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2013/09/03

[CPC]衝撃の比率判明。発明情報と付加情報 [Espacenet/GPI]


Heracleum Small Pendant & Moooi Heracleum Pendants / Source : Pinterest

こんにちは。酒井@GPI試用中です。
前日の記事→試用はじめました


あのですね、
うっすら 「たぶん、そうなんだろうなぁ」 と想像していた検索結果、

GPIであっさり結果が出ましてね。


想像していたのに、なんだか衝撃を受けてます。(←へたれ)


その「検索」っていうのは、ですね。

CPCには、内部的に「発明情報(I)」「付加情報(A)」って区分があるんですよ。


・・・話に乗ってくださる方だけ、記事の続きにどうぞ~


ようこそ、記事の続きに!(嬉)


えっと、簡単にいうと

発明情報(I) = 発明主題を対象に付与
付加情報(A) = 実施例などに記載された、(I)ではない技術的特徴

という区分です。 これ、結構大事ですよね?



ですが、この区分、
データベースによって、検索対象だったり、そうでなかったりします。


Espacenetは、検索対象になっていない代表格です!
(I)と(A)を分離できず、一括で検索することしかできません。


で・・・

私も職業サーチャーのはしくれ。

これまで、商用データベースを使って、
(I)と(A)の比率を調べようとか、していたんですけども、


収録タイムラグがあったり、
そもそも、通常検索の結果(件数)がEspacenetと乖離していたりして、

「なんか・・・もっとこう、DOCDBのリアルタイム生データみたいなのが知りたい」

と思ってたんですね。



そう!
EPO直営(?)のGPIなら、それができるに違いない!って思いまして。



やってみました。
こんな感じ。



上記は、色々試した中で最も極端な例ではあるんですが・・・それにしても。

区別せず一括検索  : 2,376件
発明情報としてヒット :   231件
付加情報としてヒット : 2,145件


・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
「おおーい?もしもーし?」 と、
問い詰めたく(←誰を?)なるような、この結果。(汗)



この分類(H01L51/0062)を検索に使うと、

ほとんど付加情報がヒットし、
発明情報は、全体の一割以下、という状況が確認できました。



ちなみに、この比率は、分類毎にめちゃめちゃバラツキがありまして、(ここ重要!)


発明情報:付加情報=10:0  みたいなのもあれば、
発明情報:付加情報=2:1  な分類も、実際に確認してます。

上記の例ですと

発明情報:付加情報=1:10  ですよね。



これ・・・

区別しなくて良い時は、別に気にしなければいいんだけど、

区別したい検索の時なんかは、ちょっと怖いかも・・・。ふえぇ(汗)



もうちょっと、色々研究してみますねん。


それでは。
アデュー☆




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