今週前半は、関西で企業研修をさせて頂いています。
京都・ポルタのクリスマスツリー。
えー。
関西での研修で
「にやり」とさせられるご質問を頂いたので、
ご紹介してみます☆
[Q] 技術的、特許的な「土地勘」を、早く身に付ける方法はありますか?
「ん〜。それは経験の蓄積かも〜??」
・・・と言いかけたら、
「酒井さんは、過去の蓄積のない技術分野でも、
調査をされますよね? そういう時はどうやって・・・?」
ふふ。気が付いちゃったんですね?(にやり)
そうなんですよねー。
蓄積はあった方がいい。
でも、蓄積がない分野は、やっぱり促成栽培です。。
私がよく使う方法 & 着眼点を書いてみます。
◆技術的な知識・バックグラウンドが乏しい場合の情報収集
基本は
1)技術のバックグラウンド
2)特許的なバックグラウンド
の2段階です。1→2の順番で行います。
◆技術のバックグラウンド
対象製品のWebサイト、技術資料とか、
関連雑誌記事、Wikipediaなども読みます。
「技術として」「製品として」どんな物か、を理解する段階です。
例)「餅」について調査するために、
まず、餅の原材料や形、商品バリエーションなどを頭に入れます。
出典:http://www.echigoseika.co.jp/cms/products/mochi_tsukitate/
ここは、一般の方(=検索業界ではない方々)も、
同じ事をされているんじゃないかな・・・?と。
◆特許的なバックグラウンド
特許の読み方。ここはやや特殊かもしれません。
1)で作った「技術的バックグラウンド」に基づいて、
とても粗い特許検索をします。
たとえば・・・
1)で「切り餅」の関連技術について調べた、とします。
photo credit: cytech via photopin cc
2)の「特許的バックグラウンド」を促成栽培する時って、
単純に「餅」について検索をしまして・・・
↓↓↓
あえて言うなら「特許だけに使われる特徴語」を見ています。>自分の場合
特許の文章って、
Webサイトや一般記事ではあまり使わない単語が、
頻出するケースが多いのです。
上記の画像だと、
「アミログラム」とか「糊化開始」などがそれっぽいですね。
これを集中的に頭にインプットすると、
「特許調査的な土地勘(キーワード感覚)」が作れます。最短で。
また、上記例は単純に「キーワード=餅」で検索していますが、
ついでに「ズバリ分類」で検索して、
更にキーワードの傾向を確認したり、
出願人の傾向をチェックする場合もありますよ☆
あっ、出願人の傾向というのは、
「1)の商品情報で出た会社名と、2)の特許出願人が一致するか?」
の確認をしている事が多いですね!
・・・あれ?
促成栽培術じゃない?
がっちり情報収集みたいになってる??
でも「長年の蓄積」ができるまで待つよりは、
かなり、早くできると思いますよ〜(微笑)。
それでは〜♪
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