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2018/05/21

[小わざ] 外国調査のヒント~説明文に「CPC」を含むFI記号



海外特許の調査、

「キーワード(英語)の選択が難しい。
なかなか自信が持てない。」

「英文キーワードを回避するために 
分類(CPC)を併用しようと思うが、
分類を選ぶのも、何かしっくりこない。」

という方は、いらっしゃいませんか?


今のところ、技術分野が限定されるものの、

FI記号の「補足説明」欄に、
関連CPCが記載されるケース、増えてきているようです。
(J-PlatPat「パテントマップガイダンス」)


たとえば、下図のように記載されており・・・


(J-PlatPatより。2018/05/21時点)

--------------------------------------------
FI記号のH05K5/00@B、
CPCでは H05K5/0034 に関連している
--------------------------------------------

と、確認できます。


先ほど「技術分野が限定される」と書きましたが、

CPCについて言及している分類項目数を、
J-PlatPatの検索機能を使って調べてみました。


少し長くなってしまうので、折り畳みます。
分類項目数は記事の続きからどうぞ。




■調査方法

J-PlatPat「パテントマップガイダンス」の
「キーワード検索」機能を使用し、

分類説明文中に「CPC」の文字列を含む項目数、を調べました。



以下、結果です。

■セクション別(A~H)「CPC」に言及した分類項目数 (2018.5現在。以下も同様)




「CPC」に言及した説明文は
Gセクション、Hセクションに集中しています。

それでは
各セクション内の内訳はどうなのか。
G、Hセクションについて、同様に調べました。


Gセクション > クラス別 「CPC」に言及した分類項目数



Hセクション > クラス別 「CPC」に言及した分類項目数



このように、2018年5月時点では
G06とH02に集中している、と言ってよいかと思います。

G06では、特にG06F3の「ユーザーインターフェース」の周辺
H02は H02G1~15 のケーブル・電線周辺に多いように見受けられました。


以前はCPCとの関連に言及している説明文、
見かけた記憶がありませんし、
そもそも、もっと前はCPC自体がなかったし・・・と考えると、


今後、CPCに言及したFI記号、
増えていくかもしれない、と思いました。(推測です)


また、既にCPCとの対応が記載されている
G06とH02の一部では、
検索のヒントに利用できそうです。


それでは
よい1週間を。



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