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2018/06/27

[実験] J-PlatPatで「IPC/FIを幅広く指定する」方法



こんにちは、酒井です。

この春、大改造のあったJ-PlatPat。

技術内容で検索をする際、
時々、こんな話を聞いたことはありませんか?
もしくは「やったこと、あるある!」という方もいるかも・・・?

まずはキーワード(技術用語)で検索。
件数が多い場合は、
広めのIPC(又はFI記号)で絞って、分野を特定する。

はい!ここ!

「広めのIPC、又はFI記号で検索集合を絞る。」


これ、私も時々使いますよー。

例)まずは(カテキン OR ポリフェノール)で検索して様子見。

「やっぱり多いか・・・」となって、
A23F5/? (コーヒー) で絞り込み。


※ちなみにA23F3/? だと「茶」になります^^

という感じでして、
割とよくある常套手段、だと思うのですが


今日は、恥をしのんで白状します。

この間。
それを J-Platpat 「特許実用新案検索」で検索しようとしたら・・・


こんな感じに↓





フォーマットが間違っています、と、エラーが発生。


A23F5/? でダメなら
A23F5/   とか
A23F5      ではどうか?

と、順次試してみたものの、全滅したのでした。。

普段、殆どの仕事は商用データベースを使っている、とはいえ
エラー頻発、カッコ悪すぎます。(涙)(涙)


でも、正解は何だったのか・・・? というと

じつは!


※記事、折り畳みます。いつもすみません。



【正解】


A23F5 の下位全体(A23F5/00~5/50)を検索したい時
J-PlatPatでは A23F5/00 と入力します。
(2018年6月現在)

知ってる方には、当たり前。
でも、
知らないと ビックリ!! ではないでしょうか?


今、J-PlatPatの分類検索は、
IPC,CPC,FI,Fターム、いずれも

無印で(記号等付けずに)分類入力 → 下位の階層が自動検索される
分類の前に$マークをつける → 下位階層を検索しない。入力分類のみ検索。

という仕様になっています。

※下記の表は、J-PlatPatのヘルプからの抜粋。
 検索条件検索範囲
G11B15/60の下位階層に
G11B15/61がある場合
G11B15/60G11B15/60+G11B15/61
$G11B15/60G11B15/60
AA01の下位階層に
AA02とAA03がある場合
AA01AA01+AA02+AA03
$AA01AA01

以前の検索メニューで言ったら、
「特許・実用新案分類検索」と同じ考え方です。



ちなみにですが、
A23F5/00 で下位分類全体(A23F5/00~5/50)が検索されるのはわかった。

けど
A23F(サブクラス) とか、A23(クラス)、とか入力したら、どうなるの?

と、ついつい気になってしまい、
実用的には、滅多に使う事ないだろうけど、
どうなるのか調べてみました。


結果。

A23F(サブクラス) → 下位を検索する。(A23F 3/ と 5/)

A23(クラス) → 下位を検索する。(A23Fとか A23Lとか。)

A (セクション) → 下位を検索する。(A01、A21、A22・・・)


うっすら予想はしていたけれど、
どこまでも自動階層検索なのには、ちょっと驚きました。


また、この機能を使いこなすには
分類と階層構造 / ドットによる階層構造
を理解している事も大切ですね。
(→J-PlatPatの参考資料)


それでは!



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