ヘッダーメニュー

2014/06/24

[続・小ネタ] 「EPもWOも」まとめて全文検索できる無料システム、といえば?


Idea Bulb | Flickr - CC

昨日の「小ネタ」の続きです。

・ Espacenetにはひっそり全文検索機能があります。
・ 調査対象を 「EPのみ」 か 「WOのみ」 に変更すると、全文検索が有効に。

って話でした。


でも「どちらか片方だけ」って、
今時、なんだかなぁ・・・って気もします。

で。EP・WO、両方一挙に全文検索できる、無料のシステムです。
見当がついてる方も、いらっしゃるかもですね。
「あー、たぶんアレだけど、アレは運営元があの会社だから」って方もいるかも?


そうです。あの会社のアレ、です。



[答] Googleの特許検索機能 (旧:Google Patents)

「あの会社だからなー」っていうのは、あれですよね。
昔からよく言われる
「検索ログをずっと取られている」のが気になる、という話かと。


この点については・・・
スノーデン事件以降、ほんと諸説ありますね。(苦笑)
真偽の確かめようがないので、あえて考えない事にします。(逃)


で、検索機能。
試しに 「TEFLON」 で検索してみますと・・・

欧州公報 (EP2591698A)
[0027]段落目。ハイライト当ってます。



国際公開公報 (WO 2000020054 A1)
該当箇所の説明がしずらいですね・・・(苦笑) ちゃんと、明細書本文の後半です。

ちなみに国際公開は、全文データが非収録のものもありました。
少数しか状況確認してないのですが、出願時の言語が関係していそうです。



ちなみに他の国もOK!
ドイツ (DE 202013101548 U1) →英文の翻訳データでした。明細書本文がヒットしてます。


ドイツ特許も、全期間・全公報種別が揃っているわけではなさそうです。
使用する際、少し気を付けて観察される事をおすすめします。



ところで・・・ドイツ語が英語に翻訳されてる、って事は?
もしかして、中国特許もそうなのかな、と予想してみますと。



中国 (CN 103171072 A) →ビンゴ!全文の翻訳データが入っていました。



今日はあえて調べませんでしたが、
もちろん、米国特許の全文データもしっかり揃っています。


「好ききらい」は別としまして、
短時間にサッと調べるには、Espacenetより便利ですよね。


それでは。


---------------------------
★ まだ書けていないリスト ★

インド特許の公報種別 (INPADOCの公報種別リスト)
デジタル×アナログで公報を読む
「短気な者・検索を制す」説
計算が苦手な話
検索できそう、で、できないものがあるTips


別窓で登録フォームが開きます

連絡板 ■少しずつ増えてます → 検索コラム集目次
代行特許調査のお問い合せはこちらからどうぞ
●  講習テキストの販売を始めました。
採用情報 はこちらから。よろしくお願いいたします。
Facebookのフィード購読もお気軽にどうぞ。「お友達」にならなくても大丈夫!(笑) 
特許調査入門―サーチャーが教えるIPDLガイド
特許調査入門―サーチャーが教えるIPDLガイド

0 件のコメント:

コメントを投稿