こんにちは、酒井です。
先週金曜日は「特許調査の基本とその評価」講座でした。
今日は、講座で頂いたご質問からお送りします。
これ、たしか
「IPC(国際特許分類)の 第一分類(筆頭IPC)/それ以外」
に関連してのご質問だったと記憶しています。
商用データベースですと
IPCには "第一分類" と "それ以外"という属性があって
検索する事も可能なのですが・・・
請求項の検索で、独立項/従属項を区別できるデータベースって、
私は、見かけた記憶がありません。
それで・・・
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検索項目としては、
独立項/従属項の区別は難しいと思います。
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とお伝えしたのですが、次の瞬間
ん?
ちょっと待ってーーー??
それ、検索できるかも!!
とひらめきました。
結果を言いますと
「近接演算のできるデータベース」
なら、独立/従属は区別できそうです。
さて・・・どうしたら検索できるでしょう?
「区別できたら便利そう」と思った方は、
ちょっと立ち止まって、考えてみてくださいね。
ヒントは近接演算ですよ^^
「答え」は記事の続きからどうぞ。
・・・のように検索しますと
それぞれ、下記のような公報がヒットします。
式#3(従属項)
式#4(独立項)
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この検索を成立させているポイント
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1)請求項は「ひとつの文章」でできている
2)従属項には「請求項○に記載の~」というフレーズが含まれる
3)【 】(隅付き括弧)内の 【請求項○】の文字列は、
ハイライトされるが、実際には検索対象になっていない。
従って、近接演算にも影響しない。
(JP-NET/NEWCSの場合、です。)
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役立てて頂けそうな方、
どうぞ拾って行ってくださいませ。
※他システムをご利用中の方は、検証もお忘れなきよう!
それでは、
よい1週間を。
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