皆様、こんにちは。サーチャーの酒井です。
午前中は、講習用のデータを作っておりました。
「お題」は
J-PlatPatから、
データを入手して、簡単なパテントマップを作成するというもの。
きっと、
日頃、知財のお仕事に携わっている方ほど
「えっ?そんな事するの?」
って思われるのでは・・・ないでしょうか。
ええ。。
今回ばかりは私も、かなーり やりにくいです。
ええもう、
こんな顔↓になりそうですよ。 もう、ぐれてやりたい・・・(笑
なぜって
たとえばJ-PlatPatの「テキスト検索」だと、
解析に使えそうな項目って
・ 筆頭出願人
・ 公報発行年 (発行日から生成)
・ 筆頭IPC
の3項目しか、ないんですよね。。
「あれ?出願年(出願日)は?」
出願日はですね・・・ (畳みます)
J-PlatPat、テキスト検索の結果一覧。
国際系(公表・再公表)の公報は、
出願日データ、表示されないんです。。
なので、解析対象にしない方が良いかな、と。
そんなこんなで、
何気に難易度が高い講習リクエストに
かな~り困惑しながらも、
作業手順を書いてみたのですけど
マップ作成にあたっては、
こんな罠も隠れておりました。
いわゆる
出願人表記の揺れ(出願人異表記)、というものです。
半角・全角
スペース、中黒
大きい「ヤ」、小さい「ャ」
外国出願人名には、出願人異表記てんこもりです。
。・゚゚・(>д<;)・゚゚・。 ひーん!
このまま、Excelに集計させますと
--------------------------------------
エスゲーエル (中略) アクチエンゲゼルシャフト 10件
エスゲーエル (中略) ソシエタス ヨーロピア 2件
エスゲーエル (中略) ・ アクチエンゲゼルシャフト 4件
エスゲーエル (中略) ・ エスイー 1件--------------------------------------
・・・という具合に、
同じグループ企業なのに、
ば ら ん ば ら ~ ん
な状態になりますので、
パテントマップの下準備は、
揺れのある表記を 「SGLカーボン」 とまとめるような、
「名寄せ」 という作業を行なう事が多いのです。
もし
出願人検索をするなら、
名寄せの逆、の知識を使う事になりますね♪
以前アップした記事から、チェックリストのみ転載です。
ご参考に♡
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