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2020/09/02

【質問BOX】インドとマレーシアの公開特許公報は、ネットから無料で入手できますか?





質問BOXに投稿いただきました!
ありがとうございます。

今回はこちらのご質問にお答えしました。

インドやマレーシアの公開特許公報は、ネットから無料で入手できますか?  
インド特許庁に入っても、包袋の中身が閲覧できました。
ただし、いわゆる“公開公報”のような形式で格納されているものは見当たりません。
明細書、図面、要旨等が別々のPDFで格納されているだけのようですが。。。


先に結論をお伝えしますと、




動画で解説していますが、
「動画を見ている時間が無い!」
という方は、動画の下のテキストへお進みくださいね。










<<参考情報>>
特許公報を取り寄せてみた(マレーシア編) http://www.unitedgips.com/articles/AseanRelay201704.pdf
新興国等知財情報データバンク / INPIT https://www.globalipdb.inpit.go.jp/



ご質問は随時受付!完全匿名です。
▼こちらのフォームからどうぞ。
 https://pro.form-mailer.jp/fms/ada69f1e192184



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2020/05/12

大量の公報を速く・正確に読むコツは?




毎週火曜日は、朝のライブ配信。
調査の基本的を動画でお伝えしています。

今回のテーマは、
たくさんの公報を速く・正確に読むコツ。

公報の読み方って
色々な流儀がありそうですよね。

「酒井流」は

1)「不要な公報」を早い段階で見極める
   → 最初に「明らかに不要な公報を捨てるだけの工程」 を設ける

2)一度に読もうとしない
   → 2巡目以降で「正確に読む」

2段階読みです。(3段階以上になる場合もあります)


--------------------------------------------------

色々な先生方の「特許調査について」の説明では
「データベース検索」の話題が多くなる傾向がありますが
 (私が説明する時も・・・やっぱりそうです。^^;)

「調査」全体でいうと

  データベース検索の所要時間 < 公報を読んでいる時間

になるケース、多いですよね。

ですので

・速く処理できる
・正確に読める

の両立が大切かな、と思います。


しかしながら、人間って
速く処理しようとすると、雑になる・見落としが発生するし
正確に読もうとすると、とても時間がかかる
生物の機能?的にも、一度に両立は難しそうな気がします。

なので「速く」と「正確」を分けたのが「酒井流」です。

--------------------------------------------------

1周目=速さ。
明らかに不要な公報を捨てるだけの工程」です。


明らかに不要、がポイントです!
微妙な公報、迷う公報は残します。



具体例で説明しますね。
動画に登場する「調査の例題」はこちら▽



このような調査対象(マスク用の耳かけ紐)のとき

「美容用のフェイシャルマスク」
「人工呼吸器」

明らかに「マスクの耳かけ紐」と関係がないので、
1周目でリストから除外していきます。




全体の件数が減ったところで


2周目以降=正確に読む工程です。
ここで改めて「調査主題に合致した公報か?」を確認します。


動画に登場する具体例をひとつ挙げると・・・

こちらの図面。
「鼻や口を覆うマスク」のようだし、
耳かけ紐のあたりに「着脱自在」っぽい部材(2)が見えるので
1周目では捨てず、2周目に回しました。

・・・が、2周目でよく見直す
「耳かけ紐が着脱自在で、色々な布をマスクにできる」のではなく

「マスクの耳かけ紐は固定(マスクに付属している)」
「後頭部側から引っ張り、固定して耳が痛くならないようにするもの」
とわかるので、2周目で捨てる

といった流れです。



動画の中では他の公報も見ながら
「これは残す」とか「これは捨てましょう」とか
説明していますよ。


■関連動画
「いろいろな分野の公報をスムーズに理解し、読む方法」
同じ技術用語を使っていても、
会社(出願人)によって意図している技術が違う・・・?
といった場合も、

1周目で 「多めに拾っておく」
2周目、3周目あたりで「言葉の定義を確認」 です^^






▼視聴URL
YouTubeからはお好みの速度で視聴していただけます。



▼視聴はこちらのURLからどうぞ
https://www.facebook.com/sakai.misato




▼質問・配信のリクエストをは質問BOXからお待ちしています。
酒井美里の何でも質問BOX


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【質問BOX】色々な分野の公報をスムーズに理解し、読む方法



質問BOXに投稿いただきました!
ありがとうございます。

今回はこちらのご質問にお答えしました。

こんにちは。最近会社の特許調査の部門に異動になったものです。
無効資料調査について質問です。

弊社は多岐にわたる技術分野を事業領域としているのですが、未経験分野の無効資料調査に難儀しております。
対象特許はなんとか調べつつ理解できたとしても、それに近い特許なのかどうか、
用いられる言葉が違うと判断できず(言葉は近くても概念は違うなどもあり)、
難しいです(特に通信系が、、、)。
勉強するにも膨大すぎて何から始めたら、と考えてしまいます。

未知の分野の無効資料調査について、ヒントをいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
(いつも動画を楽しく拝見させていただいております。ありがとうございます。)

【回答】 

なかなかの難問・・・ありがとうございます!
3つに分けて考えてみました!

1)技術の勉強について
2)技術用語の整理について
3)無効資料調査 ≓ 自社公報+他社公報を読む


ちょっと長いので折り畳みます

2020/04/30

「FGO」でわかる!商標検索のコツは(検索用)を使わないこと・・・?(NOTE)



こんにちは!酒井美里です   →プロフィール


本日はNOTEで「かんたんな商標検索」の更新です。
主な内容はこちら▼

1)J-PlatPatの商標検索には「文字列検索」を使おう
2)なぜ「商標(検索用)」はおすすめじゃないの?
3)FGOの商標は3つ! 用途は➀ゲーム ②グッズ では3つめは何?


記事本文(NOTE)▼



動画▼



NOTEではここにいます!

NOTEの運用、まだ明確に定まってないのですが
しばらく「お試し期間」で、色々試してみるつもりです。
よろしくお願いします。




■ご案内■

2020/04/27

「この特許は生きてる?死んでる?」J-PlatPatではココを見ます!(動画+テキスト)



こんにちは!酒井美里です   →プロフィール


先週アップした「特許調査・かんたん動画置き場」に
「特許の生死情報判断」を追加しました。J-PlatPatで見る方法です。


とはいえ、J-PlatPatですと
下記の位置を見ると、生死情報を判断できるケースが大半なんですが・・・




おそらく、最初のうちは
・生死状態の種類 (登録前・後 × 生・死 = 状態は大きく分けて4つ)
・J-PlatPatで見る位置はわかったけど、生死の判定がわからない。
といった事も多いのかな、と思うんです。

なので、

「生死」ってどういうこと? という説明と



生死確認の例も
・生存中特許 
・年金不納で消滅
・未審査請求(みなし取下)
・拒絶査定(確定していそうなもの)
・拒絶査定(まだ判断がつかないもの)
・付与後の異議申立→抹消
の6パターン撮りました。


今回も動画から「スライド入手」ができます。
適度に2倍速とかで視聴頂くのもおすすめです^^



他の動画はこちらに追加しています。

▼特許調査・かんたん動画置き場 (loom)


上記のloomに置いている動画は
知財部門の新人の方や、
これから特許検索を始める技術者の方、
理工系の大学生・院生
などを想定して「要点を絞った平易な説明」を心がけています。



▼特許調査・かんたん動画置き場の紹介


今後も動画増やしていきます。
社内研修の予習用などに、ご自由にご利用ください。





2020/04/24

調査終了のタイミングは ➀十分調査できた ②締め切り時間 ③調査コスト の組合せ



写真

質問BOXに投稿いただきました!
ありがとうございます。

今回はこちらのご質問にお答えしました。

特許などの調査を終えるタイミングがよく分からないのですが、
何かご自身のルールなどはありますか? 

私は調べれば調べるほど抜けがないか不安になり なかなか終われません。。


【回答】私が調査を終えるタイミングは
 ➀十分調査できた ②締め切り時間 ③調査コスト の組合せです! 


あとは➀~③のどれを優先するか? だと思ってて、
「絶対」ではないのですが、▼ こんな感じに決めることが多いです。




それから「抜けがないか不安」と心配なときは
「何パーセント抜けているのか」を評価するといいですよ!

「キーワードを足したら500件増える。
そのうち、本件に関係する公報は
”うーん、微妙だけど関係なくもないかな?”レベルを含めて、10件前後」

という感じに「数字」で客観的に見た方が、判断しやすくなります。





「調査のやめどき」質問BOX
調査のやめどきの目安は
➀十分調査できた ②締め切り時間 ③調査コスト

調査目的や業種による特性などもあります

■「調査の目的」と「業種」の各論は4/28メルマガで!
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■質問BOXはこちら!完全匿名で質問できます
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酒井 美里さんの投稿 2020年4月23日木曜日


この動画では、概要だけを説明しています。
「調査の目的別説明」「業種の特性」の各論は 4/28のメールマガジンで配信します。
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この一手間で差がつく「キーワード探し」(朝のライブ配信)


毎週火曜日は、朝のライブ配信。
調査の基本を動画でお伝えしております。

今回のテーマは、

「本検索(検索式ブラッシュアップ)」(調査の基本3回目)


【ポイント】
調査の精度上げは 「分類を使う」「キーワードを充実させる」の2種類。

「キーワードを充実させる」には
1)分類 not 既知のキーワード で検索して差分を見る。

2) (分類がない場合)既知のキーワードでヒットした文章をチェック!
「周辺に、他に使えるキーワードはないか?」 を探す。



このシリーズでは、
実際に酒井が作業している画面を、共有してお届けします。

冒頭は
・試し検索(予備検索)
・分類選択 の振り返りです。

今週の本題は 3:50 付近からです!

「分類検索を行なった結果からキーワードを抽出しましょう」

キーワードを抽出する事によって検索の精度が上がりますよ、というお話なのですが、
非常に単純に言うと、
みんなマスクの事って、マスクという名前のものだと思っているかもしれませんが、
特許出願では、マスクと書いていない出願もあるわけです。
数は少ないかもしれませんが、可能性として、耳にかける部分をどういう表現しているかというと、
ゴム紐、耳掛け部、紐、などいろいろな言い方がありそうです。

このキーワードのバリエーションを集めると
「キーワード検索の精度」が上がります。

キーワードで難しいものは分類で、
分類で難しいものはキーワードで、
両方セットでやると検索の精度が上がるのが基本的な特許調査です。


〜実際の検索画面を見ていきましょう〜





▼視聴URL
https://youtu.be/AmUJoxC_yho
YouTubeからはお好みの速度で視聴していただけます。


〜まとめ〜

<キーワードの増やし方>
1、マスクの分類からマスクという言葉を使っていない公報の数を見る
2、分類が無い場合は、関連する公報から周辺の言い方を丹念に見て、重要そうなキーワードを取り入れる

<コツ>
注目すべき出願人が使っているキーワードは使う
キーワードを増やした結果、迷う時は、検証を取り入れる。

キーワードを増やした状態と増やす前の状態を用意し、
差分をとる。
差分を取り、キーワードを増やした事によって何件公報が増えたのか、
増えた公報が使えるものか、
あまり使えないものなのか、
そこを評価する。

調査の所要時間にも影響する事ですので、
キーワードを増やしてよかったのかどうか、差分検索を取って、
何が増えているのかしっかり判断していきましょう。



次回 4月28日のテーマは

「公報を読む・判断する(査読)」

▼視聴はこちらのURLからどうぞ


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2020/04/23

超難問!「メール以外禁止💢」のヒアリング術 (質問BOX)


質問BOXに投稿いただきました!

こっ、これは・・・・・・最大級の難問ですね!
ありがとうございます。(震え 

おほん。今回はこちらのご質問にお答えしました。

知財部員です。
様々な分野の調査をしなければならず、自分に知識がないので、
いつもは発明部門にヒアリングと言うより講義に近いレクチャーをしてもらってから調査をしています。
現在在宅勤務でコミュニケーション問題が発生しています。
効果的に文章でヒアリングするコツを教えていただきたいです。

※弊社では一般社員はWEB会議禁止です。
※メールだけでヒアリング出来るようになりたいです。


【回答】相手のことを知ろう&「クローズドクエスチョン」


メールだけでヒアリング・・・(滝汗
Web会議が禁止なのはわかったけど、
せめて電話は!?? 電話も禁止なんですかねー? (震え

・・・という話は脇に置いておきまして。

メールだけでは、どうしても情報伝達量が少なくなる。

ある程度予習しておいてから
メールでクローズドクエスチョン(YES/NOで答えられる質問)をして、
「現状の理解が正しいか?」を確認していくと、
間違いも少なくなるし、伝達速度も上がると思います。

で、予習方法自体も「発明者に聞く」と、ロスが少なくなったりしますよ!

が、本日の結論です。


からの、いろいろな前提条件のお話をすこし。


・・・すごい当たり前のことなんですけど
コミュニケーションの方法と情報量って相関関係があって

対面 >Web会議 > 電話 > 文章

になりますよね。


それと、ヒアリングに関しては
「受け手側」の予備知識の量で
咀嚼できる情報量(受け取れる情報量)が決まってきます。



予備知識がたくさんある人
「資料だけメールで送ってもらったら大丈夫だよー✨」
って言えるけど

予備知識が少ない
「すみません、レクチャーお願いできますか?✋」
ってなる感じです!



・・・ということは?


ご質問の文面からしか、判断できないのですが


・・・上記の二択になりそうですね。(汗



そして仮に「やっぱりWeb会議はNG」だとすると

「予備知識の量」を増やさないことには、
メールで仕入れられる情報量が頭打ちになる、
って問題に直面するわけですが


「さまざまな分野」を扱われている、というお話でしたし、
やみくもに全方位を勉強するの、大変だと思います。

動画後半で
「私だったらこれで乗り切るかな」と思う
メールで最大限情報伝達を図る方法、お話ししました。

(とはいえ、Web会議OKになると良いですねぇ!)


「メールだけ」でヒアリングを乗り切るコツ(質問BOX)
【「メールだけ」でヒアリングを乗り切るコツ】(質問BOX)

在宅勤務になったんですが、
じつは弊社「一般社員はWEB会議禁止」なんです。(←なんですとー!
効果的に文章(メール)でヒアリングするコツを知りたいです。


▼質問お待ちしてます!完全匿名です
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▼最近の質問!「モバイルPCのおすすめは?」
http://blog.1smartworks.com/2020/04/pcbox.html
酒井 美里さんの投稿 2020年4月22日水曜日


≪おまけ≫


ただ、なぜだか
「発明者にチェックリストを送付して埋めてもらうと、たいてい失敗する」
ことがわかっています。
(酒井調べによる)(複数のサーチャーに聞きました)

リストを手元に置きつつ
「相手のタイプに合わせて質問する」のが良いと思いますよー!

ご武運をお祈りしてます★


≪おまけ2≫

ヒアリングとは逆方向の「技術説明」の技法も参考になります^^





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むずかしい説明は省いてざっくりわかる「特許の読み方」(動画)



厳密な説明は省略で!
コンパクトに「公報を読むコツはこんな感じ」を説明する

はじめての方向け「公報の読み方動画」撮りました。(16分間)
新人研修などで「ざっくりした説明」が必要な方は、どうぞご利用ください^^



ですが・・・


公報を読むには、公報の取り方・入手方法も必要ですよね!? 

こちら▼の動画も撮りました。(8分間)
公報種別の説明はなるべく省いた「J-PlatPatで公報を入手する手順だけ」の動画です




▼「特許」とは何か、も簡単に説明してみました!(6分間)
※正確な説明は  特許庁の解説ページ や INPITのラーニング教材 でどうぞ。


・最大2倍速の、速度調整がついてます。
・カーソル乗せて頂くと、説明スライド入手できます。(Googleドライブです)




この説明動画置き場には「loom」使ってます。

▼ざっくりわかる「特許調査入門」シリーズ
https://loom.com/share/folder/706b56e2d894475bb6db74910f53457e


・公報の種類
・基本的な特許データベースの説明
・大学での講義テキストをベースにした「調査入門」
なども、loomのページ内で徐々に増やしています。


新人研修などで「ざっくりした説明」が必要な方は
どうぞご自由にご利用ください^^

もちろん使用許可などは不要です。
でも
「今度研修に使います!(使いました!)」のご連絡
ご感想なども頂けたら とても嬉しいです。

ご質問はこちらの質問BOXヘ投稿してくださいね。

2020/04/17

【動画配信】分類選択に迷う時は「2つの質問」で整理してみよう!(先行資料調査2)

毎週火曜日は、朝のライブ配信。
調査に関する基本的な事を動画でお伝えしております。

今回のテーマは、

「分類を選択する〜本検索のスタート」




このシリーズでは、
実際に酒井が作業している画面を、共有してお届けします。

2回目の今日は
普段使っているJP-NETの画面を使って
「分類を選択する〜本検索のスタート」までを行います。


〜前回の復習〜


【調査の手順】
1)試し検索
2)本検索

【試し検索の目的】
この検索の方向性で拡張してしていって上手くいくのか、
方向性の確認です。
キーワードだけで検索していくと、精度が上がっていきにくいので、
精度を上げる目的で、特許分類の特定をしていきます。

簡易調査の場合はここまでで終了する場合もあります。


【試し検索から本検索へ】
本検索は、精度を上げていくというフェーズになります。

キーワードだけでマスクの特許を全部探せるかというと、そこは不明なので、
私たちサーチャーは、検索の精度を上げるために、
特許分類をあいだに一回かませ、未知なる言葉をカバーするという方法をとります。
分類を使った結果を見ると、知らなかった表現や言葉を探す事ができます。
この2サイクルで精度を上げています。

今月は、
「画面操作や、実際の検索中に酒井が何を考えているのか」
などをお伝えしていきます。


〜先週の作業の説明〜


まぁまぁ狙ってるようなものが見つかって、
この方向性で行けばよいとわかれば試し検索はOKなので、
500件あっても全部は見ないです。

この、番号で記してあるものが、公報です。
発明の名称はそのままですね。

「どんな布でもマスクにできる道具」
「マスク兼用ティッシュペーパー」

〜画面上で解説〜

ここから分類を見ていきます。

私と同じデータベースを全員が使われているかわからないのですが、
一般的なID、パスワードを入れるようなデータベースでは、
分類表が入っているものが多いです。

私はデータベースにあるものはあまり使っていなくて、
特許庁のJ-PLat-patの分類表を使っています。


ポイント
基本的な分類選択が特定できているか

「分類選択は迷う」
というご質問をいただきます。


【分類の選択について】
特許分類には
FI記号
Fターム
IPC
の3種類があります。


【3種類のうちどれを使うか】
日本特許の場合、私は用途別で決めています。

先行資料調査の場合は、出願前ですとFIを選ぶか、
Fタームで良いものがあれば、Fタームを使います。

他には、
特許の侵害予防調査の場合は、断然FIです。
また合わせ技で「他社の国際公開も探したい」場合は、
IPCを併用する事もあります。
更にFタームは調査テーマに合うものあった時に、
検索漏れを予防するために使います。
侵害予防調査は検索漏れしたくないですものね!

無効資料調査は、どれを使ってもいいですね。
先行資料が見つかればよいので、
分類表を使わないで、キーワードだけで見つかったら、
それでも全然問題ないです!

「なぜそれを使うの?」
という理屈の話については、
また別の機会にお話しますね。


・・・というわけで
「分類の選択」は、2つの質問に分けて整理しましょう!


Q1「IPC/FI/Fタームのうち、どの分類を使いますか?」

種類は用途にあった分類がありますので、
用途によって選んでいます。
ケースバイケースとして、ご依頼の時に特殊な条件がついていたりしますので、
その時は条件に合わせて使うものを選びます。


Q2「(FIを使う、と決まったとして)個々の分類はどれを選んだらよいですか?」

調査の出発点に合わせて選んでいます。
たくさんある分類の中からどれを選ぶかなのですが、
検索したいテーマを50文字くらいに要約すると見つけやすくなる
というお話をしています。
テーマを要約したものが、試し検索のキーワードになったりするので、
「そことのイメージが合うか合わないか」です。


基本的にはそんな所で、
世の中には複雑な発明もありますので、
複合的に考える必要があるケースもありますが、
調査も素直さが大切かなと思います。


理論ぽい話をしてきましたが、
分類表を改めて見ていきましょう。


これはFI記号という分類です。
ここに
・衛生マスク
・その他のマスク
という分類がありますので、この辺りが使えそうですね。


ここにFタームという分類があります。
先ほど分類を選ぶ時の説明で、
「先行例調査だったら、めぼしいものがあればFタームを使いたい」
とお伝えしたと思うのですが、

この「めぼしいもの」というのも、
調査テーマに近い分類があるかどうかです。

リスト印刷というボタンを押すと
表形式になっているものが出てきます。
この中にめぼしい分類があるかどうかを見ていきます。

〜確認中〜

最後まで見て見ましたが、今回Fタームは使えなさそうですね。

そうなると、
・衛生マスク 
・その他のマスク 
・防塵用 

なども入ってきますが、こういった時は、
マスク全部でもいいのかな、という風に選択をしていきます。

では、FIを使うと決めました。

この分類のマスクは、試し検索でいうとどの概念を含んでいるかを見ていきます。

マスクの分類でどれくらいあるでしょうか。
およそ3000くらいですね。

実際にやっている手順で進めます。

〜作業画面参照〜

今日は抄録画面で確認していきます。

こんな感じで、分類を使っているので、
マスクの特許出願だけ出てきます。

これと、前回やったキーワードで検索したものを比べます。
キーワード検索では、マスクではないものが一定数入ってきます。

ですが、マスクの分類を使う事によって、
発明の主題がマスクのものだけ出てくる感じになりますので
調べたいテーマに近づいた集合を取る事ができます。


という事で、
今日の検索はここまでにしたいと思います。

今日は
1)FIを選ぶ
・FI・Fターム・IPCの選び方

2)大量の分類表の中からどんなものを選ぶのか

というのをやってみました。

Fタームを使わないので、
次回はそんなに検索式が巨大化する事は少ないかなと思いつつ、
例えばこの「マスク」と言っていない発明がどれくらいあるのか、
本当にあるのか、
といった、キーワードを充実させる所も取り扱っていきたいと思います。

検索の第2回目
「分類選択〜本検索スタートする所まで」
終わりにしたいと思います。

次回はもう少し検索式を精度が上がる所までやっていきたいと思います。




(時間は37分ほどです)


▼視聴URL
YouTubeからはお好みの速度で視聴していただけます。







次回 4月21日のテーマは

「本検索(検索式ブラッシュアップ)」

▼視聴はこちらのURLからどうぞ


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2020/04/16

【質問BOX】特許調査の成否は「試し検索」で8割決まる!そのコツは・・・?



質問BOXに投稿いただきました!
ありがとうございます。

今回はこちらのご質問にお答えしました。

J-PlatPatでもれなく調査するコツや、特許取得のコツ等を教えていただければ嬉しいです。


【回答】 試し検索のコツは「今でしょ!」と「アイドルグループ」をイメージすること?


「試し検索」のコツ、それは

「今でしょ!」の先生、と言われたら
「林先生!」って特定できますが



「女性アイドルで~」
「大人数のグループに所属してて~、ほら!あの子だよ!あの子!」
って言われても、たぶん絞り込めませんよね! 笑


特許検索も
基本的にはこれと同じです。(微笑


気になった方は動画もどうぞ。

上手に調査するコツは「試し検索(予備検索)」にあり!

試し検索がうまくいけば、
調査は8割方成功したも同然です🔎

では、試し検索を成功させるには?
動画では、初歩的なコツを
「今でしょ!」の林先生と
「アイドルグループ」の例で説明...
酒井 美里さんの投稿 2020年4月15日水曜日








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2020/04/14

【質問BOX】新刊本は印刷所に入りました!!!・・・発行日未定?



質問BOXに投稿いただきました!
ありがとうございます。

今回はこちらのご質問にお答えしました。

特許調査の本の新刊、または改訂新刊を出されると、ブログに書かれていたような気がしますが、いつ頃出版されるのですか。


【回答】


▼原稿が完成した時のブログ記事は・・・こちら
http://blog.1smartworks.com/2019/09/blog-post_20.html

・・・9月ですね。
原稿完成から、半年経っちゃいました・・・

お待たせしているみなさま、申し訳ないです。(陳謝


動画で現状をお知らせしておりますが、
結論から言うと

「著者校正が全部終わりましたーー!
(あとは基本、印刷作業待ち)

な段階です。


「一体半年も何がどうなってたの!?」な
顛末が気になる方は
動画でご確認ください。 


【質問BOX】新刊本はいつ出ますか?

酒井 美里さんの投稿 2020年4月13日月曜日


ウイルス騒ぎなどの影響もあるようで
具体的な発売日の連絡はまだ頂いていません。

発売日の連絡が入り次第、
ブログやSNSでご案内しますね!

散々お待たせしておりますが
もうしばらく・・・もうしばらくお待ちください。
よろしくお願いいたします。








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2020/04/09

【質問BOX】座右の銘は→木はいつも傾いた方向に倒れる。



質問BOXに投稿いただきました!
ありがとうございます。

今回はこちらのご質問にお答えしました。

座右の銘を教えてください!


【回答】座右の銘は▼


木はいつも傾いた方向に倒れる。

です。

元々はフランス語の諺で
L'arbre tombe toujours du côté où il penche.
と言いまして・・・

画像検索すると、傾くわ倒壊するわで
大変な事になってますね。



人間も同じで


ということなのですが・・・


これ、祖父の教えなんです。
子供の頃から、偏った事を言ったりすると、
毎回きっちり訂正が入りました。
「偏った考え、極端な考えは良くないよ」と。

その点では
座右の銘というより、行動指針の類かもしれないですね。






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【質問BOX】今後の動画配信の展開は?→Advancedコースも配信検討しています。



質問BOXに投稿いただきました!
ありがとうございます。

今回はこちらのご質問にお答えしました。

今回の動画配信は楽しみに勉強させていただいています。
現在は特許調査の基礎の基礎ですが今後の展開としてはAdvance コースまでの展開は期待していいのでしょうか? 無効化調査、クリアランス調査、経過情報の見方など・・


【回答】

動画配信、ご覧くださりありがとうございます!

ご質問のタイミング的には・・・
きっと、基礎の基礎(全2回)をご覧くださったのですね。

Advancedコース、私も配信したい気持ちはあります!(断言

ただ、配信ですと
長時間ご視聴頂くのは、皆さんのご負担が大きいかな?
という気がしていまして

「コンパクトに1話ずつ完結」
で構成すれば、見ていただきやすいかも・・・?

とか、考え中です。



例えば無効化調査なら

・問題特許の構成要件を読む
・生死状態と、現在の権利者を確認する
・経過情報を確認する方法は?
・経過情報の中で、特に大事な書類はどれ?

・・・という位の勢いで、
小さく小さく分割しようかな、とは考えているんですが、


見やすさの点・・・どう思われますか?


私も正直、構成に迷っているので
「コンパクトに完結がいいな」 とか
「そんなに小分けしないで、2時間くらいまとめてー!」とか
ご意見、教えて頂けたら嬉しいです。


質問BOXからで大丈夫ですので、
みなさんのご意見、こっそり教えてくださーーい。
お待ちしてます。





ご質問は随時受付!完全匿名です。
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【動画配信】先行資料調査 その1 技術内容の把握〜試し検索(全4回)

毎週火曜日は、朝のライブ配信。
調査に関する基本的な事を動画でお伝えしております。

今回のテーマは、

「技術内容の把握(テーマ紹介)〜試し検索」






時間は32分ほどです。
▼視聴URL
https://youtu.be/X1J3zpkwasg


このシリーズでは、
実際に酒井が作業している画面を、共有してお届けします。

普段使っているJP-NETの画面を使って
「技術内容〜試し検索」行います。

公報ベースか、出願ベースか
公開なのか、登録なのか、
などなど選択し、
私が仕事をする画面
「コマンド入力」を使います。

今回は
「なんでもマスク」
について調査するのですが、
「マスク」だけですと、20万件出てきますので、
特徴を入れて、式を追加していきます。


500件くらいに絞れた所で見てみると、
だいぶ人間がかけるマスクに絞られてきましたね。

ちなみに
「試し検索」とは?
改めてこれを説明してみますね。
〜別画面〜

▼参考動画はこちらからどうぞ
http://blog.1smartworks.com/2020/03/blog-post_40.html

今日やっているのは、試し検索です。
調査に慣れた人や、出願前検索をされる方は、これをおすすめしますが、

マスクの特許はどんなものがあるのかな?
と、予備知識を出したり、
構成要素の抽出、
その要素で検索して上手くいくかの方向性の確認だったり、

分類の特定
顔にかけるマスクの特許分類はあるのかな?

という、
今日は、ここまでやっていきます。

来週以降は、本検索をします。
検索精度をあげる作業ですね。

分類と未知なるキーワードを使って、
精度を上げていくのが、本検索です。


では、検索画面に戻りますね。

顔にかけるマスクの中で、
試し検索の中から本件に近いものを探していきます。

1)分類順に並べます。
(発明の内容順に並べる)

2)調査テーマが違う時は、会社名で並べたりもします。

今日は分類順でいきますね。
試し検索であまり関係の無いものは、あまり見ていません。

試し検索の場合は「なんでもマスク」に近いものを探すようにしています。
抄録画面を見て、気になるものにチェックをつけておきます。

「使い捨てマスク」「鼻マスク」「マスクシステム」
など、発明の名称を見ていきます。


試し検索の目的
「方向性、これでいけるかな?」
と考えた時に、ズバリこれかな、というのが一つ見つかったので、
方向性はこれでよいという事がわかりますね。

「使える分類あるのかな?」
とした時に、これは使える分類ではないかな、と思えるものがありますので、
その内容をデータベースやJ-Plat-PatのPMGSで調べたりします。


今日やりたかたこと
発明の内容把握
新聞記事から、
試し検索をして、
分類がなんとなく、この辺りかな、
というのを選ぶ事ができました。


また1週間後に、
具体的にどの分類を選ぶのか、
本検索の入り口の話ができたらと考えております。

4月の先行資料調査シリーズ
今回は、
「発明の把握〜試し検索を行なっていく」
ところまで、お届けしました。


次回 4月14日のテーマは

「分類を選択する〜本検索のスタート」


▼視聴はこちらのURLからどうぞ


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【お役立ち動画配信】NO.4 検索例:アップル社のタッチパネルに近い内容の特許出願は?

お役立ち動画配信、4回目の今回は、

「検索例:アップル社のタッチパネルに近い内容の特許出願は?

(引用/被引用検索)」


についてお届けしてまいります。


 


【検索例:アップル社のタッチパネルに近い内容の特許出願は?(引用/被引用検索)】


「自社に対して権利行使してきそうな特許権利者って予測する事は出来ますか? 」
という事について、検索を実際に行ってみたいと思います。 

「権利行使してきそうな権利者というのは、そもそも予測できるのかどうか」
という事なのですが、
イエス・ノーの二択で答えるのであれば、イエスの方かなと思っています。

もちろん、業種や、商品、サービスの種類で差はあると思います。
予測しやすい商品、サービスもあれば、若干予測がしづらいもの、
差はあるかと思いますが、どちらかといえば、イエスです。

予測のポイントは結構いくつかあると思っていて、
例えば、業界の動向や様子、いわゆる業界の雰囲気で、
「ちょっと次こういう所から権利行使来そうかな。」
と予測できるようなものもあれば、
購買や営業など知財以外の他部門からの情報
というのが参考になる場合もあります。

それから、特許調査、検索という事で言うと、
定期監視調査、
いわゆるSDI調査をずっと行っているというのは、
一番ベストな形かなと思うのですが、
他には、スポットで検索、スポットで調査するという方法があります。

一番よく知られているのは、
いわゆる侵害予防調査、というものかと思うのですが、
その他に、ざっくり検索して、
「どの辺りの出願人さんと、自社の技術内容に近いものがあるかな。」
というのを見る方法があります。

今、5つほど方法を挙げたのですが、
残念ながら、どれがベスト、どれが一番、どれをやっておけば全てOKですよ、
というのは、言い切れないと思います。

もしも過去に権利行使を受けた経験があれば、
その時の状況を思い出していただくとか、分析などすると、
きっと今後の参考になり、
「こういう所にもっとうちの会社の場合は気を配っておけばよかったな。」
というような事は、見出されるのかもしれません。 

それから、先ほどいくつか挙げさせていただいた中の、
侵害予防調査というよりもっとザクッとしたスポット検索というのは、
例えば業界の動向であるとか、他部門からの情報と合わせて考える時に、
組み合わせにおすすめの材料と言えるかなと思います。

では、そのザクッとした検索をこれから実際に行っていみたいと思います。

 〜画面共有〜

例題が必要かと思うので、
アップルの、タッチパネルとか、タッチペン、スタイラスに近い特許出願は、
どんな所が出願を行っているのか、
どんな会社が権利を持っているのか、
というテーマで検索をしてみたいと思います。

今日は検索を簡単にするために、名寄せというのを行ってみようかなと思います。

今、JP-Netというデータベースを使っています。
この中でですね、出願人を調べる項目がいくつかあるのですが、
名寄せの社名変更、アップル、
今はおそらく「アップルインコーポレイティッド」
こんな感じの出願人名を使っていたかなと思うのですが、
ダブルクリックすると、名寄せ情報というのを見る事ができます。

アップル、このアップルだけ入っているもの、
アップル・コンピューター、
アップルコンピューター、など、
いわゆる異表記と言われるものですね。

名寄せがされている状態で非常に便利かなと思っていて、
名寄せのアップルで、

 〜検索処理中〜

ここに、コマンドの説明を入れます。
2500〜2600件くらいあるのですが、
近年の技術内容に近い特許出願という事で調べたいと思いますので、
ここに出願日の情報を加えていきます。

そして、アップルのタッチパネルやスタイラスに関する、という事でしたので、
タッチパネル、
タッチスクリーン、ですとか、
デジタイザーなどの分類をここに付け加えていきます。 

この条件を掛け算、
この分類に当てはまって、
出願人アップルで、
日付も当てはまっているもの、
こちらで今205件、特許出願があります。

この中身を見てみると、
触覚出力とか、
触覚フィードバック、
スタイラスリング電極、
タッチ入力などなど、
こういった言葉をアップルは使っているという事もわかりますので、
ここに一行差し込んで、

比較的アップルが出願のタイトルですとか、
そういった所でよく使っているキーワードをここに増やしまして、
キーワードを加えた検索というのに変換してきました。 

これに近い特許出願ってどんなものがあるかなという事なのですが、
今回は、引用情報を使ってみたいと思います。

この8番の出願に対する、
特許審査で挙がった引用文献という検索をしたいと思います。

この類似のコマンドをいくつか入れていきます。
引用文献、
引用文献(被)
参考文献
参考文献(被)
審査の参考文献ですね。

この4行分、結果を合算して、2番引き算をすると、
引用、被引用の情報で、アップル以外の出願人というのを検索する事ができます。

この集合ですね、古い出願も新しい出願も混じっているという状態ですので、
この中で
「特に近年の比較的出願軍に近い出願を見るのにどうしたらいいかな。」
と考えていくと、
まず一つ、
同時期以降の出願、2010年以降の出願に絞るという方法も考えられますし、
また権利行使の可能性という事で考えると、
生産中の特許に絞るというやり方も考えられます。

ここではステータス情報消滅という検索を使って、
先ほどの引用、被引用データから、
アップル以外でなおかつ、生存分どのくらいありますか?
という検索を考える事もできます。

これは、16番ですね、印をつけます。
16番とか、19番、これ、どちらかを見るという事でも良いと思いますし、
今回は、最近の出願か、古くても生きている出願、
どんなものがアップルの出願に近い領域に存在しているか、という風にして、
結果一覧を見ます。

これですと、おそらく今、公報番号順に並んでいるかと思うのですが、
傾向がわかりにくいので、
「どんな出願人ですか。」
という事で、出願人順に並べてみます。

ある程度まとまった件数を出願している企業などもありますし、
タッチパネル出願してますね、とか、
テスニック、アルコム、グーグルなどの出願も、
この引用、被引用などの情報から見出す事ができました。

ですので先ほど申しましたように、
この例ですと、
アップルのタッチパネル、スタイラスに近い特許出願軍
どのあたりの企業さんが持っているかな
というのを分かる事が出来ます。

このザクッとしたスポット検索、
例えば業界の動向とか、
購買、営業などの他部門からの情報と組み合わせて、
「どの辺りに留意しておくとよいかな。」
と、推定する材料に使っていく事が出来るんじゃないかなと思います。

検索の方は以上になります。
みなさんのお仕事の少しでもヒントになれば幸いです。


1回目の動画配信はこちら
>>NO.1 調査と「邪推」の話
2回目の動画配信はこちら
>>NO.2 調査難易度の変化
3回目の動画配信はこちら
>>NO.3 [J-PlatPat] 特許検索の最初に試してみるとよいこと [キーワード検索]

動画配信は、毎回、10分ほどでお伝えしていきます。
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