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※こちらは旧・アメーバブログの過去記事です。
2010-09-29 14:03:40
[JP]昭和40年代の古い公報から、FI、Fタームを突き止めるには。
テーマ:├日本 :: JP
こんにちは、酒井です。
講習会で、Fタームを説明すると、
「Fタームは、どの位古い公報まで付与されていますか?」
というご質問を、よくいただきます。
答えは・・・
「1)遡及付与が完了していて、
かつ、
2)該当技術の公報があれば、
古~い公報でも、分類が付与されています。」
たとえば・・・
ここに、昭和4年の公報がありますが、
この公報は、
「信玄袋」 のFタームで、みつけてきました。
もちろん、明治、大正の公報も、Fタームでちゃんとヒットします。
(IPDLの「特許分類検索」 で検索できます。)
ところで・・・
皆さんおなじみの IPC (国際特許分類)のスタートは
1970年(昭和45年) ですが、
1970年頃の公報、
「そういえば、じっくり見た事はないかも・・・」
「最近見なくなったけど・・・どうだっけ?」
という方が、多いかもしれないですね。
※私も 「最近見てない組」 です。
ということで、
古い公報は、こんな感じです。
IPCなんて 「A45C」 と書いてあるだけ。(驚)
で・・・・・・
IPCの横に、見慣れない記号がありますよね。
日本分類。
国際分類がなかった昔は、
「日本分類」が使われていました。
実は、最初の「信玄袋」な公報にも
番号の下に、
第百二十四類 九. 手提袋 の文字が。 (縦書き!?)
旧・日本分類の分類表、
私も、ネット上で少し探してみたのですが、
発見する事はできませんでした。(残念)
唯一、自分のハードディスクに、
こんなメモ書きが残っていただけ・・・ですね。
(階層構造?というか、雰囲気を感じていただけるかと。)
さて、日本分類、
中身がちょっと気になる、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
冊子体(紙)の分類表としては、
過去に
・ 発明及び実用新案の分類表
―昭和23年1月改正 昭和37年1月改訂 (1961年)
・ 国際特許分類〔IPC〕第3版と発明及び実用新案の分類
〔日本特許分類(JPC)〕との対照表 (1979年)
などが発行されており、
よーーーく探すと、古書なども出回っている模様です。
あと、各地の図書館、発明協会などでも、
所蔵している事がありますよ。
・・・・なーんて話を、長々としていたのは、
先日、
「古い公報が引例で挙がったのですが、
”日本分類時代" の公報でした。
これ、FIやFタームを確認する方法はありませんか?」
という、ご質問をいただいたからなのです。
たとえば・・・こんな公報が手元にあったとします。
公報番号は、 「実公昭40-035835」
・・・ この出願に付与された、
FIやFタームを知りたいんですよね?
うーん・・・。
・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
昭和39年出願、40年公告、ということで、
・ たぶん、パトリスには収録されていそうだけど・・・?
・ その他の商用データベースだと(昭和40年、と古すぎて)難しいかも。
・ IPDLで番号照会しても、分類情報は確認できない。
という感じですね。
もし、無料のデータソースで探すならば、
Ultra Patent (https://www.ultra-patent.jp/) は、
比較的古い特許のデータが揃っています。
さすがに、昭和40年公告は無理でしたが、
昭和45年の公告なら、この通り!
何かのお役に立つことがあれば。
講習会で、Fタームを説明すると、
「Fタームは、どの位古い公報まで付与されていますか?」
というご質問を、よくいただきます。
答えは・・・
「1)遡及付与が完了していて、
かつ、
2)該当技術の公報があれば、
古~い公報でも、分類が付与されています。」
たとえば・・・
ここに、昭和4年の公報がありますが、
この公報は、
「信玄袋」 のFタームで、みつけてきました。
もちろん、明治、大正の公報も、Fタームでちゃんとヒットします。
(IPDLの「特許分類検索」 で検索できます。)
ところで・・・
皆さんおなじみの IPC (国際特許分類)のスタートは
1970年(昭和45年) ですが、
1970年頃の公報、
「そういえば、じっくり見た事はないかも・・・」
「最近見なくなったけど・・・どうだっけ?」
という方が、多いかもしれないですね。
※私も 「最近見てない組」 です。
ということで、
古い公報は、こんな感じです。
IPCなんて 「A45C」 と書いてあるだけ。(驚)
で・・・・・・
IPCの横に、見慣れない記号がありますよね。
日本分類。
国際分類がなかった昔は、
「日本分類」が使われていました。
実は、最初の「信玄袋」な公報にも
番号の下に、
第百二十四類 九. 手提袋 の文字が。 (縦書き!?)
旧・日本分類の分類表、
私も、ネット上で少し探してみたのですが、
発見する事はできませんでした。(残念)
唯一、自分のハードディスクに、
こんなメモ書きが残っていただけ・・・ですね。
(階層構造?というか、雰囲気を感じていただけるかと。)
さて、日本分類、
中身がちょっと気になる、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
冊子体(紙)の分類表としては、
過去に
・ 発明及び実用新案の分類表
―昭和23年1月改正 昭和37年1月改訂 (1961年)
・ 国際特許分類〔IPC〕第3版と発明及び実用新案の分類
〔日本特許分類(JPC)〕との対照表 (1979年)
などが発行されており、
よーーーく探すと、古書なども出回っている模様です。
あと、各地の図書館、発明協会などでも、
所蔵している事がありますよ。
・・・・なーんて話を、長々としていたのは、
先日、
「古い公報が引例で挙がったのですが、
”日本分類時代" の公報でした。
これ、FIやFタームを確認する方法はありませんか?」
という、ご質問をいただいたからなのです。
たとえば・・・こんな公報が手元にあったとします。
公報番号は、 「実公昭40-035835」
・・・ この出願に付与された、
FIやFタームを知りたいんですよね?
うーん・・・。
・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
昭和39年出願、40年公告、ということで、
・ たぶん、パトリスには収録されていそうだけど・・・?
・ その他の商用データベースだと(昭和40年、と古すぎて)難しいかも。
・ IPDLで番号照会しても、分類情報は確認できない。
という感じですね。
もし、無料のデータソースで探すならば、
Ultra Patent (https://www.ultra-patent.jp/) は、
比較的古い特許のデータが揃っています。
さすがに、昭和40年公告は無理でしたが、
昭和45年の公告なら、この通り!
何かのお役に立つことがあれば。
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