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2015/02/11

[文献] 「灰色」のイメージは? (記事紹介)



「灰色」 って、

中途半端なイメージ。
どっちつかず。
グレーゾーン、とか言いますしね。

「真っ暗」ほどではないけど、「薄暗め」のイメージも。

Today's photo | Little Hedgehog on Tour by André Benjamin Markert on 500px



「グレー」ではなく、「灰色」というと、
今は私、「灰色のガンダルフ」 を連想しちゃいます。
※ ホビット3部作の見すぎですね..笑 →映画公式サイト(注:音が出ます)


「灰色のガンダルフ」を演じた、サー・イアン・マッケラン。
75才だというのに、縞々マフラーと帽子が可愛くないですか!?

・・・って、帽子とかの話じゃなくって!! 



文献にも 灰色文献」 と言われるものがあるんですよね。

英語では grey literature。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 によれば
灰色文献 |はいいろぶんけん
grey literature

通常の出版物流通のルートに乗らない資料をいう。政府文書 (通常に流通している白書などを除く) ,政府関係機関,非営利団体,シンクタンク等の研究調査報告書や提言,民間団体の作成資料 (報告書,意見書など) ,企業出版物,テクニカル・レポートなどがそれに当たる。

言い換えると、

機密文書というわけじゃなく、一般公開されているんだけど
お金を出して買うのは、ちょっと難しかったりする文献

とも言えます。



私もね、普段忘れている用語だったんですけど (恥
毎月1回程度更新される、検索コラム

三月うさぎのティールーム コラム第145号

最新号が 「灰色文献」 でした。

第145号の見出しは、大きく分けてこの3つ。
文献が灰色(gray)ってどういうこと?
どんなときに、どんな灰色文献が必要になるのか
インターネットから入手しやすくなった灰色文献

「どんなときに」 の中で、
特許サーチャーが頻繁に扱う 「無効資料調査」の例が紹介されています。


また、「インターネットから入手しやすくなった灰色文献」の項では、
NEC技報の例が、取り上げられています。


一口に灰色文献と言っても、
白書や大学の紀要、民間団体の報告書、各種規格類。
美術館の図録、そして、特許サーチャーにもおなじみの「技報」など、
結構幅が広いもの。



私のブックマークからは、参考サイトを2つご紹介します。


インターネットで文献探索 2010年版 第5章「灰色文献を探す」

こちらは幅広い分野が掲載されています。規格や白書などを探すときはこちら。

※「インターネットで文献探索」は改訂版が出ており、最新は2013年版です。
※でも、灰色文献については2010年版の方が充実しています。
※ちょっと古い分、リンク切れには目をつぶる、という感じで。


技報・技術情報 | e-patent

業種別にテクニカルレポート類|技術情報のページが整理されてます。
特許サーチャーにおすすめ。



さいごに、3月うさぎの「次号予告」から。

今回はマイナーな情報が入手しやすくなった面をご案内しましたが、
次回は入手しにくい情報のご案内をします。

・・・何だろう。今からかなり気になります!  ←サーチャー魂、笑


それでは(^^)



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