ヘッダーメニュー

2019/10/08

[検索メモ] 髪内部の状態を分析するIoT機器 [Espacenet]




こんにちは!
今日は、最近見かけた、こちらの記事から
Espacenet(ベータ版)で検索してみました。

ブランドはシュワルツコフですが、
出願人は、ヘンケルと考えて良さそうです。


出願人と推定されるヘンケルの事業は

ヘンケルWebサイト (日本)
https://www.henkel.co.jp/

化学製品。


スティックのりの「プリット」引き出しにあります!
ヘンケルの製品なんですね。

そして、上記ニュースに掲載されている
ヘアケアのシュワルツコフブランドです。


Espacenet ベータ版を開きまして・・・
https://worldwide.espacenet.com/beta/

※検索例、少し長いので折り畳みます。
記事の続きへどうぞ。





Advanced Searchで、会社名と「Hair(毛髪)」を入力します。
pa = "Henkel" AND ctxt = "Hair"

こちらの検索だと、2417ファミリー。

・美容室用IoT機器に絞りたい
→ 分類はおそらくGセクション

・事業は化学製品+ヘアケア
→ 出願全体をみてもGセクションは多くなさそう

と予想して


分類(CPC,IPC)=Gを加えると
pa = "Henkel" AND ctxt = "Hair" AND cl = "G"

42ファミリーとなりました。


どれどれ・・・?



機械翻訳すると、このようになります。



・髪色
・痛み具合
・ツヤ、光沢
など、色々な要素を対象にした「毛髪の計測」を出願しており、
2019年の国際公開が多い印象です。


そこでもうひとつ、
Espacenetベータ版機能「フィルタ」を使います。

年別発行件数(赤い線。目盛は左側)を見ると
やはり近年Gセクションの出願を大きく増やしています。
実際に計測システムなどが多く、
開発への注力度や出願開始時期などがわかりやすい事例かな、と感じました。

※なお、検索時の「ヒット件数(47ファミリー)」と合わないのですが、
※このフィルターは出願単位でカウントしている様子です。


発明者の居住国も見れます。
ほとんどの発明者がドイツに居住しているようで、
本国の研究所で開発を行っているもの、と推測されます。




前出の記事
では

日本での評価をベンチマークに欧米へとロールアウト

同ブランドは120カ国以上で展開しているが、サロンラボ スマートアナライザーは、世界に先駆けて最初に日本で導入される。すでに7月から一部のサロンでテスト導入されており、12月からは全国500店舗で展開される。ヘンケルジャパンは、来年もさらに導入店舗を増やす方針だ。

日本で先行導入された理由については、日本のヘアケア市場は米国についで2番目の大きさであること、さらに後藤氏は、「日本はインサロンのサービスが充実していて、その質は世界トップレベル。デジタルを取り入れて活用するスピードも早く、何より消費者の評価基準が厳しい」と説明する。

日本で認められれば、グローバルでもそれがベンチマークになるという本社の判断があってのことだという。日本のユーザーの評価やリクエストを受けてさらなる改良を加え、来夏以降には欧州や米国へとロールアウトしていく予定だ。

・・・と言っており、
日本が世界初展開になるのだそう。

以前、美容師さんに聞いた話ですが
白人と日本人ではかなり髪質が違っていて、
その方の話では、確か・・・

「日本人の髪はカットしていると竹のような感触。
コシ・硬さがあって、弾力は少ない。
白人の髪は、それより輪ゴムを切っているような感じで、
弾力があって、コシがないんですよー。」

って言ってた覚えがあります。
(感覚的な話ですし、私の記憶が正しいかどうかも・・・?ですが
「人種によって髪質が結構違うよ」って話、と思って頂ければ^^)


今後、日本で展開すると
本国とは違った「アジアならではのデータ」も
蓄積されていくのかもしれませんね!




お問合せはこちら

■ご案内■


0 件のコメント:

コメントを投稿