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なんか連作になってる 「いろんな店を見て回るシリーズ」
これまでの記事はこちら。
調査設計は大きな買い物の如く
調査設計と「高額なお買いもの」の共通項
最初の記事にも出てきましたが、こちらのシリーズ、
「M&A」のような、大型テーマを前提にしてます。
普段使いの調査ならば
「そこまでしなくても・・・」 ってケースが多いのでお間違いなく!
で。本題に戻ります。
大きい買い物ですと、
・ 「相応しい商品」 を売ってるお店に行く
→ 勝負服なら、近所のし○むらではなくて、
百貨店とかファッションビルに行くでしょう!
・ そして「複数を見比べる」
→ 最初に足を踏み入れたお店がベスト、ではないかも。
一つのビルでも、各テナントを見て回るとか、
ルミネとプランタンを両方見てみるとか。
・・・って、日常生活なら比較的よくある? ことですよね。
でも、講座のレポート提出を見せて頂くと、
そうなっていない方も多くって。
というお話でした。
もちろん、人によって状況は違うのでしょうが、
私は、複数のレポートを見せて頂くうちに、
「特許検索」 となると、
「いろんな店」「テナント」が実体として見えるわけではないので、
とたんに、比較検討対象がわからなくなるのかも・・・?
って思ったんです。
えっと、結論から言いますね。
特許調査で「いろんな店を見て回る」
誰が見ても、わかりやすい目安としては、
・ FI記号(IPCでも) のセクション (最初の1文字)
か、
・ Fタームのテーマコード の
いずれかが異なっているもの、
最低2つの領域を検討対象に入れてみると、良い感じです。
他には
・ 分類をあえて使わず、キーワードだけで検索
というのを加えると 「3軒めのお店」みたいになります。
これ、今までの 「たとえ話」 でいうと、
「ファッションビル / 百貨店 を2店舗以上回る」
「楽器屋さんを複数見る」
みたいな感じです。
もちろん、ニッチな買い物 (≒ニッチな技術分野) だと、
「日本国内には、事実上1軒しか店がない(≒分類がない)」
的な、状況もありますけれど・・・
この例は「大きな買い物」ですからね? ←しつこい
「国内に1軒しか店がない、と最初から決めつける」 のと、
「他に販売店はないのか、探してみた上でスタートする」 のでは、
やはり、検討範囲の広さ・深さが違ってきます。
単純な例でいきましょう。
たとえば 「時計」。
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簡単な情報収集ならば、
FI記号でいうと 「G04」 の下位が時計の分野なので、
その中から、適切な領域を選んで検索すると、大抵は事足りる感じ。
大きい買い物を検討するなら、
「G04」 の下位だけでは「見て回る範囲が足りない」っぽくて、
装飾的な要素を検討しているなら、Aセクションの装身具の周辺とか。
ダイバーズウオッチなら、B63Cの「水中活動」の領域も少し見ておく、とか。
侵害予防調査などでも、
「幅広く検討できているかな?」 と見るときなど、
ひとつの目安になると思います~♪
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