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2018/09/29

[検索雑記] 中国経過情報の「携帯電話認証」って・・な話。(CNIPA)




※2021/08/10現在、下記の「SMS突破作戦」
メッセージが届かないようです。
よって、PDF配布リンクを外しておきます。



こんにちは、酒井です。

1ヶ月ほど前から、中国特許庁の「正式な略称」が変わりました。

【旧】SIPO  http://www.sipo.gov.cn/

【新】CNIPA http://www.cnipa.gov.cn/


サイトの右下に、このような「お知らせ」が出ています。



現在(2018年9月末)は、
どちらのURLでも、同様の表示がされますが、
しばらく経つと、新URLの方に移動するものと思われます。


そして、ちょうどこの時期から
中国経過情報サービス http://cpquery.sipo.gov.cn/  に入る際

携帯電話番号の入力

を求められるようになりました。


きっと、既にお気づきの方も多いですよね。


「中国特許照会システムに ログインできないです!」という困惑や
「気持ち悪いですよねー!」というお声も伺いました。

私も正直なところ、同じ感想です。
どうして携帯電話の番号を求めるのか、全く意味がわかりません。



「えー!?そんな事になってたの!?」という皆様は、
しばらく スクリーンショットに お付き合いください。
 ※「状況は知ってる!」というみなさま、すみません、読み飛ばしてください。




こちらの画面。
「中国特許照会システム」 右側のメニューから
「一時的なログイン」 を利用しようとすると・・・。



携帯番号、と書いてあるのです。


えー!
やだーー!携帯番号なんて。

そうだ!会社の固定電話で突破しちゃる★ 

・・・と思って

長野事務所の番号を入れてみました。



「順次クリック」を行うと



検証の成功、と出ます。
続けて「確認コードを取得する」を押すと・・・



なっ・・・なんだとぅ!(怒) (←・・・はっ!私としたことが。)
↓↓↓


これは「確認コードを携帯に送信する」タイプの認証だったのです。。


そう、
これは、絶対に携帯電話じゃないと通過できないやつですよね。(涙)



中国経過情報といえば、
たとえば、年金の支払状況などを確認する際は
「中国特許照会システム」でないと、最新情報の入手が困難です。

同等のデータはINPADOC (Espacenetで見れます) にも収録されており、
タイムラグも、かなり改善されてきているものの、
「やはりSIPO、もといCNIPAで確認したい。」
という場面はあると思います。

そこで、しばらく頭をひねった結果。














自分の携帯番号は使わずに、

無事、認証を通過できました。 通過できると、6桁のコードが来ます。
やった───ヽ(〃∀〃)ノ───ぁぁぁ!



コード取得から5分以内にログインしたら、
後は、普通に検索~表示ができるよう、見受けられました。




2021/08/10 追記
以前はここで手順PDF配布をしておりましたが、
コード取得が止まってしまうように見受けられるため、
配布を終了いたしました。

以前取得したID、パスワードは現在も有効です。
(ログイン~検索を2021/08/10付で確認しています)



リンク:以前のCNIPA関連記事 (2018年1月時点)




2018/09/28

2018年12月の出張予定



酒井の出没予報をアップいたします。
2018年11月分です。

-------------------------------------------------------------
[11月] 
7日(水)~9日(金) 東京:特許情報フェア
14日(水) 東京:企業研修
15日(木) 東京:JPDS「侵害予防調査」
29日(木) 東京:アジア特許情報研究会「10周年記念講演会」
-------------------------------------------------------------
※更新日:2018/09/28

打合せ日程などの、ご参考に。
お問合せは、メール info@1smartworks.com でどうぞ。(事務管理より返信いたします)

2018/09/27

[メモ] 検索のタイミング



おはようございます。
画像は新橋駅構内で見かけたポスター。

「アイデアを、権利に育てる。」とあり、
思わず二度見したら、弁理士会のポスターで も一度びっくり。
4枚続きの ステキなポスターでしたよ。

さて…

先日、日経エレクトロニクス(雑誌)ならびに 電子媒体で
「仮想通貨のマイニング専用ASIC」
の調査をさせて頂いたのですが、

今日もまた、それに近い分野の 調査打合せがありました。
注目の集まる分野なのだな、と実感いたします。


このような
・世間の注目が集まっていて
・開発の進展も非常に速い分野
というのは、

調査のタイミングが、ちょっと難しいです。
ご相談頂いた際も、正直なところ、お返事に悩む事も多いです。


特許に携わるみなさんは、多分、最初に習う通り
「特許は通常、出願から公開まで1年半程度かかる」ので、

仮想通貨のような分野だと、
「公開前の1年半」、
未公開の情報が多いだろうな。。と予想されるからです。

ただ「公開される頃を待って調べよう」となるのか?というと
それは違っていて…



技術や事業の方向性が、ある程度ハッキリしているのなら

「未公開分がある、という前提ではありますが
   現時点で 把握できる情報を確認しませんか?」

というご提案をするケースが大半です。


その際、

今後、それこそ翌月あたりにでも、
関連の公開公報がどんどん出てくる可能性もあるので

「可能なら、定期的に新しい公報を確認されると良いですよ。」

というお話もします。


ただ…
定期監視って、めんどくさいですよね。わかります!!!
開発とか事業化にお忙しいと、後回しになってしまいそうです。。


件数が多いと余計面倒になるし、
ノイズ(無関係)公報が多いと「当たってないじゃん!(怒)」ってなりますよね。


技術動向・出願動向を把握した場合と
侵害を定期的に予防する場合とでは、
検索式の広さも違ってくる可能性がありますし、
定期的に無理なくチェックできる件数、ってものも、あると思います。



新規の調査はもちろん、
定期監視用の検索式見直しのお手伝いなどもお引き受けしています。
お気軽にご連絡くださいね!








2018/09/26

【昨日の美里さん】デザイナーのドキュメンタリー映画に惹かれてます。

イタリアから戻った美里さん。
帰国以来、悪夢が続いていたようです。





>>夢の働き


これまでにない様々な経験をして、
それだけ刺激的な旅だったという事ですね。





北欧からのお土産「サルミアッキ」とは?
説明文を読んだだけでは、とても味が想像出来ないのですが・・・
きっと、私たちが駄菓子屋さんのお菓子を懐かしむのと似ているのでしょうね。





最近の移動時間は、デザイナーのドキュメンタリーにはまっています。
まずは「FENDY by カール・ラガーフェルド」





続いて、「ポール・スミス」
学生の頃、ポールスミスに憧れましたー。
オシャレな男子学生が着用していて、デパートまで下見に行った事も。





>>Apple Musicに「フレンズ・ミックス」が登場
美里さんの検索技術はここでも有効に使われているようです。


ずいぶん長い間、音楽を聴くという行為から遠ざかっている私ですが、
これを期に私の生活にも取り入れてみようかしら。
音楽を聴きながら何か、という事が出来ない人なんです。
これを書いている今も、ビバ無音。





出張の時には東京でも、大阪でも、打ち合わせを兼ねています。
出没情報はこちらに書いていますので、
ご希望のお日にちでぜひお会いしましょう。





スチール製のテーブルにベタっと張り付いたキーボード。
スマートに仕事をしていたキャリアウーマンが、
一生懸命キーボードを剥がそうとしている。
想像してみると、ちょっとクスっとなりませんか?





東京での打ち合わせは、お仕事だけでなく、その人となりにも興味が深くなり。
「海外ドラマのような」弁理士さんの人生を伺ってみたいです。





そして、帰りの映画は「シャネル×ラガーフェルド」
フェンディに続き、シャネルでのラガーフェルドさんも、
お仕事スタイルは同じだったようですね。





帰りはビールを楽しむ「特急あずさ」ですが、
早朝はまた別の楽しみがあります。
サンドイッチの中身。今日はどっちのハムかな〜なんて思いながら、
朝からのこのちょっとした楽しみと、雑誌や映画を見る時間。
2時間はちょうど良い長さですね。





そして、北海道への道中で3度目となったポール・スミス
こちらの映像です。




アマゾンプライムで視聴可能です。




字幕もあるし、これなら大丈夫。





北海道は一月半ですっかり秋の気配。
これまでは諏訪の様子で季節を感じていましたが、
当たり前ですが、それより早い秋の訪れです。





どちらの大学にもある、守衛所。
明治時代の建物が現存し、使用されているなんて、ロマンを感じます。





札幌では応援も兼ねてのお食事です。
ミルキーな牡蠣が食べたい!
北海道は美味しいものが多すぎて。
海の物も、山の物も、お酒と一緒に愉しみたいです。





北大にある植物園。訪れてきましたよ。
その様子はこちらに書いています。


北大の広い敷地では、雨に振られると雨宿りをするに限ります。
土地が広いと、どこかしら、時間の流れもゆったりと感じられる気がします。
雨音を聴きながら、学習したり、読書したり、
「大学」という空間で学びの時間を取りたいです。

2018/09/25

[検索メモ]データベースへのインポート(検索式/番号リスト)



最近、別々の方 お二人から
「検索内容を、社内でよく使うデータベースに読み込んで使いたい。」とご相談をいただきました。
一種の「検索結果のインポート」と言えるかと思います。

インポートには、比較的簡単にできるものと、
なかなか難しいもの(そのままインポートができないもの)があります。
いくつか、パターン分けして書いてみます。


◇比較的簡単なもの (商用DBから別の商用DBへ)

検索結果の「番号リスト」は、比較的に簡単にインポートできる事が多いです。

この場合は、読み込む側の「仕様」を調べて頂きます。

1)ファイル形式
テキストファイルを読み込むのか?CSVやExcelでも読み込めるのか?です。

2)番号形式
 「特開2018-123456」という番号をインポートする場合の書式、です。
そのまま 特開2018−123456 とするのか、
JPA2018123456、 のような、特有の書式があるのか。
はたまた「読み込みは出願番号で行う」といったルールがあるのか? といった事です。

3)その他。データ区切りなど
複数の番号がある場合、
改行区切りなのか?カンマ区切り、タブ区切りなどを使うのか? も必要です。


比較的簡単…と言っても、
案外、ご確認頂く項目が多いのですが(汗)
番号リストを商用データベースにインポートするのでしたら、
スムーズにインポートできる事が多いです。



◇不可能ではないが手間がかかるもの

商用データベースの検索式を、
別の商用データベースにインポートするケース、です。

番号リストと同じく、
ファイル形式の指定があれば確認します。

それから、
検索コマンド一覧と、入力方法一覧が必要です。

特別な検索条件(検索機能)を使っている場合は、
再現できない事も、よくあります。(きっぱり)



◇条件を再現できないもの(ほぼ不可能)

絶対ではないのですが…
商用データベースから J-Platpatへのインポートは、
大抵 再現できません。

番号リストの読み込みも、
検索式の再現も、両方です。

時々ご要望を頂くのですが
再現できない式の典型的なものは
「生死情報を区別する検索」でしょうか。。

とっても残念ではありますが
J-Platpat側で生死検索機能がないので、できない。という事になります。






以上、まとめますと、
インポートは比較的容易なものと、難しいもの。
不可能なケースなどもあります。


そういえば インポートしたい検索式、番号リストがあるけれど
どうなんだろう?という方、
「簡単」「難しい」等のお答えも可能です。

放置してしまっていた…という方はいらっしゃいませんか?
わからない事がありましたら、お気軽にご一報くださいね!




「Excel/Googleドキュメント関連の小技集」に関連する目次記事はこちら








■ご案内■







[雑記]明治時代の植物学。



おはようございます。
北海道大学での仕事のため、昨日から札幌に来ています。


この前、知人に「来週、北大に出張なんです。」と話したところ
「それなら、宮部金吾記念館にぜひ。」と勧められました。
日本の植物学の父であり、
その方は、宮部博士のノートにとても感銘を受けた、とのこと。


宮部金吾記念館は、
北海道庁の近く、北大植物園の中にあります。

こちらは、赤レンガの「旧北海道庁 庁舎」
背後のビルの、更に向こう側が北大植物園です。


午後便の飛行機でしたが、
閉園時間ギリギリで滑り込むことができました。


館内撮影禁止なので、外観だけ。



宮部博士、同じ札幌農学校の 内村鑑三や新渡戸稲造 と
生涯深い親交があった方で、
また、札幌市の発展に尽くした功績で、名誉市民第1号となった方。

話に聞いていた「ノート」というのは、
農学校時代のノートだったのですが、

全編英語。(わーーー!

当時、開設まもない札幌農学校は、
教授がすべて外国人で、講義も英語だったから、だそうです。


ですが、
今も残っている、内村鑑三や新渡戸稲造との書簡も、大半は英語。
とても英語堪能だったそう。


私も学生時代の研究室は、植物形態学で、
ちなみに「日本の植物学の父は、牧野富太郎」が周囲の通説?になっていた気がしますが、

牧野富太郎と 宮部金吾。全然違ってました。



今思うと、なんだけど、
自分の母校は、奈良にあって、
奈良というのは、1000年以上前から人が住んでいて。
母校も「女学校の先生を育成する機関」。教育系の大学なんですよね。
そうすると、植物分類学を整備して、図鑑などを作った牧野富太郎が
「植物学の父」と言われるのは、さもありなん、という気がしてきました。


一方
北海道に来てみて、
また、札幌農学校時代の展示などを見てみると、


農学校って、想像以上に「開拓の歴史そのもの」なのだな、と。

同じ「植物学」でも、
林業資源として有用な樹木、とか、
本州とは違う植生、気候の研究だとか。
そちらの色合いが強いのだな、と強く感じました。

開拓の成否や、道民の生活にも密着しているし、
後進の育成にも力を注がれた様子が伝わってくる。
教え子だけでなく、札幌市民にも慕われて、
名誉市民1号に推されたに違いありません。


「明治時代に、国が設置した大学」という点だけは共通しているけれど、
町の歴史や成り立ちも、大学の使命も全然違うのだな、と
改めて実感。


今年は偶然、奈良先端大や名工大でも講義をさせて頂いているので、
大学のカラー、使命、求められている事、などについて
改めて考える 良い機会になりました。


すごい地味(ごめんなさい!)だけど、
行ってみてよかったです。


さて、北大工学部、行ってきます!





2018/09/23

[検索メモ] 何もなさそうな時に「注目企業」を割り出す。



こんにちは!
連休中ですが「検索メモ」です。



特許データをもとに「注目企業」を割り出す、というテーマ。

特徴的な「何か」があるといいのですが、
「特に、注目要素はなさそうなんですけど・・・?」って時は
困ってしまいますよね。


たとえば・・・

候補の出願人はいくつかある。
でも、何やら全員、出願が減少傾向。な、下図のようなケース。


「みんな出願が低調になってきているので、
業界が盛り下がっているのではないでしょうか?」

「注目企業は・・・特にありません。」

と言いたい気分になりますが、
それでは許されない?時もあるでしょうし。


・・・という時の検索メモです。(いや、分析メモかな?)
先週後半からこの週末^^;にかけて、実際に割り出したものです。

折り畳みます。



2018/09/19

秋ですね!今日から東京。



しばらく更新が空きましたが
無事帰国して、そのまま大阪に直行。

そして今日から東京にいます。
今朝は虎ノ門スタート。

虎ノ門では、金刀比羅宮に立ち寄るのがリフレッシュのもと。
今朝は五色の「のぼり」が立っています。
秋まつりの準備のようです。

そういえば、もうすぐ10月。
多くの企業では一年の折り返し「下半期」スタートが近いですね。

今日は打合せがいくつか。
行ってまいります。

2018/09/12

【昨日の美里さん】ミラノ特集!!

今週の美里さんはミラノ特集です!
出発前からタイムラインをまとめてお届けします。





出発前はやっぱり予習です。
お会いする方々の事はしっかり頭に入れておきます。
今出来る仕事をしっかり片付けて、明日に備えます。





ヘルシンキまで、マリメッコとムーミンに囲まれて。
こんなサービスがあるなんて知らなかったです。
前の空間が空いている席、長時間のフライトにはとっても嬉しいです。





ミラノで最初のお食事は、地元の方に混ざって。
お店の中より、外のお席が現地の雰囲気を感じられて良いですね。





量り売り、イタリア語で書かれていても、タッチパネルと商品の写真があると心強いですね。
私はその土地その土地のスーパーを体験するのが好きです。
珍しい食べ物、その土地の名物、同じものでも価格や大きさが違ったり。
あと、お土産を購入するのにもスーパーは楽しいですね。





唯一の観光時間。
ここはやっぱりドゥオーモ(大聖堂)へ。
ヨーロッパの雰囲気を存分に味わいます。
美里さんはここで何を感じられたのでしょう。





翌日はいよいよPatent Olympiadです。
現地に到着して始まる前のやや緊張の面持ち。





おかずもしっかりあるのは、日本の朝ごはんの特徴かもしれませんね。
カプチーノと甘い何か。フルーツがあれば良いかな。
だんだんミラノに行きたくなってきました。





大学にWi-Fi完備。時代ですね〜。
講義スタイルが懐かしいです。
いよいよ始まります。





午後のカンファレンスの様子。
動画をお届け出来ないのが残念です。
Facebookでは全て視聴できますので、ぜひこちらへどうぞ



そんな特殊能力が開花しましたか!
聞きなれない言葉の中で、耳からの情報をキャッチしようと、
いつもより聴覚が研ぎ澄まされているのかもしれませんね。


Coldplayは2回
>>https://youtu.be/gKM15TaKLUI
Martin Garrix は3回
>>https://youtu.be/JsKIAO11q1Y





地下鉄の乗り換えにも慣れて、すっかりミラノっ子。
大人になってからの通学は楽しいですね。





おお〜。
これは、大学の中でも視聴覚の講義や国際会議にふさわしい教室ですね。





美里さんが気になっている「それ」すらもちんぷんかんぷんですが。。。
WIPOという単語はこのブログでも登場していますね。





新しい情報もしっかり取り入れ、発信しています。





こういう会議でもリアルタイムでコメントが出来るんですね。
スライドも見ながら、同時進行で学びがスムーズです。





なんと!!
凝った造りの階段です。
こういう発見が毎日を楽しくしてくれます。





美里さんが今回の国際カンファレンスで感じた事。
これからの事業と経営に生かされますね。
次回のミラノ、勝手について行っちゃおうかしら。
(私はサーチャーではありませんが。。。)





ダイソン!こんなのまで作っていたんですね。
確かに、風力強そう。
そして、この手に合わせたカーブが良いですね。





さてさて、帰路はマリメッコ柄の飛行機で。
今頃空の上でしょう。
日本につく頃は、水曜日の朝ですね。
美里さん、おかえりなさい。