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2014/06/23

調査の目的・フェーズと検索式の「様式」


Salisbury Cathedral, Wiltshire | Flickr - CC

おはようございます、酒井です。
トップの画像は、イングランドのソールズベリー大聖堂。
ゴシック様式の建築、でございます。


思うところあって・・・先日の事をちょちょい、と振り返ってます。
「検索式以前の問題」ってお話だったのですけど・・・


あのとき
「検索のアプローチに違和感があった」と書きましたが、
もうひとつ違和感の原因がありました。



ご相談にみえた方、相当緻密な検索式を作られてましてね。
もちろん「ダメ」とは言いませんが・・・

なんか、Too much?
いわゆるやり過ぎ?   
私だったら、ああいう検索にはならないと思う・・・
※ 結局、盛大にダメ出ししてるし!(笑)


なぜ違和感があるのか。

「検索式以前の問題」な話を、思い出して頂きますと、
あれって 「開発の川上側」 な検索だったのですよね。

調査の目的と、検索式の様式が合わない
と、ちぐはぐな検索に陥る危険性がある、と思ってます。


検索式って、目に見えるようでいて、
案外違いがわかりにくいので、建築物に例えてみます。
建築物は、様式や地域差がハッキリしていますものね!



酒井は一体、どんな脳内イメージで検索してるんでしょう?
記事の続きから、どうぞ



研究開発の上流寄り、
用途探索とか、材料の候補収集、の検索式組立てイメージは・・・

「縄文式住居(竪穴式住居)」です。 

R0012143 鳥浜貝塚公園縄文住居 | Flickr - CC

あれ?何で笑ってるんですか?
もー!真剣なのにーーー!(ぷっすー!)

本当に本気ですよ?

講習会では 「ゆるふわ系」 とご説明してるのも、
この縄文式(?)検索です。


縄文式住居は

・ シンプルな材料
・ シンプルな構造
・ 他の建築様式より、極端にパーツが少ない。壁と屋根の区別すらない。内部は1部屋。

ですよね?

検索式でいうと、あえて細かく区切らない、とか
「何か(分野・分類)」を特定しないように作る、という様式です。






結構、これと対極にあるかもしれないのが、
(自分の中では)侵害予防系。

建築物に例えると「ゴシック様式」みたいな感じ? (ロココとかでもいいけど)

Salisbury Cathedral, Wiltshire | Flickr - CC

塔は高くあるべし、とか、
柱の装飾、屋根の装飾などなど・・・
「これが美しい」という定義、様式美で規定されるところも多いのですよね。


こちら、講習会では「カッチリ系」とご説明してます。


調査方針とか、検索式でいうと、
侵害予防のための方針立て、の段階でリスク分散をして、
検索式で、更にリスク分散をしていきます。

調査方針と検索式には、それぞれに基本的な「お約束」や「様式」があって
様式を守れる部分は守り、
様式が当てはまらない場合は、臨機応変に考えて
如何に検索効果を上げていくか・・・という組み立て方をします

すごくゴシック様式っぽい! (と、私は思うのです)


で、ね?



検索式を持っていらした方って、
目的は「開発の川上寄り」なのに、検索式がゴシックっぽくて。(^^;

縄文式住居を建てると良さそうな所に


ゴシック建築が建っちゃいましたけど?的な。


ね、相当雰囲気が違いますよねー?

実際のところは調査方針、アプローチの件もあったので、
ゴシック建築どころか、
ポンピドーセンターみたいになってたのかも。。。

The Pompidou Centre | Flickr - CC



「縄文式住居みたいな検索式」って、全く意味がわかりませんが!
・・・というみなさま、

今週後半のメールマガジンで、
検索式の簡単なサンプルをご紹介予定です。
配信まで、しばらくお待ちくださいませ。

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[ひとこと]
※ 特に情報収集系の調査は、ひとことで「収集」と言っても、
※ 目的・ねらいのバリエーションはとても多く、「縄文式」が合わないことも。
※ 検索式の方向性確認、承っています。




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