代表取締役・酒井美里ブログ
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2017/06/06
[Q] どうやって特許分類を選んでいますか?
なんかこう・・・昨日から、寒くないですか?
朝とかが、特に!
長野の山奥だけなのかな??
今朝もあんまり冷えびえしてるので、
うち、薪ストーブ焚きました。6月なのに。。寒すぎー!
(↑これは寒冷地限定。間違いなし。)
さて・・・
今日の記事タイトル
「どうやって特許分類を選んでいますか?」
最近、別々の方から聞かれました。
私ね、
・電気でも
・機械でも
・化学でも
だいたいどんな分野でも、何でも検索できます。
・・・というか、
「そういう職業なので、まぁ、検索できますよね?」
と思っているのですが。
が、
続けて聞かれたので、
なんだか不思議だなぁ、と思って
「えっと・・・なんか不思議・・・ですかね?」
と、逆質問(?)をしてみました。
その方曰く、
初めて話を聞く、未知の分野でも、
割と短時間で検索をしているっぽい
(・・・ように見えているそうです)
所に、
何かノウハウとか法則性とか必勝法とかがあるのかなぁ、
未知の分野で、どうやって分類を選んでいるんだろう・・・?
と思われたのだそう。
えっと・・・
ありますよ?
上の3つで言うなら、
ノウハウ2割、必勝法8割。
法則性はあんまりない。。かな?
(長くなってきたので、折りたたみますね。)
あのですね。
これ、当たり前すぎて、怒られそうですが、
特許調査って、
当たり公報を探し当てるため、に行ないますよね。
ということは・・・?
分類でも、キーワードでも
「当たり公報が効率良くピックアップされるような最適化」
を図ればよい、ということになります。
特に、分類の選択について思うのは、
分類の意味(分類定義文)って、
当然、参考にはしているんですけど、
定義通りの公報、って架空の存在みたいなもので、
実際には「分類定義とちょっと違うけど、まぁこのあたりに」と分類されている公報もあるだろうし、
自分自身が、100%分類定義を正しく解釈できているか?と聞かれると、
「それなりに定義を読める知識は持ち合わせているけど、
100%、は、解釈できてないかもね。」 って思います。
(基本的に、だいたい自分を疑ってるタイプです。。良いのか悪いのか。)
そういう発想の持ち主なので
--------------------------------------
最初は恒例の「試し検索」をして
↓
当たり公報によく付与されている分類、をヒントに
↓
分類定義を見て、
良さそうな定義なら、実際に検索してみて
↓
ヒット公報をサンプリングして、
使うか?使わないか?を決めたり、
軌道修正の方法を考える。
--------------------------------------
・・・って感じです。
手順として書いてみると、なんだか普通ですみません。。(ぺこり
で 「分類の選び方」ですが、
当たり公報が、多く当るように
選びます。
え? これも当たり前、ですって?
うーーん・・・
なかなか「説明」って難しいですけど、
「集合の持っている特徴」を嗅ぎ分ける、って感じでしょうか。
「印象」って言ってもいいかな。
検索のとき、
集合から何か「印象」を受けたら、
口に出して言ってみるといいかもです!
口に出して言える、というのは
「言語化できる」という事なので。
どんな印象でもいいですよ。
「最近の公開が多いのかな」 とか
「この会社が多くて、こっちの会社が思ったより少ない」とか。
外国特許の時なら
「中国の公開が多いなー!」なんて印象も、最近は多いと思います。
データベース検索で使う検索項目って、
結局「言語」ですので・・・
脳内でモヤモヤしているだけでは、検索できません。
感想や印象も、きっちり「言語」にしてみると、
きっと、分類も選びやすくなるのかな、と。
それでは!
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