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2012/12/10

「頑張りどころ」をどこに設定するか~数字で見る検索業務7

photo credit: Roby Ferrari via photopin cc

講習会で「おすすめ検索式」をご説明したり、
検索式作成の過程で、検索状態を見ていただくと、

「行数が多い。。」

って、たまぁに言われます。 (← たまに、ですけど。)


うーん。
たぶん、サーチャーという職種の中では、平均的な行数だと思いますよ?
技術者の方にとっては、もしかすると行数多いかもしれません。

平均すると、コマンドで30~50行位使う事が多い自分です。
※ もちろん、コンパクトに収まる時も、長大~な時もあります。


逆に
「IPCとキーワードで、ぐわぁっ!と検索して、
  1000件位を、一挙に見ます。(ドヤァ・・・) 」

ってお話を伺ったりすると、
思わず、くらくら~ っと目眩が・・・・ (本当)


これって 「調査の頑張りどころ」 を、どこに設定しているか? の違い。 のような気がします。


例のタイムライン登場!


ええと・・・

「検索式作成」に要する時間、って、
多少増えたり、減ったりはしますが、

そこまで、調査テーマに左右されるものではありません。


これに対して 「資料抽出」
資料抽出は一種の物理現象?で、

200件は、100件の2倍。
1000件は 100件の10倍かかります。
※ 資料抽出のコツがあったとしても、です。


それならば、

ある程度、検索式で頑張っておいたら、
後々が楽なんだけどな~ ?
どうして、そうしないんだろう・・・?

と、ついつい考えるのが、サーチャーという人種。(← たぶん)


でも、検索式で頑張るだけが良い、とも言えません。


特許調査って、

● 公報を読む過程、そのものが役立つ調査   と、
● 公報を読む過程は、極論すれば無駄 な調査。

があると思うんですよ~


前者の例は情報収集系。
特に、若手技術者の方が、公報を読む場面。

一見無関係に見える公報も、たくさん読むことで
いわゆる 「技術の土地勘」 が養われると思うのです。


後者の例は、無効化資料系。
できれば最短時間で資料を発見して、
その後のアクションに時間を使いたい調査、です。



公報をたくさん読む事が、案外大切なのか
速く結果を出すことが、求められているのか。

当たり前の事ですが、
ちょっと考えてみると、
進め方のヒントになるかもしれませんね!


それでは。




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