ヘッダーメニュー

2013/01/19

[雑] サルミアッキ試食~! 「これを『おいしい』と仮定する?」

photo credit: yhancik via photopin cc

雑記です。検索ネタ希望の方は、バックオーライでお願いします。


先日、講習先でいただいた
「世界一まずい飴」 フィンランドのサルミアッキ

駐日フィンランド大使館のTwitterによると

抹茶味のようにファンが多い、だと・・・?

という予備知識のもと
試食させて頂きましたー。

記事の続きから、試食の感想など。

これですね!サルミアッキ。

炭のように真っ黒なグミです。
コーラグミみたいな「茶色」とは違う、漆黒かげん。

で、お味は・・・


美味しいとは思わないけど、
即座に吐き出したくなるほど、不味くもない程度?

塩化アンモニウムの、ほんのり塩味と、
リコリスの ほんのり薬草的風味。
ミントも うっすら加わってるみたいです。
甘みは、かなり控えめ。ほんのり甘い程度。


えっとですね・・・
不味いっていうよりも、

「どこに美味しさを見出したらいいのか、わからない」って感じ?

もう少し甘くて、もっとミントが効いていたりしたら
案外、爽やかさに紛れて食べられるかも?って気もしたんだけど、

実物は
甘さも、爽やかさも、リコリス風味も、
そして塩化アンモニウムまでも、
「すべてがほんのり中途半端な風味だなー」って思ったんですよ。
※ あくまでも個人の感想です。


ふと思い出したのが、この本。
4122051967毎月新聞 (中公文庫)
佐藤 雅彦
中央公論新社 2009-09
by G-Tools

この中に 「もしかして、これをおいしいとする?」って話があるのです。

---------------------------------------------
佐藤雅彦一行6名は、映画のロケで訪れたハンガリーで、
古城のような豪華なレストランに案内されました。

が、そこで出て来たスープは、
一口でスプーンを置いてしまうほどまずいものでした。

しかしひとりの女性のスタッフが、

「もしかして、ここの人たちは、これをおいしいとする?」

といいながら恐る恐るスープをくちに運ぶと、
段々とおいしく感じられるようになってくる・・・
--------------------------------------------

このことを佐藤雅彦は、

--------------------------------------------
自分が理解できないということは、自分の中にその価値を認める体系が無いということである。
だから「このスープはおいしい」と仮に認め、改めてそのスープを飲むと逆にその価値観を含んでる“ある体系”の存在に気づくことがあるのだ。
--------------------------------------------

と分析する話、なのですけどね。


もしかして、サルミアッキ味をおいしい、と仮定したら
新しい価値観に気付けるかも!(←・・・どうだろう?)



別窓で登録フォームが開きます
連絡板 ■少しずつ増えてます → 検索コラム集目次
代行特許調査のお問い合せはこちらからどうぞ
●  講習テキストの販売を始めました。
採用情報 はこちらから。よろしくお願いいたします。

0 件のコメント:

コメントを投稿