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2017/04/11

[検索雑記] 同時進行で先行例調査をするコツ



今年の春は、足踏み状態ですね。暖かくなったり、寒くなったり。

私、今週はずっと長野にいるターンなのです。
それで、桜の開花も遅れているので、なんかまだ冬みたいな気分です。冬物コートが片付けられません。。


そんな今週。
わたくし、長野でたくさん調査をしています!(キリッ

今、同時進行している数でいうと、
無効資料調査だと10件ほど、です。
 (さすがにこれだけの同時進行は、多いほう。ですよ。笑)

他に侵害予防調査とか、スライド作成などもしておりますが、
「とにかく今週は無効資料調査ー!」って雰囲気ではあります。


調査専業の方だと、複数調査同時進行、とか
出願権利化をされていても、明細書チェックと中間処理と・・・とか、
仕事には何かと「同時進行」がありますが、


今回は、先行資料調査(無効資料調査)の同時進行で、
リアルタイムで気をつけている事、を書いてみます。
※ 恒例、記事を折りたたみます。




無効資料調査の複数同時進行。
もちろん、色々なパターンがあるわけで。

たとえば「会社の中」の例。依頼主を起点に考えてみますと。

・同一職場、同一事業部に関係した調査が、一挙に複数進行。
・それぞれ異なる職場/事業部に関係した、複数調査が偶然同一時期に。
・上記↑の両者が混ざっているパターン。

・・・というのがありそうですよね。

ちなみに、今週の私は「3番目」。
まとめてお預かりしているテーマと、
個別にお預かりしているテーマ、両方あります。


それで・・・

気をつけている事 とか コツ ですよね。

まず、気をつけているのは
「たくさん重なった時こそ、前倒し進行」って事でしょうか。
結構キツいんですけどね。笑 ( ̄∇ ̄)

考えてみると単純な事なのですが、
とある1件で作業が遅れはじめると、
他が全部遅れるリスクがございます。 (←こわすぎ!ぎゃー!

なので、時間の余裕を作っておくと、
気持ちの余裕に直結しますし、

気持ちと時間に余裕さえあれば
「よぉし!100件追加でチェックしてみるー!」
なんて事も、できたりしますものね。


あと、コツといえば、
自分の場合は「検索の同時進行」です。

といっても、本人(酒井)はひとりなので (笑
並列処理はできませぬ。
作業工程を小分けしておいて
「1~2工程終わったら次のテーマ、また次のテーマ」と、
1日の中で、どんどん調査テーマを変えていきます。

具体的にいうと、

・ある日は、審査経過書類の入手~検討をまとめて実施
・次の段階は「公知日を切り出す用」の検索式を全件分作る
・次の日は、試し検索と分類特定ばっかりやってる
・見つけた資料で、構成要件対比を埋めてみる日

という感じ?

調査着手から報告まで、
続けて行なっているケースは、ほとんどありません。


これ、ワタシの中では、とても意味があることでして・・・


特に「試し検索以前」と「本検索以降」。ここが大切。

今週みたいに「10件の無効資料調査」をお預かりしている、としたら、
10件分の試し検索は、早めに終わらせておくとよい、という感覚なんです。

なぜなら
試し検索が終わった時点で、
どのテーマは、比較的資料発見できそうで、
どのテーマは、難航する可能性が高いのか、
くっきりと順位がつけられるから。

順位付けができれば、
その情報に基づいて、当面の見通しを立てることもできる、
という順序。


なので・・・
「試し検索」の段階までを
なるべく早く・まとめて、実施するようにしてます。




話は少々ズレますが、

「試し検索」は、他の調査種別でもかなり重要!

調査がスムーズにうまくいくか、
苦戦する可能性が高いのか、って、
割と「試し検索をした瞬間」に判別できますよ♪

それに、逆説的ですが
「試し検索を、うまく行なう」と
調査の所要時間が、ぐぐーっと短くなる可能性もあるのです。(これ、本当に!




試し検索って、文字通り「おためし」なのですが、
とっても重要ですよ! というオチなのでした。



4月の調査予定、おかげさまで「満員御礼」となりました。
現在は5月連休明け以降のご報告予定、順次お預かりしています。

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