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2020/09/19

酒井の検索ヒストリー:②酒井、検索表に出会う



こんにちは!酒井美里です。

第1話:アンファン・テリブル(おそろしい子!)の続きです。

そんなこんなで
小学校に上がる前から、家族に「わー!不気味!」と言われ(もー!失敬な!

学齢になっても、周囲の小学生と話が合うはずもなく。
ランドセルを背負っていても、何かがおかしい。


なので余計に
「あー、本読んでる方がマシ・・・。」(暗)
な子供時代でありました。



いろんな本を読んでいたけれど、
ジャンルでいうと
「図鑑」を見るのは特に好きで。


それと、何かこう、
図鑑を見ていた、として・・・

(小学館の図鑑NEO「きのこ」より)

特に「頑張って覚えよう」とはしていないけれど、
何回も見ているうちに、
自動的に記憶されていく感覚が好きでした。

今風にいうと、
スマホに図鑑アプリをインストールするような感じ?


そして、
実物に出会った時に、
頭の中にある情報と照合して
「わー!本当にそうなんだー!」
というのが楽しい。 
そんな子供でした。



そして、図鑑といえば・・・


今の仕事とは、少し違っているけど、
はじめて「検索」という単語に出会ったのも、
中学生の時に見た図鑑の中。


正確には「検索といいます。こういう↓もの。

出所:【配布資料】今日からはじめる自然観察「これは何の木のどんぐり?」(日本自然保護協会)

「検索表」というのは、
上の例だと「どんぐり」の形をヒントに
「どの樹木のどんぐりか?」を特定するためのリストなんですが・・・

・色々な種類のドングリを「網羅」してあり
・最初は誰が見てもわかりやすい特徴で分けられるようにしてあり(大分類)
・段階毎にだんだん細分化されていく (小分類)

という構成は、特許用の分類表ともよく似ています




のちに、奈良女子大学の理学部生物学科に進学しまして。

登校すればあらゆる図鑑と検索表が揃ってるし
いつでも見放題!なので、とっても楽しかったです。(←きっと私だけ楽しいやつ?


他に、生物学科で学ぶ基礎の中には
「分類表」(系統樹)という表もあるのですが。

出所:基礎生物学研究所


あらゆる生物を、
抜け・もれなく階層化して分類している、この感じは・・・


まるで「特許分類表」と同じ構造。

(これは古い分類表。現在では「ネットで見るもの」になりました。)



学生時代の専攻と、現在の仕事はかなり違うものの、

抜け・漏れなく分類が設定されている点や
時代に即して合理的に分類を変える、という考え方などは、
生物学にも、特許情報の世界にも共通していて
面白いものだな、と思います。


続きます。


酒井の検索ヒストリー目次
酒井の検索ヒストリー:①アンファン・テリブル(おそろしい子!)
酒井の検索ヒストリー:②酒井、検索表に出会う
酒井の検索ヒストリー:③「酒井さんたち」に出会う。
酒井の検索ヒストリー:④酒井、ボスと再会する
酒井の検索ヒストリー:⑤開業した一番の理由。
酒井の検索ヒストリー:⑥利他的に堂々と。


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