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2020/12/09

SDI(公報定期配信)を設定している方に、国際特許分類・更新版の使い方



昔から「来年の事を言うと鬼が笑う」といいますけど
12月も次第に残り少なくなってきた今なら、
きっともう、笑われたりしないですよね!?

前回「来年1月に更新される国際特許分類(IPC)」について書きました。
※お心の広い方向け:暫定リストはこちら

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今日は・・・
国際特許分類(IPC)の更新と、SDI検索条件の関係 についてです。


一般的には、検索システムに式を登録してあり
自動的に結果が配信されるSDI。

もし分類が変わってしまっても、
キーワードで検索している部分が有効、というケースも多くて、
そのまま放置していると、分類の変化に気付かなかったりします。

そして・・・後日、分類変化が発覚すると
みなさん、決まってこうおっしゃいます

「え・・・(沈黙)。これっていつから漏れてたんだろう・・・?」

2週間分なのか・・・
3ヶ月分なのか・・・?
それとも
半年間 放置してしまっていたのか・・・?(うわー!!


後になって「これ、いつから漏れてたんだろう・・・?」って考えるの、
イヤなものですよね。


SDIの見直し準備は、
分類改訂前のこの時期から、
少しずつ手を付けるのがおすすめです!

具体的に行うこと、3つ挙げさせて頂きます。

1.現在SDIに使っている式で「どんな分類を使っているか」を見る

国内と海外、両方で検索条件を登録されていたら、
両方お願いします^^

ポイントは「今はどんなIPCを登録しているか」です。
余裕があれば、キーワード/技術用語 も確認お願いします。
この情報を踏まえて・・・

2.2021.01に更新されるリストで、1.の分類周辺を確認

暫定リストでよければこちらをどうぞ。

上記は新設分類だけをまとめてありますが、
それでも1000行近いリストなので、全部見るのは大変です。

ですので確認は「今、使っている分類の周辺」からどうぞ。

なお、
「現在の分類とは異なるコードを作って、大幅改訂した分野」だと
今お使いの分類からでは、探しにくい可能性があります。

・現在使用中のコード前後を広めにスクロールするか
・技術用語でページ内検索 をしてみてください。


3.更新があれば、現在の式に「とりあえず」追加しておく。 
  更新がなければ 確認完了!お疲れさまでした^^


SDIの検索条件では、おそらく分類も「広め」に設定されていると思います。
もし分類更新があった場合は、
今までお使いの式と同等くらいの感覚で
広めに分類選択 → 条件追加 して頂くと良いです。

なお、
年明けからしばらくは旧分類での公報発行も続くので、
以前の分類は、とりあえず消さずに残しておきましょう!

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年末から1月くらいの間に、上記対策をしておくと
いつの間にか 新IPCに移行していても
「いつから漏れてたんだろう・・・?」
ってならなくて済みます^^

もしも・・・
ふと、国際分類の更新に気付いた
勘の良い誰かさんが
「そういえばSDI、大丈夫なの?」
と尋ねてきたとき

笑顔で
「昨年末(もしくは年明けすぐ)に対策してあるので、大丈夫ですよ」
って、爽やかに返せたらカッコいいですよね!(←そうなの?笑


何かと「やること」多い年末年始ですが
よかったら、TODOリストに加えてみてください

関連記事「来年1月に更新される国際特許分類(IPC)



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