数日前のニュースで、
特許庁、インドに拠点-知財、欧米勢を巻き返し
(日刊工業新聞 : 2012年02月17日)
という話題が出ていました。
ジェトロを通じて、4月以降、ニューデリーに拠点を確保する予定、とのこと。
ちょうど、講習会(TIP集)で、インドの話題も扱っていたので、何となく気になっていたところ・・・
JETROでは、別のニュースも出ていました。
高まる日本への期待−BSCチェンナイ開所− (インド)
(JETRO通商弘報 : 2012年2月24日)
※BSC = ジェトロビジネスサポートセンター
特許庁の拠点はニューデリー、
ジェトロで新しく開所したのは、チェンナイとの事なので、
直接関係はなさそうですが、
経産省のインドでの活動、活発になるのは期待できそうです。
特許情報、ひとつをとってみても、
日本国内では、インドの情報は本当に乏しいのが実情。
私も、欧州特許庁(EPO)の情報を頼りに、
Asian patent information - India
→ http://www.epo.org/searching/asian/india.html
あとは 「手さぐり」、というか 「当たって砕ける」 方式で、情報収集しています・・・(汗)
たとえば今、インド特許庁のデータベースは、
収録範囲(Coverage)がとっても 「微妙・・・?」 な感じです。
(http://www.ipindia.nic.in/ipirs1/patentsearch.htm)
まず、サイト上にCoverageが明記されていないので、苦戦させられます。
(↑アジア圏では、珍しいことではありませんが・・。)
仕方ないので、「手さぐり」でたくさん検索し、
「このあたりは、結構収録されてる~」 とか
「この年代は、入っていないかも・・・」 というのを、調べたりします。
たとえば、インドの登録特許を検索した感触は、
- 古い特許 (1970年代)は、そこそこ入っている
- 最近の特許(1990年代後半~?)も、まあ収録されている
- 1980年代途中~1990年代前半が抜けてるよ!?
- もしかして、ここ2年くらいアップデートが止まってるんじゃ・・・?(汗)
・・・なんというか「縞模様」的な収録状況、って思いました。
アバウトすぎて、「Coverage」の代わりにもなりませんが、
「こんな傾向がある」 位には、参考にして頂けるかも。
(・・・なお、公開特許は、ちょっと傾向が違うんですよ。。ご注意を。)
この際、日本特許庁主導の、国際協力か何かで、
インド特許庁のデータベースを整備してくれたらいいのにな~、なんて、妄想してみます。。
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