ヘッダーメニュー

掲示板

出張・講習・オンライン配信など  🔹最新スケジュールはこちら 
オンライン配信は🔹Facebookで (録画有) どなたでも閲覧可 / フォローお気軽に
毎週水曜日配信。メールマガジンご登録は 🔹こちら
匿名質問箱!酒井に聞いてみよう。回答は動画配信・ブログで 📪質問BOX 



代行調査依頼  
🔰はじめての調査依頼ガイド
無効資料調査用に整理すると良いこと   📧問合せフォーム
✔侵害予防調査用に整理すると良いこと   🚩調査料金表

検索式の作成とチェック
✔検索式作成(オンサイト/Web会議)  📧問合せ 🚩料金表
式の良い点・改良点のコメントをお返しします。 ✔検索式チェック

2022年度受付中!  
📆出張講習スケジュール(2022年度) 📧講習問合せ 🚩講習料金表




2012/07/26

[CPC]CPCの基礎知識 (終) ECLA+ICO+USPC=CPC

photo credit: jurvetson via photo pin cc

ECLA/ICOの話は、前回まででおしまい。
※いや・・・ECLAもICOも、もっと色々なトピックがあるんですよ!(力説)
でも、来年リセットされちゃう(爆)んで、オタク話 ご説明は省略〜

今回は
「で結局、CPCってどんな感じになるのよー?」
ってお話です。

----------------------------------------
ここまでの話~ECLA(エクラ) 編 全目次
[CPC]Espacenetの移行は2013年早々。分類表のリリースは10月。
[CPC]・・・の基礎知識(1) ECLA(欧州特許分類)編
[CPC]・・・の基礎知識(2) ECLA(欧州特許分類)はFIに似た分類体系
[CPC]・・・の基礎知識(3) ECLAの特徴は「付与」にあり
[CPC]・・・の基礎知識(4) 「アイコ」って、一体誰なのよ!? ~ ICO / in Computer Only
[CPC]・・・の基礎知識(5) ICOを使ってみる
[CPC]・・・の基礎知識(6) ICOで「今」押さえるポイントはここ
[CPC]CPCの基礎知識 (終) ECLA+ICO+USPC=CPC

----------------------------------------

各所からのツッコミ覚悟(!?)で、単純〜に予想してみますと、

CPC(新分類) って、結局のところ
CPC = ECLA + ICO + USPC
って風味(雰囲気)になるのではないかな、と。(←個人的予想です!)
※文字サイズがポイント(笑)です。
現時点で発表されているCPCのイメージは、こんなふう。


(出典: Workshop main presentation / EPO/CPC)

「CPCの分類コードは、数字を採用しIPC的になる」んですが、

この図だと、ECLAに変換かけて数字コードにしてる、的に見えます。

ここから、ほぼ私の予想ですが、
CPCへの分類統合のイメージ、というのは

1)CPCの基本骨格はECLA

2)必要に応じて「ECLAに対応していないICO」が間に挟まれる。
→前回の記事参照です♪
「ECLAの裏じゃないICO」のことです。

3)ECLA由来、ICO由来の他に、
必要があれば、USPC由来のコードが導入される。


という優先順位になるんじゃなかろうか〜? って気がします。
(10月以降に蓋をあけてみて、ハズレだったらごめんなさい!)


「今から来年(2013)初頭まで」の期間限定で、
外国特許調査に関する、私の考えは次の通りです。

●米国特許
既にUSクラスの知識がある方なら、
調査は USクラス中心 + 補助手段 で続行。

お使いのデータベースで、米国特許にECLAデータも入っているなら
( ↑DOCDB系になるかと思います。)
様子をみながら、ECLA検索も追加されるといいかも!
そして、頃合いをみてCPCに移行です。

今現在「USクラス、全然わからないんですけど〜」という方は、
うーん、悩みどころかと。

今からUSクラスを勉強するメリットは、正直いって少ないので、
「最善ではないが」という但し書きをつけて、
「IPC*キーワード」を中心に検索する感じでしょうか・・・
※こちらの方も、可能ならばECLAを補助手段にするといいと思います。

● 欧州は
当然、ECLA/CPC続行です。(キリッ)

● その他(中国、韓国、台湾など)
当面の間、CPC創設の影響はほとんど出ないんだろうな〜と見てます。残念ながら。
(現在のECLAデータが、CPCに移行する程度かと)

検索にECLA/CPCが使えるか?というと・・・

その他各国に関しては、
・付与の水準が一定で、精度も悪くない。(←欧州で付与しているから)というメリットと、
・分類カバー率(付与率)が低い。(←基本は欧州にファミリーがある出願&審査引例等で使われた実績がある公報が付与対象のようです) というデメリットがあります。

実際の調査場面で言うと、
・1件当てれば良い系なら、CPCは「手段のひとつ」として使えそう
・侵害予防系など、カバー率が問題になる調査では、ちょっと使えない
・・・って事ですね(^^;。 (←月並みですが)


ってことで、思いのほか長くなりましたが
CPC予習シリーズはここまで〜。

ありがとうございました☆




[CPC] 関連資料リンク集はこちら

ECLA(エクラ) → CPC編 一覧はこちら








■ご案内■



0 件のコメント: