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2017/12/11

[調査メモ] 調査の運命を左右する!”試し検索”のコツ。


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こんにちは、酒井です。
年内の講習会、東京開催分は先週の「プロ技」で終了。
少しだけ、ほっとした気分になっています。

今日は「プロ技講座」から
定番のコツを紹介いたします。
(みじかめ更新です。)


検索の初期におこなう「試し検索」


文字通り「おためし」の検索で、
検索の方向性を確かめたり、
分類情報を探ったり、が主な目的です。


「試し検索」で行き詰ってしまうと、
次の段階に進む事ができず、
検索もストレスになってしまいそうですよね…

逆に
短時間で、気持ちよく試し検索ができると、
本検索まで、スムーズに仕事が進められそうです!


そんな試し検索のコツはふたつ。
※記事の続きからどうぞ。




1)調査テーマをコンパクトに + 文字数のイメージ


酒井の講習会の定番に
「調査テーマを50文字程度の短文で表現してみる」

構成要素を抜き出して、検索キーワードにする

という方法があるのですが

・技術の流れを理解できている方や
・ある程度、過去の公開公報数が想像できる方は

「要約の文字数調整」をして頂くと、
試し検索がスムーズに進みやすいです。


調整の方法は単純で

・古くからある技術
・過去の公開公報がかなり多そう

な場合は、調査テーマの要約をやや長くし、


逆に
かなり最近の技術
・過去の公開公報は少なそう

な時は、要約をみじかめにします。
極端に言うと「単語ひとこと」がうまくいくテーマもある位です。


-------------------------------
要約が長い・単語数が多い
=AND演算の要素が多い
=絞り込みがきく
-------------------------------
要約が短い・単語少ない
=AND演算控えめ
=あまり絞り込まない
-------------------------------

という関係になります。



2)「今風」のテーマは、古いものに言い換えて


今風のもの…

IoT(物のインターネット)とか、
クラウドコンピューティングとか

ちょっと前だと
PM2.5 なども、


「ニュース、話題になっている真っ最中」は特に、

ニュースな言葉で検索しても
なかなか特許が出てこない、というケースが多いです。
(特許って、出願から公開までに1年6か月かかりますものね。)


そのような「話題のもの」を検索する際は、
古い表現で言い換えるのが定番です。


IoTだと…
--------------------
物品にICチップが取り付けられており、
ICチップは、ネットワーク接続機能を持つもの
--------------------
というような表現なら、ありそうな気がしますし


ドローンなどは
------------------------
小型の無人飛行体 / 小型ヘリコプター
------------------------
の扱いで出願されているケースを、何度か見かけました。


最新ジャンルの検索では
柔軟な発想が役に立つかもしれませんね。


それでは。





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