Mitchell Orr
こんにちは、今週前半は引きこもって調査してます!酒井です。
今はちょうど
動物に与える「えさ」に関連する事を、調査しています。
人間と動物の関わりはとても古く、
とりわけ「最古の家畜はイヌ」というのが、定説となっているよう。
ただ、イヌが家畜化された時期については見解が分かれており、
4万年前、とか、1万5千年前、など、諸説あるそう。
それに次いで古いのはヒツジ・ヤギ・ブタ。
紀元前8000年(=1万年前)には飼育されていたようです。
現在も世界中で飼われているのは、
やはり、人間の生活に不可欠だから、で、
特許出願もたくさんあるのですが・・・
動物以外でも、歴史が長く、生活密着型 (←と、たった今名付けました)
な調査テーマで、ポイントになる点のひとつが
キーワードの異表記
かな、と思います。
(折り畳みます)
特許明細書の文章って、基本に立ち返ってみると
「当業者が理解でき、容易に実施できる程度に説明」
されていればよいはず・・・でしたよね。
そう考えると、
”家畜に与えるえさ” の事を説明するなら
「動物(家畜)に餌を与える/飼料を与える」
「反芻動物用の配合飼料(≓牛のえさ)」
のように
「餌(エサ)/飼料」って書き方でも、
十分、同業者に話って通じますよね? と思うのですが
実際の公報(群)って、そうなっていないんだな~!
主な実施例が「愛玩動物」の場合は、特にそう!
急に
「ペットフード」とか「サプリメント」とか、
「栄養補助食品」なんて表現が増えてきて、
「嗜好性食品」「ガム」「おやつ」などの表現も、結構出てくるのです。
※なんか「○○ちゃんは家族の一員。”えさ”じゃなくて”ごはん”です」みたいな??
そりゃあ
ペットの飼い主さんの立場だったら
自然と「ごはん」「おやつ」って表現でも自然だ、って思えるんだけど
公報表現はまた別じゃないの?って気がするんですよね。。(個人的には)
公開公報で「おやつ」を見かけた時は
「それは、逆に検索しにくいよー?」って思いました。不思議な感じ(笑)
※人間の「おやつ」と、切り分けが微妙な時も何だか困るし。
※ビタミンCを添加したおやつ、でヒトでも非ヒト動物でも食べられる、的なものとか。
そんなこんなで・・・
「歴史が長くて、生活密着型」の分野。
・そっけないけど明細書らしい「餌」「飼料」のような表現
・生活で使ってる「ペットフード」「サプリメント」「おやつ」的な表現
両方が使われているケース、結構多いです。(経験則)
そして、生活密着型の表現の方が、
大抵、表現のバリエーション(同義語)が多いので、
気をつけてピックアップされると、
その分、細かく検索精度を上げていけますよ。
それでは!
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2 件のコメント:
A23K(動物に特に適した飼料)*名称要約請求項=ペット*出願日>=2010の母集合作って査読して(またはKHCoder利用)キーワード見つける、というような標準手法のみではうまくいかないでしょうか?
コメントありがとうございます。
おおむね、ご提示頂いた手法で対応できるかと思います。
(私もA23K使いました)
そうなのですが・・・
>名称要約請求項=ペット
ここのキーワードが「ひゃー!難しい!」と感じました。
ペット+犬+猫+イヌ+ネコ+愛玩動物+ハムスター+フェレット+・・・
といったキーワードで拾えるものも多いですが
家畜+非ヒト動物+・・・
的な記述もあり、なかなか幅が広いなぁ、と思いました。(苦笑
生活密着型、一筋縄ではいかないですねぇ。
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