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2014/09/25

WIPO の多言語辞書 WIPO Pearl登場。


おはようございます。今朝は新しいツールの紹介のみ。

WIPOの多言語辞書ツールが公開されました。

名称は WIPO Pearl  といいます。
http://www.wipo.int/wipopearl/search/home.html

Today's photo |the ring by Ales Borszék on 500px


3~4年前だったでしょうか・・・
WIPOのPATENTSCOPEやGlobal Brand Databaseなどが大改造された際、
データベース群のトップページが WIPO Gold という名称になっていた事を思い出します。
(現在、GoldのページはなくReferenceのページに統合されてます)

ですので、WIPO Pearlも同様に、開発中ページ的な位置づけかもしれません。


多言語辞書ツールWIPO Pearl
対応言語は以下の10言語です。
---------------------------------
アラビア語、中国語、英語、フランス語、ドイツ語、
日本語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語
---------------------------------

辞書生成に関する説明が見つけられなかったのですが(^^;
これまでの、WIPOの科学技術用語辞書の流れから推定すると、
各国に移行されたPCT出願の翻訳文を統計的に解析し、
言語ペアを自動生成する方式、と考えるのが自然かと思われます。

・・・と、少し長くなってきたので、一旦畳みます。
記事の続きで、スクリーンショット等を紹介いたしますね。



WIPO Pearlには Linguistic Search と Concept Map Search
2種類の画面モードがあります。

恥ずかしながら、Linguistic Search は全然使いこなせておらず・・・(^^;

今日はConcept Map Searchを紹介してみます。
直感的に使えるので、こちらは使い方が飲み込めてきました。←本能で生きてるひと。

こちらが初期画面。カラフルなバルーンは技術分野です。閲覧したい分野をクリックします。


下位の技術分野が表示されます。もう一度クリック。
もちろん、上の検索欄に用語を入れて検索する事もできます。


技術用語が動的表示されます。




ここで、任意の語句をクリックすると・・・



各国語での表示が起動します。
アラビア語は右→左表示


そして英語


ロシア語


中国語、といった具合。



Google翻訳などでも、技術用語の訳語は以前より改善が進んでいる感がありますが、
PCT出願とその翻訳文のペア、は、
専門の翻訳者が翻訳文を作っている言語ペア、と考えると、
WIPO Pearlも期待が持てそうです。

今後、収録語数も増やしていく様子。


最後にもう一度、リンク貼っておきますね。

WIPO Pearl
http://www.wipo.int/wipopearl/search/home.html



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