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2017/05/16

「農業」なのかと思ったら!~平成28年度・特許出願技術動向調査



小雨まじりだった、昨日の仕事帰り。
運転しながら、ちらり、と横を見ると

にじーー!

見事な虹が出ておりました。
すかさず、車を停めてパチリ。
なんかこれ、北海道っぽくないですかねー♪ 

広い畑と、道路の彼方には大きなサイロもあり、
何より「電線」が映ってないところなんかも、北海道みたい。
ホントは違うかもですけど・・・イメージです、イメージ! (笑


さて・・・
例年 特許庁が作成・公開する

特許出願技術動向調査等報告
https://www.jpo.go.jp/shiryou/gidou-houkoku.htm

平成28年度の実施分が、先週より公開されています。


これと同時に、経産省のニュースリリースでも

注目分野の特許出願技術動向調査をとりまとめました
~第四次産業革命に対応する研究開発戦略構築へ~

と、特許出願技術動向調査が紹介されているのですが、


経産省のニュースリリース
「おや?」 と思ったことがひとつ。



「2.調査結果の概要」 の中の・・・

本年調査した15の技術テーマのうち、IoT関連技術として「スマートマニュファクチャリング技術」、「クラウドサービス・クラウドビジネス」及び「施設園芸農業」、また、バイオテクノロジー技術として「ゲノム編集及び遺伝子治療関連技術」及び「人工臓器」について、以下紹介します。

http://www.meti.go.jp/press/2017/05/20170508002/20170508002.html

一瞬、すらーーーーっと読んでしまいそうですが、

ここ ↓
IoT関連技術として・・・「施設園芸農業」、また、バイオテクノロジー技術として・・・



あれ?
施設園芸※って、 

施設園芸 = 農業 = バイオテクノロジー、じゃないの? 


※ ハウス(=施設)内で栽培を行なう農業が、施設園芸です。


・・・って思って、二度見しちゃいました。



どれどれ?と
ページの続きを見ますと

我が国の食料自給率を向上させ、日本ブランドの作物を海外展開するためには作物の生産性・品質のさらなる向上が必要です。そこで、ICT・IoT技術を駆使した植物工場など、施設環境の高度な計測・制御により高収率化・高付加価値化を実現可能な施設園芸農業を拡大することが重要です。

施設園芸農業に関する出願件数は、年間数百件程度でしたが、2008年以降は毎年数百件ずつ増加し、現在では年間2千件を超えています。特に、「人工光型植物工場」に用いられる照明とその制御技術については、他国に比べて日本からの出願件数が最も多く、日本が強みを発揮しています。

ということで、
農業、といっても「環境制御」「植物工場」のウェイトが大きそうです!
出願も、近年になって増加傾向なのですね。



他に、今回公開された15タイトルは下記のとおり。
【平成28年度実施テーマ】

電池の試験及び状態検出
移動体用カメラ
施設園芸農業
スマートマニュファクチャリング技術
ASEAN各国及びインドにおける自動車技術の出願動向
人工臓器
ゲノム編集及び遺伝子治療関連技術
繊維強化プラスチック
ファインバブル技術
次世代動画像符号化技術
LTE-Advanced及び5Gに向けた移動体無線通信システム
クラウドサービス・クラウドビジネス
GaNパワーデバイス
高効率火力発電・発電用ガスタービン
水処理

特許出願技術動向調査等報告書
https://www.jpo.go.jp/shiryou/gidou-houkoku.htm

毎年、ざっとチェックされている方も多そうな、この報告書。

ちなみに話題のIoT周辺は、
下図のような計画で、動向調査をされているそうです。

(出所:http://www.meti.go.jp/press/2017/05/20170508002/20170508002-1.pdf


改めて、過年度分を見直すのも良いかもしれませんね!





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