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2020/09/22

酒井の検索ヒストリー:④酒井、ボスと再会する



こんにちは!酒井美里です。
第3話からの続きです。

「調査子会社」に出向して、
グループ会社から依頼された特許調査をしまくる毎日。


確か出向したのが1995年で。



1995年って
「やっとインターネットが社内に張り巡らされたかな?」位の時期。

現在(2020年)から振り返ると、
収録データも通信環境も、貧弱だった時代ですが
貧相な道具なりに、モリモリと検索していたような記憶があります。


それで・・・
何年くらいかな?
しばらく子会社で頑張っていたら

ある日、研究所から「ボス」が出向してきて、
調査部長に就任されました 
嬉しかったぁーー(≧∇≦)ーー!


知的財産部門にいた方ではないので、
常々「オレは調査とか検索とか、全然わからないぞ。」と断言されてましたが

経営とマネジメントに携わっていた視点からのお話に
いつも、自分の視野の狭さを思い知らされ、
「真に依頼部門に役立つ調査とは?」と、考える機会をたくさん頂きましたし、


「女子に大人気の上司」の話に登場頂いてる
頑張りをコソッと(…表立って、でもいいけど)見守っていてくれて

残業になりそうな日には
「みんなで食べろ」「たまには早めに帰れよ?」と、
がさっと煎餅大袋を置いていくような
この人!この人が酒井ボスですーー!みなさん!(≧∇≦)  ←ちょ!落ちついて!!

それと、後でわかったことですが
酒井ボスは、若手の部下全員にそれぞれ、
「将来的に、こういう方向でキャリアアップして欲しい」と
伝えていたようなんです。


私が言われてたのは・・・
今でも、しっかり覚えています。
・美里さんが1人いるだけでも、うちの部門には大きな戦力だけれど
できれば、同じ事ができる人を10人育てて欲しい。
・そのためにも、外部の勉強会に参加して、学んできた事を社内に展開して欲しい。
・会社名ではなく「美里さん、個人」に指名が来る検索者を目指しなさい。
前職で10人育てる事はできませんでしたが、
ずっと、研修の仕事にも携わっている私・・・。

酒井ボス、ほんと部下の事よく見てたんだなー、って思います。


この時代、 社内で過ごしている時は大体
・他社の保有する特許を無効化するための「無効資料調査」
・自社の製品が他社特許権を侵害する恐れはないか確認する「侵害予防調査」
のどちらかを、モリモリと処理していたのと

時期によっては知的財産部(特許室)とタイアップで
・技術者が自分で調査をするための「社内研修」
の講師で、
各地の事業部を巡回していました。

・・・ということで、
勤務当時も現在も、仕事内容の共通点がとても多いです。



さて・・・

ボスの指令で「外部の勉強会で修行」に出た先で、
今度は、2人の先輩と出会います。
Embed from Getty Images

お二人とも、特許情報の世界で
今も、後進の育成に尽力されている方。
なので、お名前を出すのは控えさせて頂きますが、

東京に修行に出て
お二人に出会ったのをキッカケに、


初職に在籍中、
こちらの本に、1項目と


こちらの本にも、携わる機会を頂きました。


もう、古い本でどちらも絶版です。

「出版」と聞いて、
イナカの会社員のわたくし、
ビビりまくりでしたが、
何とか出版にこぎつけ。

そして、ちょうど本が出た後、だったかな。
ボスが定年を迎えました。 (号泣


2005年に開業したいきさつ、第5話に続きます


酒井の検索ヒストリー目次
酒井の検索ヒストリー:①アンファン・テリブル(おそろしい子!)
酒井の検索ヒストリー:②酒井、検索表に出会う
酒井の検索ヒストリー:③「酒井さんたち」に出会う。
酒井の検索ヒストリー:④酒井、ボスと再会する
酒井の検索ヒストリー:⑤開業した一番の理由。
酒井の検索ヒストリー:⑥利他的に堂々と。

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