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2015/10/07

[Espacenet] 「ここ重要!テストに出すよ!」的 ナイジェルさん|Search Matter 2015


酒井です。
EPOのSearch Matter 2015ネタ、2回目です。

(前回→「欧州各国のリーガルステータス」)


出所は前回と同じく
Search, find, watch – all for free!です。
※↑直接リンクできないので、2015のトップに飛びます


このコンテンツで講義をする、
EPOのナイジェル・クラーク氏。

ちょっぴり太め(失礼!)の紳士です。


お名前から、イギリス出身の方かな?と思います。
お話も聞き取りやすいです。


そして、時々・・・


「今から、重要な箇所を説明するよ~!」



・・・もちろん、テスト等はありませんが

「あとでテストに出すからね。(ウインク★) 

と言わんばかりです。


で、実際に 「IMPORTANT!」 の説明には
使えそうなリンクが、たくさん出てきました。


今日のTipsは CCD。

パテントファミリー内の各国で引用された
引用文献を、一挙にまとめて表示する技 です。


10ヶ国にファミリーがあれば、その10ヶ国分。
1画面上に引用データを一括表示する技、という感じです。


折り畳みます!





Espacenetを普通に使うと、
国ごとの引用文献を見ることはできます。

たとえば EP1234567 なら
ファミリーメンバーはこれだけあります。




この中で「欧州の引用/被引用」だけを表示するなら

EP1234567を表示→ Cited (またはCiting)documents を選択、で表示できますが・・・




ファミリー内には、他にも日本とか米国とかドイツとか、
多くの国がありますよね。

すべての国の引用文献を確認するとしたら?

国数の分だけ、
上記の操作を繰り返す事になってしまいそうですよね。(^^;



ここでTips登場です。




[手順]

1)INPADOC patent family を表示させ、
2)ファミリーリスト 右上の 「CCD」 をクリックすると・・・





こんな具合に ↓ CCDの引用情報が起動し、



ファミリー内各国の引例が一括表示されます。


ちなみに
CCDというのは
Common Citation Documents のこと。

各国引用データの統合データベース、といったところです。


EspacenetのCCDリンクを使うと

10ヶ国に出願されていたとしても、
ファミリー表示 → CCD とすれば、
1回で全情報が表示される、

という仕組みになっております。




用途としては

無効化を図りたい出願があり、
海外でどんな引用例が挙がっているか見たい、

といった場面が、代表的かな? と思います。




ナイジェルさんの
「ここ大事だよ~!」 シリーズ。 (←ナイジェルさんが可愛いので、勝手にシリーズ化^^;
あと少し続きます。




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