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2020/02/07

[事例] SDI (定期配信) の条件作成 と ヒアリング




こんにちは!サーチャーの酒井美里です。

昨日は、初めて「東武東上線」に乗り、
SDI(公報の定期配信/定期監視)のヒアリングに伺いました。




SDIの条件作成(検索式作成)は、
よくお問合せを頂くサーチのひとつ。

作成の流れは、次のような感じです。
1)業務のヒアリング
2)技術内容のヒアリング
3)検索式作成


私、SDIには業務の把握がとても重要だと思っています^^
昨日のヒアリングでも、下記のような事をお尋ねしました。

・配信された公報、どなたが確認をされますか? 
知財部の方?技術者の方?管理職の方はどうですか?
・閲覧人数はどのくらいですか? 全員が見る事になってますか?担当の方だけですか?
・技術の把握目的ですか?(→公開系)
・権利情報の把握ですか?(→登録系)
・日本の公報だけですか?海外公報は必要ですか?
・配信頻度のご希望はありますか?毎週?隔週?それとも月1回?
・配信方法はどうですか? 紙で回覧? PDFファイル? データベースへのリンク?
・要注目特許を見つけたら、どのように知財部門に情報伝達する事が多いですか?

・・・このような事柄をお伺いして
SDIのワークフローを把握しています。


なぜ「ワークフロー」かというと


色々な企業様でヒアリングをさせて頂くと
「技術者が配信情報を確認する」
というお話が比較的多いです。

つまり「知財は本来業務ではない(SDI配信は、開発業務の空き時間等にチェック)」可能性が高くて


このような方々は、
通常の業務負荷の時は良くても
「新製品の立ち上げ」とか
「しばらく海外の生産ラインにサポートに行く」
といった状況の時って、
やはり、SDI配信を見る事が難しくなります。


SDIは「コンスタントに確認する」事も大事で、
検索後、確認していないのは、
何もしていないのと同じになってしまうので、





私が検索式を組ませて頂く場合、
「毎週配信だとして、仮に2週間チェックできず、
3週まとめて見なければならなくなった、としても、
負荷が大きくなりすぎない程度の検索ボリューム」
をご提案する事が多いです。



ですが、それ以上に
「職場の事情」「実際に公報を見て下さる方の状況」
が優先されるべき、と思っていて、



過去には

・知財部門のOBがノイズ落としを実施してから回覧している。
そのため、件数は多少多くなっても問題ないので、
極力漏れのない検索式が欲しい

ですとか、
逆に

・今まで監視していなかった、海外公報も監視対象にしたい。
ただ、海外公報を見るのはハードルが高いとも感じている。
当面は極力ノイズのない検索式で運用したい

といったリクエストに合わせて、
検索条件を設計させて頂きました。



SDI、始めるよりも続ける事の方が、
ずっと難しく、かつ重要ですよね!



検索条件設計のお問合せはこちらからどうぞ。




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