代表取締役・酒井美里ブログ
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2018/11/09
[侵害予防] 判断の基礎と検索設計の注意点 (2)
こんにちは!サーチャーの酒井美里です。
少し間が開きましたが
こちらの記事 の続きです。
前回の記事では このような↓トピックを取り上げました。
続いてのこの記事は
「検索をする際の基本的な注意点」です。
まずは・・・「特許の探しかたの基本」から。
何もないところからアイデアを探す、といった調査を覗いては
「既知の情報からスタート」が基本です。
※少し長くなりますので、折り畳みます。
※記事の続きには「調査精度を上げる基本」が出てきます。
次に。
特許はGoogleやYahoo!で探しても、なかなかうまく出てきません。
(偶然見つかる場合もあるのですが、これは運が良かったパターン)
「特許を探す用」のサイトを使うとよいですよ!
などが「特許を探す用サイト」の代表格です。
J-PlatPatの例で、
「一番簡単な探し方」です。
上記例では、3件のヒット(該当)がありました。
しかし・・・
これだけで十分な調査か?他に関連特許はないか? というと?
答えは「NO」です。
他の表現を考慮すると良いですね!
そしてこれは・・・前回の記事と大いに関連するのですが、
請求の範囲で「プレッツェル」という表現を使った場合、
権利の及ぶ範囲は「プレッツェル」に限定されるのですが、
請求の範囲を「焼き菓子」で表現すると
権利の及ぶ範囲は、焼き菓子の仲間・・・ビスケットやクッキー、
パン菓子などにも広がります。
「プレッツェル」に対して「焼き菓子」を「上位概念」と呼んだりもするのですが、
一般的に、請求範囲を「上位概念」で表現すると、
広い権利に繋がりやすいので、
特許出願をする人(企業)は皆、表現をとても工夫します。
・・・ということは?
各人、各企業が「より広い権利」「より強い権利」を取得したい、と
工夫することによって「出願人による表現の差異」や
「一般の文章ではあまり見られない、特許特有の記載方法」がたくさんあります。
調査精度を高めたい!幅広く調査したい! という場合
検索に使うキーワードも、バリエーションを増やすと良いです。
次の「侵害予防調査」の講座は11/15・東京です。
それでは!
こちらも併せてどうぞ!
前回の記事[侵害予防] 判断の基礎と検索設計の注意点 (1)
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