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2012/06/28

[CPC]・・・の基礎知識(1) ECLA(欧州特許分類)編

photo credit: Michlt via photo pin cc


前回の記事の続きです(^^)
3ヶ月後のCPC(共同体分類)の公開と、
半年後に迫った、EspacenetデータのCPC移行を控えて、


ECLA (欧州特許分類) / ICO の復習と、
CPCの予習をするシリーズ、です。


この記事はECLAの1回目(←2回目以降があるの??)


基本的には、欧州特許庁(EPO)が無料公開している教材、
IPC8版とECLA の流れに沿いながら、

わかりにくい箇所は、勝手に補足
退屈な箇所は、勝手に割愛。  (← おーーい?もしもし?)

の方式で、進めさせて頂きます★


まず 「ECLA」 の読み方から。 (← そこからか!)

これ、IPC8版とECLAの冒頭に音声があります。(気が向いたらぜひご確認を★)

EPOの審査官は 「エクラ」 と発音してますね!

ECLAとは European Patent Classificaton の略。欧州特許分類です。



◆ ECLAについて。Introduction です。

各国で採用されている、主な特許分類としては、


  • ECLA   / 欧州特許庁
  • IPC (1-7版、~2006/8版)  / WIPO
  • USPC (米国分類)   / 米国特許庁
  • FI記号、FIとFタームターム  / 日本特許庁


がある、と説明しています。
※ 余談 / 音声では 日本のFIを 「File Index」 と発音してますよ~


続いて、 Coverage (収録範囲/カバー範囲) について。


こちらのスライドは、IPCとECLAの比較が中心です。

IPCは、ほぼすべての国をカバー。分類項目数は約70,000。
ECLAは、EP出願、欧州各国の出願、及びそのファミリーを中心にカバー。
分類項目数は約130,000。

米国分類は米国の特許文献だけ、
日本の分類は 日本の特許文献だけを、それぞれカバーしています。


続いてカバー状況の比較。
緑色が収録、赤が非収録、のイメージです。

IPC1-7 は、1960年代後半 ~ 2006年を完全にカバー。
ECLAは、 1900年頃~ をカバー。
IPC-2006(8版) も、1900年頃~ をカバー。

但し、ECLA、IPC8版のカバー範囲には、
部分的に欠落もあります。

・・・ここは、全部聴き取れなかったです。(ごめんなさーい!)


聴き取れた部分+持っていた知識、で補いますと、

IPC8版の遡及データ、というのは、
主にECLAやUSPC、FIなどのデータから、
それぞれ、分類対応表を使って変換し、
寄せ集めて作ったものです。

ですので、このスライドは、

ECLAのデータと、IPC8版のデータとを比較すると、
収録/非収録の様子が、部分的に違っている
(完全に一致するわけではない)


というイメージをとらえれば十分かな、と思います。

IPCとECLA、また、他国分類の概況はここまで。
次回はECLAの分類体系についてです。  (ICOは、その次かな?)


CPC予習のための→ 基礎知識 (2) ECLA(欧州特許分類)はFIに似た分類体系に続きます。

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ECLA(エクラ) 編 全目次
[CPC]Espacenetの移行は2013年早々。分類表のリリースは10月。
[CPC]・・・の基礎知識(1) ECLA(欧州特許分類)編
[CPC]・・・の基礎知識(2) ECLA(欧州特許分類)はFIに似た分類体系
[CPC]・・・の基礎知識(3) ECLAの特徴は「付与」にあり
[CPC]・・・の基礎知識(4) 「アイコ」って、一体誰なのよ!? ~ ICO / in Computer Only
[CPC]・・・の基礎知識(5) ICOを使ってみる
[CPC]・・・の基礎知識(6) ICOで「今」押さえるポイントはここ
[CPC]CPCの基礎知識 (終) ECLA+ICO+USPC=CPC

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[CPC] 関連資料リンク集はこちら

ECLA(エクラ) → CPC編 一覧はこちら








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