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2018/08/02

[検索メモ] 自由すぎる出願人名 とその対策。




こんにちは!サーチャーの酒井です。

今日の検索メモは「自由すぎる出願人名 と その対策」


自由すぎ、とは どんな状態か
まずはこちら。ピンクのマーカーにご注目ください。

題材はキリル文字の話題でも登場した SAINT-GOBAINです。が。



上記をまとめると、このように・・・
AINT GOBAIN
ASINT GOBAIN
DAINT-GOBAIN
GOBAIN WEBER SAINT
GAINT GOBAIN
SAIN GOBAIN
SAINY GOBAIN
SANINT GOBAIN
SANIT GOBAIN
SANIT-GOBAIN
SANT GOBAIN
SENT GOBAIN
SIANT GOBAIN
SSINT GOBAIN
SAINT GOBAN
SAINT GOBIAN
SAINT GOBIN

正式表記は どこへやら。
自由すぎる世界が広がっていますよねー。(苦笑)

注意すべき場面や、
今回使った確認方法は、記事の続きからどうぞ。
(折り畳みます)


注意すべき場面

先ほどのような「自由すぎる」状況は
「表記ゆれ」または「公報の誤記」によるものです。

出願人単位の検索を行う時に、
正式表記だけ で検索していると、
表記ゆれ&誤記は 抜け・漏れ になってしまいます。

注意すべき場面としては、
「出願人単位で、なるべく抜け・漏れなく出願を把握したい。」場面。


たとえば、
競合他社の保有特許を漏れなくリストアップして、戦力分析したい、とか、

M&Aや共同開発の検討にあたり、
先方の保有特許をすべて確認したい(知財デューデリジェンス)

など、この例にあたるかと思います。


今回使用した確認方法


表記揺れ(と誤記)の存在確認は、
わかってしまえば単純ですよ。^^

GPIの検索例です。
APP(出願人)="gobain" andnot APP = "saint gobain"

出願人に「gobain」を含むが、「saint gobain」ではないもの。

と検索すると、

AINT GOBAIN
ASINT GOBAIN
DAINT-GOBAIN
GAINT GOBAIN
・・・・・・

的なデータが、まとまって出てきます。


では「GOBAIN」が表記揺れしている場合は?

    APP(出願人)="saint" andnot APP = "saint gobain"
と検索するかというと??

それはやめておいた方がいいです。(微笑)(きっぱり)

SAINT 〇〇って、
欧米の病院名や大学名にも、とっても多いですものね。


そこで「GOBAIN」の表記揺れは
(APP=saint and app=go*) andnot APP = "saint gobain"
と処理。

SAINT GOBAN
SAINT GOBIAN
SAINT GOBIN
・・・

などは、こちらの検索で把握できます。


お使いのデータベースの「検索機能」によっては
最適な方法が違う可能性があります^^
色々 試してみられる事をおすすめします!


それでは。




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