ヘッダーメニュー

2020/09/20

酒井の検索ヒストリー:③「酒井さんたち」に出会う。



こんにちは!酒井美里です。
根暗&オタク風味が満載な、第2話の続きです。

読書(特に図鑑)と観察好きな子供時代を過ごし、
進学先には奈良女子大学の理学部生物学科を選びました。

でも・・・生物学は好きで興味もあったから、
進路選択そのものは、後悔していないけれど、
高校生の当時は、
やっぱり、知っている学問の範囲が狭かったです。
今思うと他の適性があったかな、とは思います。

でもでも、やっぱり理科分野は好きなので、
それなりにちゃんと、勉学に励みましたよ!
試験前の時期になると、
私のノートが理学部中に出回る程度には。(←ちぃさな自慢( ̄∇ ̄))


友達に聞いたところによると、
「参考書か?っていう位まとまっていて、
講義出てない日の分も、美里ノートを見れば大丈夫だった」(←おーい?
ようなので

もしかすると現在
「講習会の説明がわかりやすい」と言って頂けるのは、
ノート取りに起源があったかもしれませんね!



大学卒業後は、関西方面での就職活動で全敗。
時代は1990年代初頭。
バブル期でしたが、
医薬・化学系で、理系女子の採用はあまりなかったです。
研究開発のスパンが長い、これらの業界。
「女子は退職リスクが高いから採らない」という事情があったようです。

最終的に、長野の地元大手企業に拾われました。
この会社は、昔から工場勤務の女性も多くて、
80年代から「結婚・出産で退社した女性の復職制度」があった、と
入社後に知りました。当時から女性の働く環境が整っていたと思います。

配属は知的財産本部(当時は「特許室」という名前)
仕事は「出願権利化」というのですが、具体的には

・技術系の社員が発明した「新しい技術」を
権利保護するために、
特許庁に申請する書類を作成する仕事、が 「出願業務」
 (細かく言うと、技術説明用の「明細書」を作成する側でした)

・出願済みの内容について、特許庁から
「このままでは権利を認める事ができません」
と連絡が来た場合に 
権利化してもらえるように応答する仕事が「権利化」です。
 (中間処理、中間応答、という呼び方も一般的です。)



それで
私、現在「酒井」姓なわけですが、
これ、長野県の南部に比較的多い姓なんです。

なので・・・会社に入ると、
何人かの「酒井さんたち」に遭遇しました。


ひとりめは・・・はい、お察しの方も多そうですよね?
うちの主人です。
もともと同じ職場にいて、出願権利化部門の先輩なのですが・・・

「本人に全く悪気はないが、毒舌」

というのでしょうか・・・?
それはそれは厳しい先輩で、新人の頃はとても怖い存在でした。
世の中、何が起こるかわからないものですね! 笑



もうひとり。
私のボスだった「酒井さん」。
社会人生活を、この方なしで思い出す事はできません。

私は
知的財産部→研究開発→調査子会社、と職場を移っていて、

研究開発と調査子会社、
2つの職場で、上司だった人です。


研究開発にいた時期は、比較的短かったです
開発といっても、管理部門に在籍していました。

今思うと、
全社の研究業務の流れを知る、
テーマ探索の現場を間近で見る、
超ヒット商品の誕生に居合わせる、
経営会議の資料作りを学ぶ、などなど・・・
あの職場でしかできない経験も、たくさんあったのに。

なぜか・・・
うーん、なぜでしょう。
おそらく「管理業務そのもの」が合わなくって
「知的財産業務に戻りたいな」
「でも、出願権利化部門は激務だから、難しそう・・・」(当時、深夜残業当たり前でした。)
と思っていたのです。

そのとき、
「出願権利化でない知財部門」に戻れるよう、
ずいぶん動いてくださったのが、ボス・酒井さんで。


お写真は1枚も残ってないけど、こんな感じかな。
白髪で、スーツがとてもよくお似合いの方でした。



結果的に「特許調査子会社に出向」の話を付けてくださり、
現在の仕事に繋がっているのですが、

まさか・・・
何年か経って、ボス・酒井さんが
自ら調査子会社に出向してくるとは、想像もしてなかったです。笑


ボスがやってきてから・・・の話に続きます

酒井の検索ヒストリー目次
酒井の検索ヒストリー:①アンファン・テリブル(おそろしい子!)
酒井の検索ヒストリー:②酒井、検索表に出会う
酒井の検索ヒストリー:③「酒井さんたち」に出会う。
酒井の検索ヒストリー:④酒井、ボスと再会する
酒井の検索ヒストリー:⑤開業した一番の理由。
酒井の検索ヒストリー:⑥利他的に堂々と。


0 件のコメント:

コメントを投稿