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2012/08/03

要約(約50字)から、構成要素をピックアップする~基本の検索スキル4

photo credit: Pörrö via photo pin cc


初級講座内容の全貌を書いてみるシリーズ、4回目です。

今日は
  • 「約50文字」の要約から、ポイントを抽出する。
  • 各ポイントについて同義語・類義語を追加すること、の概要
  • その前に 「同義語・類義語って何?」 という説明
をお送りします。

「約50文字」の要約から、ポイント(検索キーワードのもと)を抽出する。

ここは、比較的「かんたん」かと。

例)
http://www.kao.co.jp/healthya/ryokutya/faq.html
に対して 「似ている公報」 を探す。いろいろな飲料が考えられるが、その中でも「お茶」のカテゴリーに入る物を探してみることにします。

約50文字の要約が

茶葉から抽出した茶カテキンを添加することにより、体内の酵素を活性化させ、体脂肪消費効果を高めた緑茶飲料。

であるとすれば、
茶葉、カテキン、体脂肪、緑茶
などが、まずはキーワード候補になります。


ここで 「抽出」とか 「酵素」「活性化」 などの単語を入れていないのは何故?と感じられた方もいらっしゃるかもしれませんね。

でもごめんなさい。たぶん主な理由は 「勘」 なのです・・・。
一応勘の根拠というか、判定基準をご説明します。


茶葉とカテキンと体脂肪、あと緑茶など 「採用したもの」は、これがないと話が成立しないもの。必須の構成要件、という見方をしてます。

一方、抽出、添加、活性化・・・などは 「50文字で、話の繋がりをわかりやすくするには必要」ですが、Common Word(広く一般的に使われる用語)なので、検索上の特徴になりにくいかな・・・という見方をして、ここでは削っております。


でも、あくまでも「勘」 なのです。
実際に試し検索をおこなってみて、復活させる事もあります。

イメージとしては 「先発ベンチ入りメンバー」 「控え選手」 みたいな違いですね!
控え選手が、途中出場する試合もアリ、って感じです。


各ポイントについて同義語・類義語を追加すること、の概要


先ほど抽出した、検索のポイント(キーワード)に、同義語・類義語を追加します。

下に、追加した例を示します。追加キーワード=同義語・類義語です。

 50字要約から 追加キーワード (同義語・類義語)
 茶葉
 カテキンポリフェノール
 体脂肪脂肪、脂質
 緑茶紅茶、ほうじ茶、抹茶、煎茶、烏龍茶   など

ここで、一旦休憩です。
同義語・類義語の定義などを確認してから、次に進みます。


  同義語・類義語とは何か 


上記の例でいうと 「お茶のようなもの」 を探す目的で、
 「緑茶、紅茶、ほうじ茶、抹茶・・・」 など、複数のキーワードを挙げています。
photo credit: don.lee via photo pin cc

これは・・・そうですねぇ。
厳密にいうと 「類義語」 ですね!  (同じ種類のお茶ではないので)


(ほぼ)同義語
「紅茶 と 発酵茶」 「烏龍茶と半発酵茶」 の組合せになります。
同じものに、2以上の呼び方・キーワードがある場合は 「同義語」です。

●  類義語
緑茶、紅茶、ほうじ茶、抹茶、煎茶・・・ など
「チャの木の葉」を使った、いろいろな種類のお茶の名前が「類義語」です。

●  異表記
「烏龍茶とウーロン茶」 「ほうじ茶と焙じ茶」 の組合せが、異表記です。
耳で聞くと、全く区別できない(同音) という特徴もあります。


なぜ、検索に同義語・類義語を使うのか、というと・・・

特許明細書を書くとき、使う言葉(技術用語など)には「決まり」がないからです。



photo credit: Takashi(aes256) via photo pin cc

上の画像のような 「お茶」 を

「紅茶」と説明したい人(出願人)と、
「発酵茶」 と説明したい人がいる、とします。

明細書作成の上では 「このお茶は、必ず紅茶 (または発酵茶)と記述しなさい」 というルールはありませんよね?


・・・ということは・・・?

特許の公報って、みんなが自由に記述しているから、
言葉のバリエーションが、とても多い!

という事実につながります。


そして、この 「同義語・類義語・異表記」
一般的には 「検索漏れを少なくするために、なるべく多くの表現を挙げる」 と言われています。

確かに「漏れ防止」の側面もあるのですが、


「試し検索」に関しては、
ズバリ、初動を早くするため に使います!

もっと言うと、
試し検索の段階で 「漏れを少なくしよう・・・」は、気にしなくていいのですよ~ (ええっ!?)


ふふふ。面白くなってきました。
(面白いのか?)


続きをお楽しみに。 → 次回の記事




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