Sora Sagano
こんにちは。酒井です。
「ファミリーつき特許リストの作り方」が、やっと確立できました・・・!
「ファミリー付・・・って、
その程度の事が
今まで できてなかったのかいっ!」
とツッコミを頂いてしまいそうですが・・・(汗
自分としては、割と自信作。
そのリスト、
パッと見はこんな感じです。
※以前見たことのある、Shareresearchの一覧表示画面を参考に作りました。Excel形式です。
・ファミリー単位に色を変えてあり
・公報番号は Espacenetにリンク
・出願番号は EP Registerにリンク
・収録国は、DOCDB全収録国まで可能。省くこともできる。
・「JP→US→WO」といった、表示順の入れ替えも可能。
つまり
・対応日本、対応英文公報の存在が一目でわかる。リンクから内容を見れる。
・リスト作成から時間が経っても、ワンクリックで
Espacenet (のINPADOCデータ)や、EP Registerで
状況変化を知ることができる。
というリスト、です。
サンプルデータ も作りました。(Googleドライブ)
3番目のシート「Family List」です。
※Googleドライブ/Excelの操作説明はご容赦くださいませ。
「作り方」にご興味のある方、いらっしゃるでしょうか・・・?
とても大まかですが、記事の続きに「メモ」を残しておきます。
(GPIの出力を見たことがない場合、「?」だらけになるかも、しれません。ご容赦ください。)
[メモ] ファミリーつき特許リスト の作り方 (商用DB+GPI)
■道具
・商用データベース (うちはJPNET。普段使っているもので可)
・GPI by EPO
・Excel
■手順
1)商用DBで検索する → CSV等でリスト出力。
請求項なども、必要ならこの時点で。
(GPIは請求項を出力できないので。)
2) 1)の出力から国コード+公報番号データを切り出す。
GPI形式に変換。
3) GPI側で番号検索
→ GPI by EPO
http://www.epo.org/searching-for-patents/technical/espacenet/gpi.html
4) GPIからリスト出力 (XLS形式)
5) 1)と4)のリスト照合。欠番が生じていないか確認。
欠番あれば 2-4) を繰り返し、欠番なくす。
1)由来の番号にフラグを立てておくとよい。
6) 5)のデータからファミリー情報を取り出す。(公報番号 or Simple Family No.)
7) 6)に基づいてGPI側で番号検索。(ファミリー分)
8) 5)と7)をマージ。
全体に国コードのデータを作る。
9) Simple Family No. > 1)由来データ > 国コード の順でソート。
10) Family No. と Unique No. を記入する。
11) 必要な項目があれば、適宜1)のリストから転記 (Vlookup)
完成★
手順メモは以上です。
2年ほど前から、リクエストがあれば作っていた この形式のリスト。
・商用データベース側 の方が、検索の機能が充実
・GPI側 は EPOへのリンクやファミリー情報が出力できる。
ということで、
両者のデータをマージできたらいいな、と思いついたのがキッカケでした。
なかなか手順を記録する時間がなかったのですが
年度末進行が落ち着いたこのタイミングで、
やっと「作成手順」をまとめることができた、という次第。
上記のメモ通りにデータ操作すると、
ご自身でも作れるリストではありますが・・・
もし、ご希望がありましたら、
・弊社で新規調査をお受けするケースでも
・既存のリストをお持ちで、変換を希望されるケースでも
ファミリーリスト、作成できるようになりました。
□収録国に関連する目次記事はこちら□
□「Excel/Googleドキュメント関連の小技集」に関連する目次記事はこちら□
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