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2014/12/22
お気付きでしたか?再公表特許の休止。
【 再公表特許 】って、
今年(2014年)の夏頃から発行が止まっていたみたいです。
迂闊ながら・・・私自身、教えて頂いて初めて知りました。(^^;
たとえば、IPDLの「公報テキスト検索」。
「検索可能範囲」を見ると、
確かに 特許再公表 は2014.7.31までの収録です。
※上記「検索可能範囲」のページは、直接リンクが貼れないようです。
公報テキスト検索から→右下の「検索可能範囲」で確認できます。
公報の発行が止まるって・・・そんな事あっていいのか!?
と、びっくりした方、いらっしゃるでしょうか?
今「公報の発行」と書きましたが、
【 再公表特許 】って、公報ではないんですよね。
そう。あれは限りなく公報に似ているけど、公報じゃないのです。
再公表特許というのは、
日本語でされた国際公開について、
技術情報を提供する「行政サービス」で、
法律上の「公報」ではない、と位置づけられています。
[参考]
[特許] 公開特許公報、公表特許公報及び再公表特許の違いは何か。(特許庁)
http://www.jpo.go.jp/torikumi/kouhou/kouhou2/koho_faq.htm#anchor2-1
サービスだから、止まる事は・・・あるかもしれません。
っていうか、
現に停止しておりまして、
停止している理由は、
現時点では、ちょっとわからないのですが、、、(汗)
このような状況に気が付いた時は、
「今、使っているデータベースは、どうなんだろう?」と
改めて確認する機会、にもなりますね。
商用データベースをお使いの方も、
ログインの際など「収録情報」に目を留めてみてはいかがでしょうか。
私が使っている製品では、
収録情報、こんな風に表示されます。
皆さんが使われているシステムも、
それぞれ、表示は異なるかと思いますが、
おそらく「2012/164816」という番号が入っているのではないでしょうか?
それが2014.7.31発行分です。
さて・・・
ここからは、データベース製品毎に異なるところ。
私の使っている製品ですと、
上記の収録範囲表、一番下に「先行再公表(SP)」という種別があります。
これは提供元さんが独自に付けた名称?でして、
中身としては 「日本語の国際公開公報」 が入っているのです。
再公表の発行が休止していても、
日本語国際公開が、
ごく最近のものまで収録されているので、
(今日時点で、2014.11.13発行分迄)
日本語国際公開、ちゃんとキャッチできております。
お陰様で、検索していて安心ですし、
私自身、再公表が出ていなくても別段気にならなくて・・・
はい、それで何ヶ月も気付いてなかったのです。(ぽりぽり)
お使いのデータベースによっては、
・ 別の名称(先行再公表とか)をつけ、日本特許DBに統合している、とか
・ 日本語国際公開、という名前そのままに、日本特許と同時検索できる
・ 日本語国際公開は、外国特許のDBで検索する
・ 収録範囲に入っていない
・・・いろいろな状況が考えられるかと。
今週は「金曜日が仕事納め」な方も多いでしょうか。
大掃除みたいな気分で、
データベースの収録情報、見直されてみるのも良いかもしれませんね。
Today's photo |Suvarnabhumi International Airport by yeo inwoo on 500px
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特許調査入門―サーチャーが教えるIPDLガイド
4 件のコメント:
全く知りませんでした(笑)
弊社で使用しているDBをチェックしてみます。
私も先週くらいに知ったクチです(笑)
仲間です~!
次にDB使われる時にでも、
ぜひチェックしてみてくださいませ。
こんにちは、いつも興味深く拝見させて頂いております。
本件、特許庁に確認したところ、「公報ではないから不定期発行です」との予想通りの回答でした。
不定期にしても何かタイミングみたいなものは無いのか聞いたところ、
「DVDで発行していてデータの容量に空きが出た時に入れてます」との回答。
何か腑に落ちませんが取り敢えず参考までに。
おはようございます。
特許庁に確認して下さったのですね!ありがとうございます。
>「DVDで発行していてデータの容量に空きが出た時に入れてます」
再公表って「サービス」だと言いますが、なるほど、そういう形態でサービス提供していたのですねぇ。
平成27年春に、全公報がインターネット発行に移行するそうなので、
http://www.jpo.go.jp/torikumi/kouhou/kouhou2/inet_oshirase.htm
もしかして「記憶容量、実質無制限」みたいになり、
また安定発行されるようになるのかも!?と、勝手に期待しております。
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