代表取締役・酒井美里ブログ
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2020/04/14
海外のAI系特許調査ツールについての考察
こんにちは!酒井美里です →プロフィール
近年話題の「AI系調査ツール」
私も以前ブログに書いた「2つのツールのトライアル」を経て
Amplified.ai を使っています。
※Amplified.aiは、個人的に好きなツールなので、
別記事で「好きなポイント」などを紹介していく予定です。
そして、この記事は
「海外のAI系特許調査ツール」のメモです。
日本ではあまり見かけないものをリストアップしました。
試用できていないものも多々あり、
単なる「メモ」ではありますが、
サイトに説明動画や画面例もあって
海外ツールの雰囲気がなんとなくわかるかな?と思います。
長めなので、折り畳みますね。
ここから、海外ツールのリストです。
Ambercite。
シェル、ダイムラー、シーメンスなどが導入しているそうです。
説明動画があります。
Teqmine
フィンランドのツールです。
サイトに説明動画があります。
IP Rallyもフィンランドのツールです。
FreeSearchを試せます。
https://www.iprally.com/how-it-works#free-search
US,EPまたはWOの公報番号を入力すると
メールで類似公報の番号を返信してくれる方式です。
IP Screener
https://ipscreener.com/
画面例などは掲載されていないのですが、
スクリーニングを重視したツールで、
スウェーデン特許庁が導入しているそうです。
IP Screener の中の人が、
PatentOlympiad運営陣にも参加してるご縁で
ちょっとだけ仲良くして頂いてます✨
Seventh ai
https://seventh.ai/
シリコンバレー地区、パロアルトに拠点。
動画を掲載している AmberciteやTeqmine、
画面例のある IP Rally を見ると、
海外ではシンプルなUIのツールが好まれるのかな?という印象を受けます。
Google Patentsも、シンプルUIの一種と言えるかもですね。
これに対して
日本でよく見かけるAIツールは
分類や出願人と組み合わせる機能が充実している印象です。
海外ツールでも、もちろん分類や出願人、
利用する事はできるのですが、
何といえばいいのでしょうか・・・
たとえば、ボタンがそこまで目立たないとか、
メニュー内に分類検索を隠してある、とか、
「基本的には自然文ベースで検索してね」的な思想を感じます。
たぶん、ユーザーの好みを反映している側面もあって、
優劣の問題ではない、と思っていますが、
その一方で、たまに海外のサーチャーと話したりするとき、
同じように「AI系ツールの将来性」的な話をしていても、
脳裏でイメージしているUIとか、
前提になるツールの使い方とかが、
全然違うかもしれないな、とも思います。
彼らの話をスムーズに理解したくて、
「彼ら、どんなツールを使っているのかな?」と
なんとなく定点観測している。そんな感じです。
次の機会には、このごろ代行検索の合間にやっている
「Amplified.aiを使った実験」のことを、書ければと思っています。
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