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2018/11/02

[月刊] 台風の目になる!?注目日本特許10件 (2018年10月分)



こんにちは、酒井です。
今月も「次、話題になりそうな気がする特許」をピックアップしてみました。
対象は 2018年10月 特許公報発行分です。


あくまでもデータ上のお話ではありますが、
お付き合い頂けたら幸いです。



データ抽出基準
--------------------------------------
・2018年10月 特許公報発行分の日本特許
・閲覧請求回数+情報提供回数 の合計が多いものから10件
--------------------------------------
です。
詳しくは こちらの記事もご覧ください。



今月はこちらの10件でした。


※前月(2018年9月)分はこちら

前月と比べると、
「情報提供には踏み切らないものの、
かなりの回数閲覧されている特許」が目立つ印象です。

また、上位4件は分割出願でして、
親出願・関連出願を含め、
特許群で注目されているケースも多そうです。


そして今月の登録特許。
おなじみの製品に関連する内容も多いようで・・・

特許6408416号「吐出容器」
--------------------
【請求項1】
内容物が収容されるとともに内容物の減少に伴いしぼみ変形する可撓性に富む内容器
および該内容器が内装されるとともに該内容器との間に外気を吸入する吸気孔が形成され
外容器を有する容器本体と、
該容器本体の口部に装着され、内容物を吐出する吐出口が形成された吐出キャップと、
前記吸気孔を開閉する空気弁部と、を備える吐出容器であって、

(以降省略)

これは・・・近年急速に広まった あの容器を思わせます。
→ いつでも新鮮卓上ボトル (キッコーマン)

優先日が2011年2月28日。
プレスリリースが2011年7月12日ですね。

ちなみにですが 鮮度の一滴(ヤマサ醤油)は
2010年2月から全国展開しており、
消費者目線でも「あの頃から醤油容器のバリエーションが増えたなぁ」という印象があります。


おなじみの製品を連想する、といえばこちらも・・・?
特許6400278号 「混合茶飲料」
--------------------
【請求項1】
L値が25〜45となるように焙煎処理された大麦および/またはハトムギの抽出物と、L値が25〜65となるように焙煎処理された玄米の抽出物と、を含み、アスコルビン酸が添加されていない、加熱殺菌済の容器詰め飲料であって、
飲料全体の可溶性固形分に対する焙煎処理された大麦および/またはハトムギ由来の可溶性固形分の重量比率が50%以上であり、Naイオン濃度が0.5〜3.0mg/100mlかつpHが6.0〜7.5である、上記飲料。

これは・・・特茶(カフェインゼロ)かな? と思いました。

商品紹介にも「大麦の持つ香ばしい香りとハトムギ抽出によるスッキリした味わいで、香り高くてスッキリごくごく飲める麦茶です。しかも、うれしいカフェインゼロ」とあります。


個人的にも「近年、飲料業界は特許激戦区になってきたな」と感じる機会が多いです。日常的に多くの人目に触れる機会が多い事も、激戦を後押ししているのかもしれませんね。




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