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2013/05/14

荷物はユーラシア大陸を横断し & ○○風手作り、と意匠のこと


photo credit: szeke via photopin cc

先日さわいでいた、ハンガリーからの荷物・・・

関連記事
→ 欧州を東から西に縦断したり
→ 広州経由かな?って予想してたら、デリー&上海経由だったり

先週到着しましたっ。 (パチパチ


・・・職人さんの字がきたな・・・達筆すぎて、
FedEx塩尻営業所のトラックが迷子になる、というオマケつき。(爆)


これがFedExを迷走させた、職人さんの手書き文字でございます。


・・・可愛い字じゃないのー? って思うんだけどな。ふふふ。

購入したものとか、
意匠について、ちょっと思った事とかは記事の続きから。




今回、一目惚れしてハンガリーから取りよせたのは、これ!



小ぶりのハンドバッグ♪

Webサイトあります。
http://gion.hu/

トップページに画像のあるこの方が、
達筆の主と思われます。職人の Peter Martonさん



たしか、最初は http://gion.hu/ に検索で辿り着きまして。

販売のページをクリックすると、
Etsyという、アメリカのサイトに飛ばされるんです。
http://www.etsy.com/

最初、わけがわからなかったけど

Etsyというのは、ハンドクラフトとビンテージ品だけを扱う、
米国のマーケットプレイスのサイトで、
そこを利用して、ネット販売をしているということでした。


Peterさんのバッグ以外にも、
Etsyには面白い作品がたくさん出品されていて、

色々と見ておりましたら・・・



あっ!

へぇ~・・・・・




2枚一組で、画像をご紹介しますね。

こちらはEtsyの「手作り作品」 で



こちらが、オリジナルと推定できる製品。

Van Cleef & Arpels 「アルハンブラ」



別のそっくりさん!もありまして。。

こちらはEtsyの「手作り作品」

こちらが、オリジナル。



・・・・ツッコミどころというか、なんというか。(^^;
これはどう考えたら。



まず、すごーく大ざっぱに言ったら 
「意匠」「模倣品」のカテゴリーなのは、間違いなさそうなんですけどね。


考えてみたら、
制作者/出品者は、世界各国に散らばっているし、
購入者も同じく世界各国にいるわけで。


どの国の法律が適用されるんだろうね~?
ってところが、いきなり 謎・・・。


うーんと単純化して、
これが国内での取引、
日本の意匠法だったら、どうなんだろう? って考えてみますと、


ひとつめの例、
ヴァンクリーフ&アーペルの「アルハンブラ」。



このデザイン、発表されたのが 1968年 とされてます。
超有名デザインです。

日本の街角や、駅ビルなんかの
気軽に覗けるアクセサリー屋さんでも、
この手のデザインは、けっこう頻繁に売られていて、

通称 「ヴァンクリ風」 なんて言うんです。



えっと・・・「ヴァンクリ風」は、かつて意匠権があった、としても、
とっくに権利切れしているだろうから・・・作っても売ってもOK?



そしてふたつめの例は、J-Crew の パヴェ。

このデザインの発表年は、残念ながらわからなかったのですが、

ミシェル・オバマ大統領夫人が着用していて、
アメリカで大人気になっているモデルらしく、
それほど、古いデザインではない感じがします。



もし、意匠出願されていて、
権利も有効で・・・って考えると、


・ 手作り品で 「これ1個だけお譲りするわ!」状態ならOK?

・ 反復して、複数個を頒布したら、アウト?

あと、このパーツって、
手作りできるようには見えなくって、
いかにも、部品とかキットが売られていそうに見えるんだけど、

・ 「J-Crewのパヴェ」風のパーツ、として、
  たくさん販売してたら、やっぱりアウト?



・・・・もう、頭の中ごちゃごちゃになってきました。(笑)

繰り返しになりますが、
「日本なら」 って考えても、手作り品ってなんかややこしくなるのに、
実際は、ワールドワイドに活動してますもんね、これ。。




でもね、
そんな事考えないようにして、呑気に眺めたら面白いです。Etsyってサイト。


陶器とか写真とか、家具なんかもあるし、
なんど、手作りのお菓子まで出品されているんですよ! ←日本には送ってくれないと思うけど。。


例 ↓「陶器」で出品されているもの




のんきに 「こんなのも売ってるんだ~」 と見るもよし、

お仕事でブランド品を扱われている方は、
模倣品が出回ってないか、と、目を光らせる使い方も、あるかもしれません。

それでは~


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