って・・・
それらしい件数が出て、それらしい円グラフも描けるけれど、
「ただそれだけ。」 っていいますかね。
「そうなんだ、やっぱりホンダの出願が多いんだ。」 で終わり、みたいな。
これを、特許以外の情報と対比すると、
なんというか・・・情報に現実味が出てくるような、気がします。
たとえば
左側が 「オートバイ業界上位4社の売上・利益」
右側は、同じ 「特許出願件数」 で、見比べてみます。
※ オートバイ業界 上位4社の売上・利益の出典はこちらです。
https://kmonos.jp/industry/9140120110.html
少なくとも 「売上高」 だけ見ると、
面白いくらい、特許出願件数と比例しているんですよね。。。
逆に (上記の例とは違いますが)
売上はあるのに、他より出願が全然少ない、となれば、
「研究開発体制、大丈夫なのかな・・・?」みたいになりますよね。
研究開発体制といえば、こんなデータも簡単に作れます。
左側が「オートバイ業界上位4社の研究開発費」
右は同じく出願件数です。
※ 研究開発費データの出典は、金融庁のEDINETです。
研究開発費と特許出願件数も、相関が見られる、と言えそうです。
以上をまとめると、
売上高と、研究開発投資、そして特許出願活動、
一連の流れに関しては、
きっと、各社同じようなバランス感覚を持っているのかも・・・?と想像できます。
逆に、どこかに突出した状況が見えてくると、
そこは 「掘り下げどころ・ツッコミどころ」 になりやすいです。
それでは、今日はこのへんで。
アデュー★
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