photo credit: gynti_46 via photopin cc
今週末、IPDLがメンテナンス休止しておりました。
事前のアナウンスでは、
中国実用新案の和文抄録(機械翻訳)が使えるようになる、との事でしたので・・・
速攻で見に行きました!
● どこで検索できるの?
「日本語で、和文抄録(和抄)の内容を検索する」なら、公報テキスト検索です。
他には、外国公報DBで番号検索した時に、和抄があれば結果に併記されます。
● どのくらい収録されたの?
・・・現時点(3/19)では、50000件ですね。 (少なっ!) ← 関係者の皆様すみません・・・
機械翻訳との事なので、追加のスピードは早いのではないかな、と思います。
また、H24年度中には、中国特許和文抄録の収録もスタートする予定、との事です。 ( → 出典)
● 機械翻訳のデータソースは?
特許庁のアナウンスによれば、中国国家知識産権局(SIPO)の「中国実用新案・英文抄録」を機械翻訳しているようです。
SIPOの英文抄録ねぇ・・・
SIPOの・・・ (←何か考え込んでいるらしい。)
あー、あれだ!
たとえば、
中国実用新案の 201390164 。
IPDLの和文データは、こんな風に入っているのだけど、(クリックで拡大できます)
SIPOの英文抄録といえば、そのままEspacenetにも収録されてます。こんな感じ。
・・・確かに同じ抄録!
欧州特許庁も、今、機械翻訳に力を入れているのですよね。
欧州言語がそろそろ一段落して、成果も出ているところ。次はアジア言語、と言われてます。
→関連記事:[動画] Espacenet、複数言語対応の機械翻訳。
→関連記事:[記事紹介] EPOとJPO、機械翻訳ツールの提供に向け協力
この手の話題って、
なんだか 「早く中国特許の和文抄録も入ったらいいのになー」 と思ったり、
「ちょっと時間かかってもいいから、うまく国際協力できる部分ってないのかな?」 と思ったり、
毎度のことながら、複雑な心持ちになりますね・・・(^^;
別窓で登録フォームが開きます
0 件のコメント:
コメントを投稿