こんにちは。サーチャーの酒井です。
今日の記事は「固定アドレス」のおはなし。
みなさま「固定アドレス、あれね?」 ピン!と来ていますでしょうか?
同じものを
固定URL、とか直接リンク、と呼ぶ方も
いらっしゃるかも?
事の発端は、J-PlatPatからのお知らせ。
こちら、11/21時点のJ-PlatPatのおしらせ。
一番下に載っている 「J-PlatPatの機能追加」 を開いてみます。
いかにも5月のお知らせですよ~?みたいな顔をしておりますが、
リンク先のお知らせ本文を開くと
11月18日付のお知らせになっており、
年末、12/23-26 のシステム休止後に
固定アドレスを導入する予定 とのこと。
固定アドレスサービスが導入されると、どうなるの?
何ができるようになるか、といいますと・・・
(折り畳みます)
ということなので
このように↓
特開2014-100000 (※ クリックでGoogle Patentsが開きます)
または こちらのように↓
特開2014-100000 (※ こちらはEspacenetが開きます)
年末からはJ-PlatPatにも、直接リンクが貼れるようになり、
もちろんExcel等からも、リンクができるので
実用的には、
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Excelの特許リスト上に、
公報番号→J-PlatPatのリンクを設置し、
Excelからワンクリックで、公報内容を確認できるようにする。
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思います・・・が。
個人的には、何か引っかかる。(←!?
なぜって、
すでに、Google Patent や Espacenet では、
固定アドレスが提供されているから。
Google Patent には (サンプル 特開2014-100000)
現時点で3つ、メリットを感じています。
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1) URLが単純で、簡単に推測可能
→ Excel上でリンクを作りやすい
2) ページ下部に、引用情報/INPADOC リーガルステータス有
3) Espacenet 他にリンクされている
→ 経過書類はGlobal Dossier経由でアクセス可能
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まとめると、Google Patentのメリットは
Excel上で、どんどんリンクが作れて
一旦リンクができれば、どこまでも情報を辿っていける
という部分。
逆に、デメリットは、収録範囲がやや限られていること。
現在はCD-ROM化以降だけが収録されています。
※それでも、余裕で20年分以上を収録しているので、
※滅多に不便を感じる事はありません。
自分は既に、固定アドレスを使っていて、
日頃は不都合も感じていないので、
「J-PlatPatの固定アドレスって、後発になるけど、他より使えるのかな~?」
というのが、正直なところです。。。 (関係者のみなさま、いつも好き勝手書いてすみません。。)
上記を踏まえて
ここからは「勝手に期待してること」。
(もう、サービス仕様とか、決まっているとは思うのですけどねw)
2つあります。
ひとつは 「URLの推測しやすさ/単純さ」
具体的に言うと、公報種別と番号から、URLを生成しやすいこと。
たとえば、Google Patentsの固定アドレスって、結構単純。
/patent/ までは常に同じで、
末尾の部分だけ、国+番号+種別、と並べたら、URLが作れちゃいます。楽勝です。
Espacenetは、もうちょっと複雑。
Excelで作れない事はないけれど、
赤字の部分に、バラバラに 国、番号+種別、種別・・・ と代入していくので、やや面倒です。
一覧表にリンクを埋込むなら
断然、Googleのような「単純タイプ」が扱いやすいです。(力説
J-PlatPatの固定アドレスの形式、
どうなるのでしょうね?
あとひとつは 「収録範囲」
Google Patent の収録は、CD-ROM化以降限定なので、
より古い公報でも固定アドレスが使えるようになるといいな、と思います。
これって 「J-PlatPatでないと、実現できないこと」 のひとつかもしれません。
でももし・・・
固定アドレスの提供が始まった時
「結局、Google Patentの方が、URL作りやすいし、Espacenetに行けるし」
なーんて、思ってしまったら。。
・・・むーん。
それだとやっぱり、Googleを使い続けちゃうかなぁ。あははは。(^^;
とはいえ
サービス提供が始まるまでは、
どんな状態なのか、わかりません。
めっちゃ便利で、海外勢に負けないサービスが提供されたら、嬉しいですよね。
年末のメンテナンス、期待して待ちたいと思います。
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