こんにちは!サーチャーの酒井美里です。
この年末年始、WIPOのTwitter (@WIPO) で
という企画をしていました。
国際出願件数などみて、
科学技術の集積地トップ10 を選ぶ、というものです。
こちらの企画、元旦に偶然見かけたところ
関西地区(大阪・神戸・京都)が世界第6位とのことで、急に興味がわきまして。
Global hotspots with most scientific publishing and inventive activity: Osaka-Kobe-Kyoto ranks 6th. #patents #ScienceTechTop10 pic.twitter.com/RUtNrMmQZ9— WIPO (@WIPO) 2018年12月31日
研究機関の京都大学は「納得」のひとことですね!
最近ではIPS細胞の知財活動なども有名です。
そして、企業名では村田製作所が挙がっています。
これ、直観的に国際出願件数に基づいているのだと解釈したのですが
(WIPOが発表したトップ10なので。)
個人的には「関西でPCT出願が多い、といえば、パナソニックなのでは?」という
イメージを持っていました。(←あくまでもイメージ)
「本当はどうなの?」と、確認した結果がこちら。
関西地区では、やっぱりパナソニックがトップ!
シャープも体力回復を感じさせる2位。
WIPOのツイートにあった 村田製作所は3位でした。
ですので、あくまでも推測ですが、
WIPOが選んだ、独自基準があって、
たとえば・・・
「関西では全体的に機械系の出願が多い。
⇒ 機械系の代表的な企業、といえば村田製作所」
というようなピックアップをしているのかも? と思いました。
さて・・・遡ってランキングを確認します。
6位~10位です。
とのこと。
特許の国際出願件数に基づいているため、
研究都市、というよりは
人口が多く、大企業の本社が集中する地域が
ランク入りしやすいのかな?という感じがありますが・・・?
5位から1位はどうなのでしょう。
ここで一旦折り畳みます。 記事の続きにどうぞ^^
5位
Global hotspots with most scientific publishing and inventive activity: Beijing ranks 5th. #patents #ScienceTechTop10 pic.twitter.com/JdlW1B2oNw— WIPO (@WIPO) 2019年1月1日
中国の北京。出願人はBOE
4位
Global hotspots with most scientific publishing and inventive activity: San Jose–San Francisco ranks 4th. #patents #ScienceTechTop10 pic.twitter.com/NxAyPyDYvI— WIPO (@WIPO) 2019年1月2日
アメリカのサンノゼ。有名なシリコンバレーですね。
出願人はGoogle
3位
Global hotspots with most scientific publishing and inventive activity: Seoul ranks 3rd. #patents #ScienceTechTop10 pic.twitter.com/IYUwA131NV— WIPO (@WIPO) 2019年1月3日
韓国のソウル。
これも個人の感覚ですが・・・「わぁ!シリコンバレーより上!」という驚きが。
確かに特許公開数と国際出願数、いずれもシリコンバレーを上回っています。
出願人はLG電子が挙げられてます。
去年、曲がるスマホでも見かけたなー。
2位
Global hotspots with most scientific publishing and inventive activity: Shenzhen–Hong Kong ranks 2nd. #patents #ScienceTechTop10 pic.twitter.com/djOMjOJqcK— WIPO (@WIPO) 2019年1月4日
中国の「香港と深圳」
中国で最も勢いがあるのかな。何かと話題の地域ですよね。
そしてこちらも、関西と同様「あれ?HUAWEIは?」と思いました。
(記事最後の資料もご参照ください)
そして1位は
Global hotspots with most scientific publishing and inventive activity: Tokyo-Yokohama ranks 1st. #patents #ScienceTechTop10 pic.twitter.com/WBax7bPWp7— WIPO (@WIPO) 2019年1月5日
東京と横浜!
本当に!?
ソウルより深圳より上なの?
ちょっと、驚いてしまいました。
※国際出願の件数に基づいているようです。
ちなみに、WIPOのWebサイト「統計情報」のページですと。
PCT国別出願件数は、米国・中国・日本 の順で
出願人TOP10では、やはりHUAWEIがトップになるそう。
下記はTOP10を国別にまとめたもの、です。
PCT出願件数では、やはり中国、米国が上回っているのですが、
「地域別」では、東京がトップ。
企業の密集度を表しているのだろうな、と感じました。
それでは!
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