代表取締役・酒井美里ブログ
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2018/09/23
[検索メモ] 何もなさそうな時に「注目企業」を割り出す。
こんにちは!
連休中ですが「検索メモ」です。
特許データをもとに「注目企業」を割り出す、というテーマ。
特徴的な「何か」があるといいのですが、
「特に、注目要素はなさそうなんですけど・・・?」って時は
困ってしまいますよね。
たとえば・・・
候補の出願人はいくつかある。
でも、何やら全員、出願が減少傾向。な、下図のようなケース。
「みんな出願が低調になってきているので、
業界が盛り下がっているのではないでしょうか?」
「注目企業は・・・特にありません。」
と言いたい気分になりますが、
それでは許されない?時もあるでしょうし。
・・・という時の検索メモです。(いや、分析メモかな?)
先週後半からこの週末^^;にかけて、実際に割り出したものです。
折り畳みます。
1)発明者単位で眺めてみる
出願人単位では「出願低調」に見えるけれど、
発明者単位で見ると、近年集中出願している人がいるかもしれません。
どうやら、発明者の所属が移ったり、
複数の会社を掛け持ちしていたり、の様子。
この場合は「注目の企業」というより
「今のキーパーソン」というのが、適切かもしれません。
今回はこの方法で何名か
「今のキーパーソン」と
「キーパーソン達が立ち上げた会社」を特定できました。
2)企業の現況を調べる
出願がなくなった理由は「開発テーマが変わった」というのも多いですが、
もうひとつ、社名変更・合併・解散・・・ など
「その会社がなくなった」ケースも考えられます。
アメリカだったり、
多数のベンチャーが参入している業種だと、これは顕著ですね。^^
ですので「今もある会社か?なくなっているか?」を
確認すると、注目企業の候補を絞り込む事が可能です。
3)過去、出願の多かった企業は・・・?
2)に関連して
「過去は出願が多かった」「でも、今は会社がなくなっている」場合、
権利の生死情報に注目します。
「生きている」としたら、
誰か、その特許を欲しい人が譲り受けて、
権利を図ったり、権利維持したりしている、という事ですよね!
こちらの方法でも
「過去の特許資産を買い集め?て、事業化もしている会社」を
特定することができました。
明日から札幌です。北海道大学に行ってきます。
弾丸出張ですので、観光などは難しそうですが、
何か特産品を食べられたら嬉しいかな。
復興の一助となりますよう。^^
それでは。
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