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特許検索の初級講座、内容の全貌を書いてみるシリーズ、8回目です。
今回は「試し検索の結果から、分類選択に入る」部分です。
シリーズ6回目のおさらいをしますと・・・
「試し検索の結果一覧をザッと見て『だいたいよし』と思えたら、FI記号の傾向も眺めておく」のでしたね。
ということで、この段階でまず選ぶのはFI記号です。
本来は、要約・図面や書誌情報全体を見て、必要/不要を判定するのですが、
この記事では、説明をシンプルにするために、
6回目で登場した「FIと発明の名称」の絵で、進めます。
(・・・詳細情報、見なくていいって事ではありません。お間違いなきよう!)
上の図で「お茶」「茶飲料」に関連しそうな情報を眺めます。
FIを見る際は「メイングループでまとめられるかな?」という見方をすると、続きの作業がちょっぴり楽になります。
上の例ですと、
A23F 3/06 と A23F 3/16 が使われているな〜 ←これはサブグループ。
という風に見えますので、
「分類表はA23F 3/ から見てみよう♪」←メイングループ
と、なります。
で。分類表。
特に、商用データベースをご利用の方ですと、
データベース内に分類表を搭載しているケースが多いかと思いますが、
分類表は【絶対】にIPDLのパテントマップガイダンスがおすすめ!です。
理由は、FI記号とFタームの関係がわかりやすいから。
(FIとFタームの話は、次回に!)
パテントマップガイダンスの操作説明は、
省かせていただきます。(ごめんなさい!)
FI記号=A23F3 で、FIハンドブックの内容を確認します。
※クリックで拡大します。
たとえば「A23F 3/16、当たってる(←ここ公報の内容も見るのですよ〜。但し、大量に見る必要性はありません。普通は数件でいいかな・・・) 公報でよく付与されてるけど、これって「茶の抽出物」か。なるほどね!」
・・・といった具合に
「なるほどね!」と思える内容の分類を、選んでみてください。
技術分野によっては、1件の公報に多くのFIが付与されていて、迷ってしまう、というご質問が比較的多いのですが、
「その公報」の内容を分類するためには、多くのFIを付与する必要があるけれど、
「自分の調べたい内容」に対して、全部のFIが必要か・・・?というと、それはまた別問題、と考えると、シンプルになる事が多いと思います♪
特にこの「初級講座」の段階では、まず、
「なるほどね!とピンとくる内容の分類」を選べるようになること、を重視してみてください。
□基本の検索スキルシリーズ一覧はこちら□
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