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2012/11/28

人間である以上?~数字で見る検索業務3

photo credit: 1541 via photopin cc


なんか最近、「検索のタイムライン」シリーズになってますねー


1回目 
→ 4時間の検索と、20時間の検索で、
時間割が変わる部分、変わらない部分があります。

2回目
→ 私は 「報告書作成」 が短縮できないのです。
でも、きっと個人差あるかな?


と続きまして、今日は第3話。


たぶん、割と個人差は少なくて、
人間である以上、時間短縮には限界があるはず。

そんな 「あの工程」 の話をします。


「人間なんだから」 と言われる作業工程。
それは、資料抽出です


「ええっ?20時間の時は、10時間以上資料抽出に割く事もあるし、
  4時間だったら、せいぜい1時間。
  酒井さんのタイムラインだって、1時間弱になってるじゃないですかー?

  時間がなければ、その分圧縮されますよね?」





はい、そうです。

そうなんですけど、


単位時間あたり。
「ちょうど1時間でチェックできる公報件数」 を増やせるか? っていうと、


そうなんですよね。
人間である以上、

「1時間あたりの件数」 は、そう都合良くは増やせません。
無理に増やせば、抽出精度が落ちますし!



ここで・・・

頻繁に検索をされる方、
サーチャーの方は、

「自分のチェックできる公報件数」
は、知っておかれた方がいいと思います。


私も、時々タイマー使ってチェックしてますよ♪


超・走り書きで 恥ずかしい・・・
こんな感じです ↓


25分チェック →5分休み、のサイクルで、
タイマーをセットしましてね。
(休憩、だいじです!)


読んだ公報の件数、
あと、公報種別・調査テーマ、
目的(粗抽出か、査読か)、その他状況など、 もメモしてあります。


ちなみにこのメモは・・・米国特許の粗抽出ですね。

最初、勘がつかめなかったようですが、
3クール目あたりで、コツがつかめた模様。

1時間に50件は読めるけど、60件読むのは厳しい、って感じ。



もちろん、
粗抽出か査読かで、可読件数って全く変わりますし、
テーマ、技術分野でも変わります。


が、
「感覚」 ではなく 「データ」 として、


「私って、米国特許の粗抽出をすると、
 1時間に60件未満、ってのが実力なんだぁ。。。」

と知っておくのは、悪くないと思います。


たとえば・・・

持ち時間は4時間しかない。
報告書も書く必要がある。報告書には1時間半かかる。

検索時間も必要だから、
公報抽出にかけられる時間は、1時間弱かな。


と計算ができますよね。

そうしたら、

米国特許だと、母集団を最大40件位にしないと、
粗抽出 → 査読、の作業が間に合わない。

・・・という計算が成り立つ。



たとえ「40件、すくなーーい!」 と思っても、

人間が抽出作業をする以上は、
「40件」って数字は、増やせないのですから。。。
#他の方と手分けできる状況なら、話は別ですよ。


翻訳者の方の、1時間あたり翻訳Word数にも似てるかな?


さいごに。
毎回同じような事、書いておりますが、

粗抽出 = 50件、という数字は、どこかの誰かの数字です。


自分なら何件か、を知っている方が、
よほど、仕事には役に立ちますからねーー!(強調)


それではっ。




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